あらすじSNSで大反響!終末期病棟コミック最新刊 累計50万部(紙+電子)突破! 新たに終末期病棟(ターミナル)に加わった看護師・九条。とても優秀で仕事がデキる彼女だが、そこには裏の顔があった… 果たして九条の狙いとは何なのか…? そして雑誌掲載時に話題となった佐古ヒトミさん(第2集収録)の1年録。主人公・辺見を通して、“死”から“生”を描く問題作…! 待望の第6集、登場。
読んでいて、似たような病棟で働く親族が昔「姥捨て山」と例えていたのを思い出した。 「お別れホスピタル」は幸せな最後が多いので、創作が混じっているんだなとわかりやすい。 でもわそうでもなければ、創作よりひどい現実はコメディにすら見えないのかもしれない。 ヘルパーさんが患者さんに怯えながら介助しているワンシーンですら、とても切実で辛かった。 聞いた話で思い出したのは、コロナが出てくる前は「ノロ」が一番恐ろしい病気だったそうだ。 発生したら病棟中をすべて消毒した話も聞いたが、漫画を見るに、文字どおりすべて消毒したんだろう。 医療従事者の方々には頭が下がる。 みんな年を取ればいずれ認知症にかかって、体が思うように動かなくなって、となるのだから、終末期病棟についてちょっと知っていても損はないかもしれない。 我々のころに、このようなかたちの終末期病棟が残っているかはわからないけど。