あらすじその昔、天才演出家・尾崎一蓮から魂の表現者と言われた月影千草。舞台に懸ける尾崎と月影の幸せを奪ったのは若き日の速水真澄の義父・英介だった。亡き尾崎を慕い続ける月影は、尾崎の魂を受け継ぐ女優を育てることを生き甲斐にしてきた。そして、月影の前で「紅天女」を演じるマヤと亜弓だが、マヤの演技に圧倒され、マヤに負けたと実感し、東京に帰ることに…。
お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。