あらすじ大反響“黒い看護師編”クライマックス! 累計65万部(紙+電子)突破! “殺人看護師”九条が終末期病棟(ターミナル)の患者を“救う”現場に出くわした辺見。辺見と九条の対峙、そして明らかになる九条の過去… 九条は何を願い、何を求めていたのか。大反響! “黒い看護師編”完結!! 沖田×華の衝撃作、絶望と再生の第8集!
読んでいて、似たような病棟で働く親族が昔「姥捨て山」と例えていたのを思い出した。 「お別れホスピタル」は幸せな最後が多いので、創作が混じっているんだなとわかりやすい。 でもわそうでもなければ、創作よりひどい現実はコメディにすら見えないのかもしれない。 ヘルパーさんが患者さんに怯えながら介助しているワンシーンですら、とても切実で辛かった。 聞いた話で思い出したのは、コロナが出てくる前は「ノロ」が一番恐ろしい病気だったそうだ。 発生したら病棟中をすべて消毒した話も聞いたが、漫画を見るに、文字どおりすべて消毒したんだろう。 医療従事者の方々には頭が下がる。 みんな年を取ればいずれ認知症にかかって、体が思うように動かなくなって、となるのだから、終末期病棟についてちょっと知っていても損はないかもしれない。 我々のころに、このようなかたちの終末期病棟が残っているかはわからないけど。