あらすじ613以降、あまりにもつらい出来事が多すぎたミサキは記憶すら維持できなくなり始めていた。そんな彼女の下駄箱に届いた一通の手紙――。そのメッセージの真意に揺らぐミサキは、自分自身を信じられなくなっていく……。黒い思考に落ちて行く彼女を見守る悪魔・べへりんの真意とは!?次第に真実の全貌が明らかに……?サイコ&マッドネスコミック、第5巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。