ついに完結した『世界の終わりの魔法使い』の作者、西島大介に担当編集者がインタビュー!~「コピー」からの創作とSF、そしてファンタジー<前編>|駒草出版|note
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2005年の第1作刊行以来、約17年をかけてついに完結した『世界の終わりの魔法使い』(全6巻/駒草出版)。そこで今回のインタビューでは、作者である西島大介先生に、この17年を振り返っていただきました。聞き手は「完全版」の担当編集者。まずはその「前編」をお送りします。 電子書籍が主流になりつつある時代に、あえてアナログなことをしたかった ――このインタビューでは、西島さんに『世界の終わりの魔法使い』(通称「せかまほ」)シリーズを、第1作から順に振り返っていただきたいと思っているのですが、2020年に突然、駒草出版から「完全版」の単行本が出始めたことはもちろん、約10年ぶりとなる描
きれいなお姉さんは好きですか? なんてキャッチコピーありましたが、個人的に 強い女性は好きですか? のほうが、食い気味で反応しそうな私です。 きれいなお姉さんよりも、強い方が好きです。 『無限の住人』の乙橘槇絵しかり、『進撃の巨人』ミカサしかり、強い女性のほうが魅力的なんですよね。(二人共美人だろが!と言われればそうなんですけども!) なので、本作はタイトルからして俺得でした。 軍人、人外、令嬢、色々なバリエーションで肉体的・精神的に強い女性がでてきます。 基本1話完結形式で読みやすく、オチも予想外なものが多くて楽しめました。 そんな中で特に異彩を放ったのは『いつかティファニーで朝食を』のマキヒロチ先生のお話。 これまでの流れが、戦うとか信念のある女性が多く登場していたなかで、この話だけ、彼氏や職場の人間、誰に対しても自分の意見を言えない女性が主人公。一瞬、 これが強い女性なのか? と最初は面食らいましたが、よーく考えると、この我慢ができることも強さであるのかな?と考えてしまいました。 言いたいこと言いたいように言いまくるだけが強さではないんだと、言いたいことをグッとこらえる我慢も強さであるなら、この主人公もまた強い女性なんだと思いなおしました。 真意は不明ですが、自分はそうとらえました。 このような感じで女性の色んな角度の強さを描いた作品で、とても興味深く読めました。 同じテイストで2巻でて欲しい~。