らいちひかりくらぶ
あらすじ
驚愕!戦慄!興奮!工場の煙に覆われた蛍光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年たちの秘密基地。その場所で、ある崇高なる目的のために作られた「機械(マシン)」が目を覚ました。鳴り響く笛の音、狂気をはらんだ叫び声…。熱狂する彼らの目的は!?「機械(マシン)」の正体とは―!?80年代、伝説の劇団「東京グランギニョル」の舞台を、鬼才古屋兎丸がマンガ化した衝撃作、ついに単行本化!
はこぶね
あらすじ
止まない雨、終わる世界。あまりにも静かに、世界の週末は始まった――。「滅び」は未来を思い描くことのできぬ者の上にやってくる。『クイック・ジャパン』に連載された異色の問題作を大幅加筆・再構成し新エピソードも加え単行本化。一艘の方舟が紡ぎ出す、甘く美しく静かで透き通った終末世界。
うつぼら
あらすじ
中村明日美子初のサイコ・サスペンス、戦慄の第1巻!謎の死を遂げた美少女「藤乃朱」。入れ替わるように、「朱」の双子の妹と名乗る少女「桜」が、作家・溝呂木の前に現れるも、彼女の正体は一切不明。二人の点をつなぐ作家・溝呂木は、盗作に手を染め深い闇に追い詰められていく。そして事件の謎を追う編集者と刑事たち。彼らの間を蠢く謎は深まるばかり――。顔のない死体とひとつの小説をめぐる、謎の物語。★描きおろしイラストストーリー収録
はるかぜのすねぐらちか
あらすじ
車椅子の少女と物言わぬ従者。互いの他に、信じるものなどない二人。◆極寒のロシアを舞台に沙村広明が描く、戦慄の歴史ロマン。◆1933年、ソビエト連邦カレリア自治共和国。とある別荘(ダーチャ)の管理人であるイリヤ・エヴゲーニヴィチ・ブイコフは、車椅子の少女・ビエールカと物言わぬ従者・シシェノークに出会い、奇妙な賭を申し込まれる。なぜ彼らはこの地を訪れたのか、どこからやってきたのか。そして互いだけを頼りに生きる二人が背負う、密かな宿命とは――。とある名家にまつわる、喪失と奪還の物語。
にじがはらほろぐらふ
あらすじ
「強い意志を持ちな。もっともっと強い意志を」――「虹ヶ原」という土地を舞台に、小学校の同級生たちの過去と今が交差する――。子どもたちのうわさ、トンネルの中の怪物、家族の秘密、蝶の異常発生……あらゆる糸が絡み合い織り成す、新世紀黙示録。浅野いにお初の長編連載作品。卑怯者の君へ、怠け者の君へ、嘘つきの君へ、臆病者の君へ―――。
おばけのおやつ
あらすじ
噴火した火山のふもと村に残された、たった1匹の犬の魂の彷徨を描く44P異色感動巨編「Beautiful」。コンパからはぐれた青年たちが一晩じゅう都内ミステリースポットを徘徊すハメになる「東京トワイライトゾーン」。猿の観光名所にて、猿、幽霊、人間3つどもえのハイパーバトルが開始される「やめろ!サルをいじめるな!」。転校生は妖怪だった…!!夜の学校で校長一族の秘密が明かされる「一体何故!校長が私を襲う!!」。……などなど、描き下ろし最新作を多数収録!!
まよなかのぱらのいあすたー
あらすじ
『惡の華』の押見修造、幻のデビュー作!自らの危険な超能力をひた隠して生きてきた中年コンビニ店員が、かわいいバイト女子とレジに入った時、あの力が動いた…。本作品はここでしか読めません!「技術も経験も何も無いけど、初期衝動は1000パーセントです。ある意味今よりヤバイかも?」ーー押見修造描きおろし最新カラー表紙付き!本作は2002年太田出版刊「コミック焦燥」収録作を電子書籍化したものです。(28頁)
ぼくらのひかりくらぶ
あらすじ
☆傑作『ライチ光クラブ』前日譚!少年たちの秘められた過去が、いま明かされる――。☆工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年たちの秘密基地。無邪気な遊び場が、残虐な物語の舞台へと変貌したのは何故なのか――。☆特別ふろく『ライチ☆4コマ劇場』付き!
このせかいにはゆうきにんぎょうがいる
あらすじ
伝説の奇才・蜈蚣Melibe(むかでめりべ)が長き沈黙を破る、異形のエロティック・メルヘン。ヒトを遺伝子改造して創られた人工生物=“有機人形(オルガドール)”が存在する未来、慰安用から軍事用まであらゆる日常で利用された彼らが奏でる異端の叙事詩。これは21世紀の『家畜人ヤプー』か、はたまた『ブレードランナー』か…?押見修造も激賞!V「蜈蚣Melibe漫画は、思春期の抑圧された僕を解放してくれた。全部やっちゃってもいいんだよ、と。それはとても優しい救いだった。再びこの世界に浸れることが幸せです」*WEBマガジン「ぽこぽこ」で連載された話題作!
みやけらんじょうさくひんしゅうゆーれいまど
あらすじ
触るな危険!!!ホラーからお馬鹿ギャグ、ヒューマン!?まで。異才・三宅乱丈の真骨頂が味わえる、貴重な蔵出し作品集!衝撃のラストに震える表題作『ユーレイ窓』の他、『47C6』『ゴンベさん』『逃げろ』『謀反「ラーメン説」』『ミント刑事』『手をつなごう』を収録。
ひみつ
あらすじ
純愛か、変態か?『裸のふたり』の鬼才カイトモアキ、衝撃のレア短編!本作は2002年太田出版刊「コミック焦燥」収録作を電子書籍化したものです。(35頁)
みみくり
あらすじ
私たちみんな、ここにいるよ。突然変異的異才が産み落とした、新食感ダーク・ファンタジー。少女たちは、食べる。叫ぶ。そして抱き合う。やっと、誰にも邪魔されずに。もうすぐ、みんなのところに行ける――。太田出版WEBマガジン「ぽこぽこ」連載時から話題を呼んだ新鋭、衝撃のデビュー作。エロティックで、少しグルメな未確認飛行寓話。どうぞ、ごゆっくりお召し上がり下さい。西島大介も絶賛!「アンダーグラウンドなのにポップ。明らかに才能ある!」
じさつさーくる
あらすじ
2001年5月31日、新宿で54人もの少女が電車にとびこみ集団自殺をした。生存者はただひとり――その名は小夜。「ねぇ、光子さんって知ってる?」集団自殺から奇跡的に生き残った少女・小夜は、「光子さん」に導かれるまま、女子高生を集め“自殺サークル”を作り上げた。援助交際、虐待、リストカット…孤独と不条理な問題に悩む少女たちは、彼女たちを救う存在「光子さん」とともに、さらなる増殖をくり返してゆく…。古屋兎丸的都市伝説!!
わんぱくとりっぱー
あらすじ
鬼才の記念すべき長編デビュー作!自作の特製グミを囓って「トリップ」し、他人の脳内に侵入できる青年・すすむは、ガールフレンドとニューロン・トリップ・セックスしたり、気に入らない人間の身体感覚を狂わせて遊んだりとやりたい放題。しかし、同じ能力を持った奇妙な「敵」が現れはじめた。本作品は、1997年に講談社より紙単行本として出版されたものを、太田出版が2013年に電子書籍化したものです。
ふっこくばんかいだんにんげんどけいとくなんせいいちろう
あらすじ
これは”読むドラッグ”である。 マニアの間では10万円以上の値段で取引されていた奇書「人間時計」が、ついに復刊。もう一つの怪作『猫の喪服』も同時収録で、消えた天才マンガ家・徳南晴一郎の世界が今よみがえる。
うろしまものがたり
あらすじ
ここでは一生分のセックスができますーー地図にも時刻表にものっていない謎の町で、平々凡々の中年オヤジが、美少女ユマちゃんに恋をした。抜け出せない・引き返せない、オトナのための桃色寓話。
はだかのふたり
あらすじ
究極の純愛は、人を裸に、そして獣にするーー90年代ウラ傑作として名高い、カルト・ラブ・ストーリー!本作品は、2002年に河出書房新社より紙単行本として出版されたものを、太田出版が2013年に電子書籍化したものです。
みつのあじ
あらすじ
「お前を愛した時から始まったこの悪夢の中では、苦痛でさえとてつもなく甘いんだ…」地獄で輝く、蜜の味。絶愛、耽美、当麻と征士。「言えよ、”感じました”だろ?」禁断の愛に墜ちてゆく、男と男のディープな絆。
せいしゅんとゆううつとぞんびこいずみともひろぞんびものがたり
あらすじ
ゾンビはもう、そこにいる。「オレにゾンビを殺させろ」「お前はゾンビをなめすぎだ」現代日本ゾンビ漫画の第一人者が刻む、ビターで進行形の終末青春黙示録。●TVドキュメントに取り上げられ急激に売れっ子になった“ゾンビ芸人”の壮絶な運命を描く「地下芸人がゾンビに噛まれた結果ww」(※WEB連載版にオリジナル・ラストシーン1P追加!)●優しかった親戚のおじさんが10年後にゾンビになっていた「ゾンビの森」●ゾンビ化直前に全身全霊でライブ現場に向かうドルヲタの最期「日本一スカートの短いゾンビ」他「ファイト・オブ・ザ・リビングデッド」「涙がとまらないゾンビ」等、傑作中短編全5篇収録!!
かんぽんじごくくん
あらすじ
伝説のトラウマ・ホラーここに復活!凍るような冷たい、正月の海から現れた一人の少年。ひき逃げをした酔っ払い運転手の前に現れた地獄くんは彼を地獄に連れ去って…悪人がいるかぎり、地獄くんに休日はない。幻の最終話「死神工場の巻」を収録した完全版登場!!「地獄便」「これが地獄だ」「地獄アトリエ」「スリラー小僧恐怖のハエ男」を収録。
さるはんたー
あらすじ
××年後の日本。ある日突如としてサルがスニーカーを履き、人間を襲い始めた。変異したサルは徐々にヒト化し、ついには人間の女を欲望する…。最後の人間VS最初のサル、地球に生き残るのはどっちだ?
ころころそうしおおえどきそうてんがい
あらすじ
残虐非道なお姫さまと奇天烈忍者軍団が活躍する時代劇連作。地獄テーマパーク、内臓風呂、人体徴税、お家騒動、そして驚愕のラストシーン…!! これぞカゴシン流・忍者ウルトラ残酷武芸帖。本作品は、2004年に平和出版より紙単行本として出版されたものを、太田出版が2013年に電子書籍化したものです。
エログロとか耽美的世界とかには興味を感じなかった。 触れることを強要されるようなジャンルでもないし、 幸いにして触れる機会も無かったし、 なので喰わず嫌いかもしれないとも思いながら ほとんど関わらずに過ごして来た。 例えば、自分は松田優作が好きだったが、 アクション物や文学作品的なものは見たけれど、 「陽炎座」は「まあ・・無理に見ないでもいいか」 と思って、未だに見ていない。 鈴木清順作品だからとか、耽美的だとか聞くと 自分の好みではないだろう、 自分には理解できないだろう、と思って。 で「ライチ☆光クラブ」 何回か「あれは凄いよ」という評価を聞いた。 「グロイけれど凄いよ」「耽美的だけど凄いよ」 との評価だけれど。 なので「喰わず嫌いなだけだったら損だしな」 という動機が半分で買った。 買っては見たものの、数ページ読んだあたりで 「まあ・・無理に読まないでも」 と思って本を閉じるのを繰り返していた。 結局、購入から2年以上たって、いつまでも読まないのもと 一気に読んでみた。 読んでいる最中は、正直、買ったこと読んだことを 少し後悔した。 多分、死ぬまでにもう一度読むかというと、 読まない可能性が高い。 ただし、最終回前後のシーンだけは、 「これはオレの全く知らない世界だな」と、 こういった凄さ、こういった美もあるのか、と、 ああこれが耽美的ってやつなのかな、と、 感じるものはあった。 まあ「ライチ☆光クラブ」ほとグロくない作品であれば、 耽美的といわれる作品も、また見てみようかな、とも思った。