あらすじ未道未先の娘を自称する宇喜多キザミ。その疑似親子の出会いが、613を「到達点」へと昇華させる…。一方ミサキ包囲同盟には密かに茶々も加わり、それぞれの想いを帰結させていく……。そして「ゴトちゃんの遺体が見つかった」――そのミサキに告げられる1つの残酷な事実が、ミサキのプロテクトを解除し、613の真相の蓋を開く!サイコ&マッドネスコミック、第12巻!ついに613解明へのカウントダウンが始まる?
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。