あらすじドラマ化決定! 「最期」を描く医療ドラマ。終末期病棟に通う、理容師夫婦。弄便を繰り返す、認知症患者。50歳過ぎの、新米看護師。コロナ後遺症に苦しむ、元看護師。様々な人々が行き交う終末期病棟。今日もまた、喜びと悲しみが交錯する―― 沖田×華の問題作、第11集
読んでいて、似たような病棟で働く親族が昔「姥捨て山」と例えていたのを思い出した。 「お別れホスピタル」は幸せな最後が多いので、創作が混じっているんだなとわかりやすい。 でもわそうでもなければ、創作よりひどい現実はコメディにすら見えないのかもしれない。 ヘルパーさんが患者さんに怯えながら介助しているワンシーンですら、とても切実で辛かった。 聞いた話で思い出したのは、コロナが出てくる前は「ノロ」が一番恐ろしい病気だったそうだ。 発生したら病棟中をすべて消毒した話も聞いたが、漫画を見るに、文字どおりすべて消毒したんだろう。 医療従事者の方々には頭が下がる。 みんな年を取ればいずれ認知症にかかって、体が思うように動かなくなって、となるのだから、終末期病棟についてちょっと知っていても損はないかもしれない。 我々のころに、このようなかたちの終末期病棟が残っているかはわからないけど。