あらすじついに、「613」の謎が解かれる――!ミサキは未道と対面し、そのすべてを伝えられる。そして彼の起こした「到達点」と呼ばれる凶行の衝撃に、世界は新たな混迷と新生を迎える……!!崩壊するミサキ包囲同盟、ベヘりんの失踪、身に迫る危険……。狂気はスピードを上げ、新たなステージへ。サイコ&マッドネスコミック、連載時からリメイクされた真・613解明編を加えた、運命の第13巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。