あらすじ狂気の世界を思うままに歩んでいた降羽奈夢。完璧に見えた彼女の計画には思わぬ歪(ひず)みが生じ、それが結果としてミサキに「ありえない武器」を手にさせる…。ミサキがその武器を向けることを決意した相手は?さらに、そんなミサキの目の前に現れた奇妙な後輩、宇喜多キザミは告げる。「私は未道未先の娘デス」――。サイコ&マッドネスコミック、第11巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。