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人から借りた漫画のなかにこれが入っていて何の気なしに読んでみたのですが、1巻を読んだ日は夢に火星人が出てきて熱線で襲われたくらい強烈な作品だった。

人間とは似ても似つかない姿の火星人たちは円筒(シリンダー)と呼ばれる巨大な弾丸のようなもので地球へとやってくる。
三脚台(トライポッド)という自立型兵器で移動し、触れた部分だけ綺麗に消滅する恐ろしい熱線で街と人間を破壊する。天文学者によると円筒は次々に火星から発射されているらしく、その言葉どおり第2、第3…と円筒が何個も降り注ぐ。

火星人そのものというより、これほど恐ろしい存在に1901年の科学力で立ち向かわなくてはならないという事実に途方も無い絶望を味合わされる。
馬車とライフルと大砲しかないとか無理すぎる…。

この圧倒的な武力を前に、無力な人間が為す術なく一方的にすり潰される絶望が妙に心地いい。
宇宙戦争」というタイトルですが、実際にはまったく歯が立ってないので戦争ではなく蹂躙と言うほうがふさわしい。

原作を知らないのでどんな結末を迎えるのか全く想像がつかないので楽しみです。

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