ひっさつやみせんけしまつちょう
あらすじ
北町奉行所の書記係、斎藤平五郎には裏の顔がある。法では裁けぬ鬼共を三途の川へと案内する「鬼討つ鬼」…闇の仕置人、「死末屋」としての顔である! かつて「人斬り」として悪党どもを震え上がらせていた平五郎。正義の仮面のその下で、彼は人を斬る味に酔いしれていた。しかしその凶刃が妻の命を奪い、平五郎は刀を抜く事を辞めた。だが… 虐げられし者どもの無念の叫びが、平五郎に再び刀を抜かせる。平五郎は刀を振るう。人斬りの業に苦悩しながら…。
くにがもえる
あらすじ
昭和初期の日本。不況から脱しきれないまま軍部の台頭を招き、熱く激しい時代を迎えようとしていた。若き商工官僚・本多勇介は時代の流れに翻弄されながらも、人間として正直さを貫こうとする。果たして「人間によって過った流れは、人間によって修正できるのか?」全ての日本人に贈る歴史巨編!
かためざる
あらすじ
さまざまな代表作を持つ巨匠・横山光輝が、若き斉藤道三(さいとう・どうさん)と彼に仕える隻眼の忍者・猿彦(さるひこ)の活躍を描いた戦国時代ストーリー。敵に襲われて瀕死となった猿彦は、油売りの庄五郎(しょうごろう)の家に助けを求める。そこで猿彦を介抱した庄五郎は、彼が持っていた秘密書類を写し取り、それを利用して武士へと推薦される。しかし、その行動に気付いた猿彦から斬られそうになった庄五郎は、出世払いの約束で猿彦のバックアップをとりつけ……!?
いせつけんごうでんきむさしでん
あらすじ
とある山の中。暴漢に襲われ逃げ惑う人々を救った剣豪・宮本武蔵。江戸へ向かおうとしている彼が旅の途中で出会った男もまた宮本武蔵を名乗るのだった。「宮本武蔵」に向けて立てられた謎のお触書と、全国から集まった「宮本武蔵」を自称する人物たち。それは幕府の屋台骨を揺るがす陰謀の始まりだった。歴史に独自の解釈を加えた壮大なエンターテインメントが今、幕を開ける。
きゃっとしっとわんえぃてぃー
あらすじ
混迷のヴェトナムから帰還した、パッキー、ラッツ、ボタスキーたちキャット・シット・ワンのメンバーを待ち受けていたのは、東西冷戦が激化する熱い戦場だった。テロリストの排除、ソ連軍アフガニスタン侵攻など、混迷の80年代を人間味あふれる動物キャラクターたちの活躍を描く小林源文コミック最新作。
ひるまでねたろう
あらすじ
男の中の男を描くのに定評がある本宮ひろ志が満を持して贈る、江戸を舞台に熱い男が活躍する完全オリジナル時代劇コミック!昼まで寝ている風来坊であり、剣術道場主である「昼まで寝太郎」こと堂内新太郎(どうない・しんたろう)。彼は産婆の取り違えにより、棚倉五万石藩主の座を双子の弟・本多忠幸(ほんだ・ただゆき)へと譲るが、己の信念に従って自由奔放に生きていた。そんな寝太郎を慕う岡っ引き・角兵衛(かくべえ)から、川に上がった死体の検分を頼まれて……!?
きょうとみまわりぐみ
あらすじ
坂本龍馬暗殺の実行犯、謎多き見廻組の正体を鬼才が解剖する! 京都見廻組の史料はほとんど残されていない。四百名近くの組士を擁する組織であったにも関わらず、佐々木只三郎や今井信郎、桂早之助など、龍馬暗殺に関わった人物たちの履歴が僅かに伝えられるだけで、大部の研究書はなく、活動の詳細も分っていない。本書は、今に遺される写真や肖像画を手がかりに、「歴画」という独自の手法で幕末の景色を描き続けてきた黒鉄氏が、限られた史料の点と点を結び、見廻組という集団の実態に迫るもの。貴賎老少に関わらず召し抱えられた新選組。一方、旗本・御家人で組織された京都見廻組。同じ京の治安部隊として作られた二つの組織を比較しながら、幕末という特異な時代に若いエネルギーを費やした者たちの運命を、ときにコミカルに、ときにシュールに描き出していく。見廻組をはじめて俯瞰的に捉える意欲作であり、黒鉄歴画の新たな挑戦である。
まんしゅうからのひきあげはるかなるあかいゆうひ
あらすじ
1915年(大正4年)、長野県の養蚕農家に生まれた木沢玲子が残した3冊の手記をもとに描かれた、木沢家の数奇な満州からの引揚げの物語。1929年(昭和4年)に始まった世界恐慌の余波で、贅沢品である絹製品は買い控えられるようになり、養蚕農家は大打撃を被った。ことに養蚕農家が県下の80%を占める長野県の疲弊は深刻で、折しも国策として新天地「満州」への移民が奨励されていた。そんななか、玲子のもとに奇妙な縁談話が持ち掛けられるのだが……。筆舌に尽くし難い満州からの引揚げ体験を、同じ満州からの引揚げ経験を持つ漫画家・森田拳次が描く。
ぎんがせんごくぐんゆうでんらいいぶん
あらすじ
世は群雄割拠の戦国時代! 銀河の風雲児、竜我雷(りゅうがらい)率いる五条主力軍と智王の姉、独眼竜正宗の智軍が激突。安康二年、智国の事実上の国主である独眼竜正宗が陣没。さらに七年後、竜我雷は宿敵・南天王羅侯も撃破し、全銀河を統一したのだった。銀河に百数十年ぶりの平穏が戻ってきた。だが……、帝国を脅かす海賊ジャムカが出現!その海賊の頭目が、旧智国の女武将・独眼竜正宗の子だと告げられたライは、激しく衝撃をうける。再び壮絶な戦いが始まる!
かいいいかさまはくらんてい
あらすじ
お江戸・両国で、人気のない見世物小屋『博覧亭』を舞台に、妖怪大好きな榊と忍者や絵師などの愉快な仲間たちが個性豊かな妖怪キャラを相手に繰り広げる、笑いあり涙ありの大人気!新感覚コメディをお楽しみに!
じぇらーるとじゃっくはくせんしゃぶんこ
あらすじ
フランス革命前夜のパリを舞台に、没落貴族の少年ジャックと、三文小説家の平民ジェラールの「一度目は街娼、二度目は息子、三度目は恋人」の如き愛の変遷を描く、大河歴史ロマン。(この作品はボーイズラブ作品となります。)
でぃえんびえんふー
あらすじ
未完のまま最終巻が発売され物議を醸した話題作が、新カバーイラスト&新作マンガをひっさげて奇跡の復活! ベトナム戦争を舞台に生と死と恋を描くバトルアクション超大作、双葉社から6ヶ月連続刊行スタート!! 【第1巻あらすじ】ベトナム戦争の渦中、アメリカ軍の従軍カメラマン・ヒカルは、米兵によるベトナム人少女の集団レイプ現場に遭遇。口封じのため銃を向けられるが、ゲリラの少女に命を救われる。美しくも残忍に人々を斬り殺していく“お姫さま(プランセス)”に一目惚れし、偶然撮影した写真を片手に自慰に耽る彼をよそに、闘いは凄惨さを増していく。【収録】本編 第1話~6話、描き下ろし新作シリーズ読切『チョコレート帝國』
おいらんやしゃ
あらすじ
花のお江戸の吉原廓 紅殻格子に囃子唄 嘘で築いた蜃気楼 女を捨てて、女を売って 明日は知らない 人形暮らし 生きた屍が艶やかに 主さまと命と涙ぐむ 夜半の月に 見る顔は 花魁化粧の 夜叉顏か ここは地獄の一丁目…… 女仕掛人が無礼討ちで悪を断つ、問答無用に悪を懲らす痛快時代劇!! 特別読切「鬼供養」収録。電子書籍版限定!! 当時のエピソードを綴った木村知夫肉筆のあとがき付き!!
しつじのぶんざい
あらすじ
革命期フランスの動乱の中、名門貴族に仕える切れ者執事・クロードと、贅沢に慣れきった美しい主人・アントワーヌの甘く密やかな恋愛劇。身分違いの、それ故に熱く切ない二人のロマンスを完全収録。(この作品はボーイズラブ作品となります。)
おらがまる
あらすじ
陰気と貧乏をこよなく愛する若君・おらが丸は6歳児のくせに妙に世渡り上手。ネクラギャグ満載の表題作他、弱冠10歳のセクシー令嬢ルルと召使いの亀ちゃんのドタバタギャグ「ルル亀!」も収録。
うきよどこ
あらすじ
髪結床の親方、鬢さんに弟子の留公。そして小うるさい隠居、貧乏学者の孔糞、近所の大酒飲み、勇さんたちが、噂話の集まる髪結床で繰り広げる、笑いとうんちくと人情の世界。江戸滑稽本の代表作、浮世床を軽妙なタッチで描いた真面目で酒脱な世界。
くろがね
あらすじ
犬使いの犬に、のど笛を噛み切られて賞金首・人斬り迅鉄が死んだ。だが、天才蘭学者・平間源吉の手で、半身は機械からなる渡世人・鋼の迅鉄として蘇る。迅鉄の声となるのはしゃべる名刀・鋼丸。仇討ちで命を落とした元武士の魂を宿して、これも源吉により蘇った。源吉の死後、二人はあてどもない旅に出る。
さんやまだあさえもん
あらすじ
江戸時代中期。代々将軍家の御試御用を生業にしてきた山田浅右衛門。稼業とはいえ人を斬るという辛い仕事に体を病んでいく心優しい四代目・吉寛は同居人の鉄次や茶屋で働くおしず、幼なじみの次期将軍・家治たちに支えられて生きていた。人情あふれる江戸に生きた儚き男の生き様とは―!?
しんせんぐみりゅうけつろくみぶろ
あらすじ
文久三年、春――。近藤勇率いる壬生浪士十三名は、会津藩預かりとなり、新撰組を立ち上げた。そのめでたき時、不治の病に侵されながらも刀ひとつで生きる男、木村継次。またの名を芹沢鴨(せりさわかも)。しかし人々は畏れから、壬生狼とよんだ――。鮮血と刀が激動する幕末を生きた一人の男の荒々しい人生を描く黙示録。
とはずがたり
あらすじ
後深草院の後宮に入った女房二条が、三十六年間にわたるみずからの半生を綴った日記・紀行文学。鎌倉中期の宮廷で燃えあがる灼熱の恋と罪の呵責の相剋―。苦しみの果てに自己を確立し成長していくひとりの女性の姿を叙情豊かに描く。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
たけだしんげんよこみち
あらすじ
歴史上の人物・武田信玄(たけだ・しんげん)の生涯をダイナミックに描き上げた時代劇画。群雄割拠の戦国時代、甲斐国の将・武田信虎(たけだ・のぶとら)の嫡男として生まれた、のちに武田信玄となる勝千代(かつちよ)は、幼い頃から周囲を驚愕させるほどの才覚を発揮し、その賢明さに恐ろしさを感じた信虎から毛嫌いされてしまう。そして信虎から冷遇される少年の勝千代は、ある日、隻眼の浪人・山本勘助(やまもと・かんすけ)と出会い……!?