終末期病棟で働く看護師と死を待つ患者たち、それぞれの“死のドラマ”
【掲載誌】 ビッグコミックスピリッツ2018年第4・5合併号(2017年12月25日発売)よりシリーズ連載開始 【代表作】 『透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記』 『毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で』 【公式ページなど】 ビッグコミックBROS.NET https://bigcomicbros.net/comic/owakarehospital/ Twitter https://twitter.com/xoxookita
読んでいて、似たような病棟で働く親族が昔「姥捨て山」と例えていたのを思い出した。
「お別れホスピタル」は幸せな最後が多いので、創作が混じっているんだなとわかりやすい。
でもわそうでもなければ、創作よりひどい現実はコメディにすら見えないのかもしれない。
ヘルパーさんが患者さんに怯えながら介助しているワンシーンですら、とても切実で辛かった。
聞いた話で思い出したのは、コロナが出てくる前は「ノロ」が一番恐ろしい病気だったそうだ。
発生したら病棟中をすべて消毒した話も聞いたが、漫画を見るに、文字どおりすべて消毒したんだろう。
医療従事者の方々には頭が下がる。
みんな年を取ればいずれ認知症にかかって、体が思うように動かなくなって、となるのだから、終末期病棟についてちょっと知っていても損はないかもしれない。
我々のころに、このようなかたちの終末期病棟が残っているかはわからないけど。