あらすじ『親に報いれぬ者には 針の地獄』という言葉と共にターゲットを葬る一人の男、ニードル。その誕生には、悲しみが満ちていた……。一方、狂人として知られるセブンスは、「7」を愚弄する者を排除していたが、奇異な偶然からニードルと出逢ってしまい――。ミサキのみならず世界すべてが制御不能な限界点を突破してゆく…!サイコ&マッドネスコミック、最新第9巻!!
読む方も頭のネジを外さなきゃ行けないのかもしれない。 ホラーというのは想像もつかない、突拍子もないものだけど、斜め後ろからやってくるのが続くと、こちらのネジも緩んでくる気がしてくる。 わけがわからない行動をとり始めた街の人。 おばさんは壁に向かって話し始め、爽やかな警官は発砲のマネをしてウヒャウヒャしている。 いつからなのか、ずっと前からなのか。 いっそ、自分もおかしくなっていればよかったのに、自分はおかしくならず、おかしいと気づいてしまった。 そんな子が主人公。 わけわからない行動をとる街の人達を延々と綴る話かと思いきや、ちゃんとストーリーも進んでいて、ちゃんと完結している。 ネジの外れた日常系ではないらしい。 たまには非日常を求めたい方に。