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『お金ためます!』の電子書籍発売がきっかけで忠津陽子先生のファンになり、他にも読んでみようと思って手を出したのがこの『ハロー!王子さま』。『お金ためます!』同様、忠津先生の可愛らしいイラストとイマドキなロゴデザインが噛み合った表紙がすごく素敵……!
▼新表紙
読んでてびっくりしたのが、コマ割りがメッッチャクチャ現代的だということ……!
コマがレイヤー状に前面と背面に重なったり、枠が消えたり、キャラがコマをぶち抜いたり。完全に現代と同じコマ割りで、しかもとんでもなく読みやすい。
▼『ハロー!王子さま』2巻
なのに絵柄は瞳に星が散っている古典的な美しい絵柄で、一周回って最高にモダンな印象を受けました。
『邦キチ! 映子さん』の服部昇大先生や『イヤキミ』の鬼山瑞樹先生みたいに、若い作家があえて懐かしい画風で描いていると言われても信じるレベル。
(※ここまで書いて自分の前回のクチコミ見直したら全く同じこと書いてて笑った)
『お金ためます!』を読んだ時は、絵やキャラクターが素敵だとは思ってもコマ割りが今っぽいとは全然感じなかったし、クチコミに添付した本編画像を見てもやはり『四角形を並べた』という感じのコマ割りだった。
国会図書館サーチで調べてみたら『お金ためます!』が1972年、『ハロー!王子さま』が1975年出版で衝撃。たった3年で作画がこれだけの進化を遂げたって凄まじい。
一体漫画界と忠津先生に何があったんだ……? 気になる。
2巻に一緒に収録されている読切『おはようMr. ベイビー』もすごく良かった。
子供番組「ベイビーと遊ぼう」の体操のお兄さん「Mr.ベイビー(本名デイビー)」とメロドラマの悪女役エバという、世の中のイメージに振り回されてる2人を描くラブコメ。デイビーが開き直って切れ散らかすところがすごくよかった。(ちょっとルナティック雑技団のルイ先輩ぽい)
まだ3作しか読んでないけどますます忠津先生のファンになりました。他の読むの楽しみ〜〜!
ある日、明るくおてんばな少女・美也は、セルリアン王国の皇太子・ハロルドと偶然知り合い、訳も話さず美也の左手の薬指に指輪をはめると去ってしまう。不思議なことに何をしても外れない指輪が原因で、ひょんなことから異国のお家騒動に巻き込まれてしまい…。ジェットコースターに乗っているかのようなスピード感で次々と展開していく物語と少女マンガの王道をゆく今も色褪せない華やかな画面にシビれてしまうこと間違いなしです!
ある日、明るくおてんばな少女・美也は、セルリアン王国の皇太子・ハロルドと偶然知り合い、訳も話さず美也の左手の薬指に指輪をはめると去ってしまう。不思議なことに何をしても外れない指輪が原因で、ひょんなことから異国のお家騒動に巻き込まれてしまい…。ジェットコースターに乗っているかのようなスピード感で次々と展開していく物語と少女マンガの王道をゆく今も色褪せない華やかな画面にシビれてしまうこと間違いなしです!