時代を超え、男が“今”を生きる…!!絶対的存在だった兄貴を亡くし、生きる希望を失った…。嵐児は復讐を誓い、仇である黒咲の元へ一人乗り込んでいくが事故に遭って――。目覚めると目の前にあったのは!?一度は死を覚悟した男が、時空を越えて大暴れ!!
死に様こそ生き様…! 松永久秀、足利義輝、杉谷善住坊、鳥居強右衛門、織田信孝、夏目吉信… 戦国の梟雄から名もなき烈士まで、それぞれの命を激しく燃やしたその《シニザマ》を完全描破!! 乱世に生きる者達の散り華を、圧巻の筆致で再現した戦国壮絶死列伝!!
時は戦国・1582!! 本能寺で絶体絶命の窮地に追い込まれた織田信長は稲妻と共に現代日本へ。そして始めたのはなぜか「教師」。覇王の圧倒的スケールで行われる、常識外の授業とは!? 「ムダヅモ無き改革」の大和田秀樹が放つ天下人教育破壊コメディ、ここに開幕!
誠の旗印のもとで、幕末を駆け抜けた「新選組」!だが規律、武士道を尊ぶ傍ら、数多の内部粛清を行った闇も確かに存在した――。監察方の山崎丞と林信太郎の二人が、誠に背く士道不覚悟の隊士を粛清する!人間の深淵に触れる、業深き「闇」時代劇!!
貧困にあえいだ江戸時代の侍たち! 下級武士の年収は114万5千円!!! 50俵3人扶持の飛田家の次男にして二刀時中流の堀井道場・師範代である飛田蔵之丞。今はまだ何者でもない蔵之丞は、大藩へと仕官し、大金を掴むという夢を抱く!! 武士の懐事情からキビしかった暮らしの実態に迫る! 剣と銭で成り上がれ! 大江戸リアル時代劇堂々開幕!! リアルを知れば“江戸”がもっと身近で面白くなる!
昭和20年、上野──。終戦直後の焼け跡で、全てを失った者達の魂が爆ぜる。自分以外の家族を失った戦争孤児・兼吉は、絶望の中でもがき続ける。だが謎の青年・金井田との出会いが、少年の心を解きほぐし…? 「ALL OUT!!」「ここは今から倫理です」で、今最も注目を集める気鋭の作家・雨瀬シオリの最新作、満を持して登場!!
女郎屋の主は俗に、人が持つべき“八つの徳”が無い「忘八(ぼうはち)」と呼ばれた。江戸中期、吉原遊郭に並ぶ程に栄えた色街・深川岡場所に、誰もが見惚れる美貌を持つ、女郎屋の女将がいた。八徳に加え、人の心をも持たぬからと、“忘九”と名乗るその女が、女郎屋『忘九屋』を営む裏の顔は──。肉欲の街に蔓延る悪党外道を、“夜伽”にかけ、悪精を吸い出し、極楽地獄へ誘う、妖艶なる始末人!! 強欲の極悪人を喰らい尽くす!! 大江戸色街、妖美なる女傑懲悪譚!!
昭和30年代、東京――。今と変わらず都心を回っていた山手線。鮮やかなうぐいす色に塗られた、都民移動の大動脈。その駅の一つ一つに、名も無き人々のささやかなドラマが詰まっている…。 電車漫画の名手・池田邦彦が満を持して贈る「山手線の物語」。全29駅、全29話。
江戸中期。絶対身分差の時代に、圧倒的権勢を誇った一人の商人がいた。男の名は越後屋善兵衛――。その多大なる財力で大名にすら取り込んだ男。だがその正体は、武士をも飲み込む圧倒的な“ワル”。悪を越える悪・越後屋の飽くなき野望が燃え上がる。圧巻の成り上がり悪漢記、ここに開幕。
天下統一を成し遂げた豊臣秀吉!そんな秀吉が本当に極めたのは、エロの道!?英雄色を好むを地で行った、知られざる寝取りLIFEとは!!これを読めば不倫の極意が分かるハズ!?「戦国えっち」の荒木俊明が贈る、清き背徳ギャグエロス開幕!!
武田信玄が創設した、くの一集団・歩き巫女。巫女に扮して情報収集、撹乱を行い、「房中術」を駆使して男たちを翻弄する。1582年、織田信長によって主である武田家を滅ぼされた九尾たち歩き巫女は、仇敵・信長を討つべく、その美しき肢体を武器に戦いを始める!! 衝撃の超妖艶時代劇!!
滝沢馬琴の有名な作品を、堂々のコミックス化! 運命に翻弄される若武者、犬塚信乃を待ち受けるものとは――!? 壮大な物語が幕を開ける!! 宝刀・村雨丸をめぐる陰謀によって、信乃の父は切腹させられてしまう!
別冊漫画ゴラクに連載されていた、漫画ゴラクらしくない残酷劇画『夜見の国から~残虐村綺譚~』。この物語のモデルは言うまでもなく、太平洋戦争中に岡山県の山間部の集落で起こった「津山事件」である。約2時間半で33人を殺した都井睦雄こそが本作の主人公・都居睦男であるということは、その名前を見ても明らかだ。この漫画、前半はネチネチとした集落の因習、ただれた人間関係をこれでもかとばかりに丁寧に描く。その間の村の者の睦男に対するイジメが最悪。心まで蝕まれていく睦男。いや、もしかしたら始めから心は…。まるで殺戮の舞台装置を作るかのように緻密に、執拗に動機を構築し、そして終盤からの殺戮が始まる。百数十頁にも及ぶ大殺戮シーンは容赦がない。血も涙もない…いや、血と脳漿と怒りが炸裂するラストに、読む者は度肝を抜かれるだろう。
各地を行脚し、情報収集・諜報活動を行い、時にはその身一つで屈強な男たちを籠絡する、くノ一集団・歩き巫女。その頭領にして最強の存在・望月千代女が諸国漫遊し時の英雄たちと対峙する。歴史的事件の裏で妖艶に暗躍する「歩き巫女九尾」シリーズ、待望のスピンオフ登場。
西暦2205年。歴史改変を目論む敵によって過去への攻撃が始まった!歴史を守る使命を与えられた“審神者”は最強の付喪神“刀剣男士”と共に過去へ飛ぶ!!戦いに明け暮れる刀剣男士たちにとって帰還後の日本号が振る舞う「酒」と「つまみ」は格別で!!刀剣男士が織りなす、和気あいあいなグルメな日常!!「刀剣乱舞」公式スピンオフ劇画、開戦!!
信濃川と阿賀野川の二大河川の間に開けた新潟県新潟市はかつて、市内にいくつもの堀が張り巡らされた水の都だった。堀に沿って植えられた幾千本もの柳の木が作り出す景観の美しさから、“柳都”と呼ばれたこの街最大の繁華街“古町”(ふるまち)は、京都の祇園、東京の新橋と並び称された花柳の街であった――太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
ゴッホも認めた江戸の浮世絵師・渓斎英泉が現代に──!? その使命は、なんと春画による少子化解決!! 艶色あふれる筆でエロスの波を巻き起こせ! 世界が今、天才絵師の描く「まぐわい」に発情する…!! 驚天動地のタイムスリップ・好色コメディ♪
主君・将軍殺し、大仏焼き討ち、数多の伝説を残した乱世の梟雄、松永弾正久秀(まつながだんじょうひさひで)。そんな悪逆非道な男が、真に極めたのはエロの道!? 破天荒すぎるHOW TO SEX! 現代人も驚愕の性指南コメディをご覧あれ!!
【世界に誇る勃起力(じつりょく)を見よ!】鷹ヶ峯一等陸尉はレンジャー徽章を有するエリート隊員である! だがしかし! その漢の“股間の大砲”は余りに巨大! 足が三本あるように見えることから「三本足の鷹」、すなわち「ミタカ」という残念過ぎる異名を持っているのだ!! そんなミタカは陸自東部方面総監から特命を受け、「ワケアリWAC(女性自衛官)」の教官任務に付く…!! これは訓練ではない―――実戦の物語である!!!!! 専守防衛エロス、進軍開始!! いざセーシを懸けた戦場へ!!『シェイファー・ハウンド』の「かたやままこと」、会心の最新作!!!
花火が上がると同時に聞こえる“たーまやー”の掛け声。その起源が此処に在り!!! 一瞬に一生を懸ける男の生き様!! 江戸の二大花火師の一人、玉屋・壱兵衛。己の瞼に焼き付いた“紅い華”を追い求める―――!! その行く手に立ちはだかる鍵屋・弥兵衛…。散る潔さこそ究極の美、咲き誇るは至高の美!!! 大江戸花火師物語、開幕―――ッ!!!
鬼才・歌川国芳――その若き日々を描く大反響の浮世絵巻、待望の単行本化! 貧しい絵師・国芳と富裕な商人・佐吉。二人の出会いが浮世絵の歴史を変えていく…!!『ひらひら』(文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作)で注目を集める岡田屋鉄蔵が名を改め贈る、華麗なる本格時代劇!
25年ぶりの優勝を、遂に遂に成し遂げた広島カープ。そんなカープを応援し続けている熱烈なカープファンに贈る、濃いにも程があるファンコミック第2弾が満を持して発売!! カープファンの気持ちを鮮やかに描く、オールファン目線のカープ応援コミック!! ファンなら分かる、あるあるネタから知られざるカープ選手のエピソード、そしてレジェンド選手の懐かしエピソードまで網羅。これを読めばカープの全てが分かるといっても過言はないかもしれません!!
時代劇画の大家・ケン月影が描く、知られざる江戸の性事情。江戸時代、日本の性事は大きく開花した。大いなる創意工夫で、江戸の人々は男も女も、性生活を楽しんでいた。華の吉原から江戸にもあったアダルトショップ四ツ目屋まで、様々な性事を艶めかしい筆致で描く、読んで学べるコミックス発売!! 永井義男による、お江戸性事コラムも特別収録!!
「あでやかな上臈(じょうろう)が黒髪を乱しながら悶え苦しんでいるのでございます――」時は平安時代。天才絵師と謳われる良秀は、大殿様から「地獄変の屏風」を描くよう命じられる。実際に見たものしか描けないという彼は、地獄絵を完成させるため、業火に焼かれ悶え苦しむ女を見たいと訴えるが…!? 芸術に対する究極のエゴイズムを描いた『地獄変』と、人間社会を痛烈に風刺、批判した『河童』。芥川の心情を色濃く反映した傑作2編を漫画化!!
この漫画、まず読んでいて非常に振り回される。先が読めない物語進行でありながら、短期的ゴールや障害が次々と現れる。そして倫理観の欠如を蛮勇と脊髄反射的情動で補填した主人公の嵐児はそれらを痛快に乗り越えていく。 その展開の体感速度も尋常ではない。読者が劇中で起こっている事態を飲み込みきる前に嵐児と物語は先へ進んでいく。あまりの超展開に思考が停止しそうになってもおかまいなしである。 しかも「ようやく飲み込めてきた。一息つけそうだな」と思ったあたりで読者を強烈に振り回してくる。つまりこの漫画で読者に心休まる時はない。恐らく作者はこの点に関してだけ注意を払っている。 そのうえで漫画から拒絶されるような置いてけぼりは喰らわないのがこの漫画の妙味である。 むしろこの漫画は、その無駄に迫力ある絵と直球165km/hどストレート頭部死球的人物描写の魅力で読者をガッチリとホールドし、落伍者を生み出さない心地よくも恐るべき魅力で満ち溢れている。(脱落する人は、この漫画に愛想を尽かして自発的に逃げ出すか、読んでて体力が持たないかのどちらかだろう) こんな漫画と出会った時、人はどうなるのか。笑うしかない。 細かいことはどうでもいいから、ただ読んで感じた面白さをストレートに笑いに変換するしかなくなる。 絶叫マシンに乗り込んでその速度とGから強制的に脳内麻薬を分泌され、展開に身を任せつつも冷静になるのを惜しむように自ずから楽しむような感覚が近い。読後感もジェットコースターと同じだ。 こんな感覚、他の漫画では到底味わえない。少しでも興味をお持ちなら是非読んで欲しい漫画だ。