修復師であるエリザベスは、ある荒れ果てた古城をリフォームすることに。金銭的な価値や階級意識を嫌う彼女だったが、古城の主人、アンソニーには他の貴族とは異なる雰囲気を感じていた。働く女性としてプライドもある彼女とアンソニーは、反発しあいながらもやがてお互いを理解していき…。
城を追われた前王の娘セレナは人里離れて暮らしている。一方、半農民として生活している騎士のカルロ。彼のもとに、セレナを守って欲しいという一通の手紙と剣が届く… (この作品は雑誌「ハーモニィRomance 2019年3月号」に収録されています。重複購入にご注意ください。)
パトリシアは叔母の大切にしていた庭を守るため、財産の絵画をオークションに出すことに。落札したのは、眠れる美術品を探し出す名手、ハリソン。彼はまた彼女自身にも眠れる美を見出し、美しさを引き出していく。ハリソンにどんどん惹かれていくパトリシア。だが彼は、自分を女として見てくれなくて…。
スコットランドでその名を轟かせる若き騎士・グレディス。恋に疎い彼が秘密裏に命じられた務めは、若く美しい姫君を幽閉先まで送り届けることだった…!宿命を背負ったがゆえに一生を塔の中で過ごす姫君と、家族を失い、武道に生きる騎士。許されないことと知りながら2人の距離は縮まっていく…。宿命を背負った三姉妹と騎士たちのロマンス<マリアの聖杯>シリーズ、始まりの物語!