二人はまだお互いを知らない―― 1965年ベトナム戦争。米軍兵士ヒカル・ミナミは、ベトコン最強の美少女ゲリラ兵士「お姫さま」に出会い、恋におちた! 『ディエンビエンフー』IKKI版全12巻を「完全版」として電子刊行。ベトナム・エッセイ「アオザイ通信」も完全収録
ベトナム戦争の渦中、アメリカ軍の従軍カメラマン・ヒカルは、米兵によるベトナム人少女の集団レイプ現場に遭遇。口封じのため銃を向けられるが、ゲリラの少女に命を救われる。美しくも残忍に人々を斬り殺していく“お姫さま(プランセス)”に一目惚れし、偶然撮影した写真を片手に自慰に耽る彼をよそに、闘いは凄惨さを増していく。
ケータイもラジオの電波も届かない隔離された場所、凹村(おうそん)。中学3年で受験生の凹沢アルは、村以外の場所を拒む凹伴ハジメ、楽しければなんでもいいい凹坂カヨらと、何も起こらない平穏で平坦な毎日を送っていた。そんな日常を嘆き上空を通る不思議な流星に願いをかけるアル。その直後、村に降ってきたものとは? 最悪で滅茶苦茶で容赦のない世界に対抗するための、唯一の方法についての物語――デビュー作、待望の文庫化。
終わりゆく世界で、魔法使いサン・フェアリー・アンと科学少年ムギは出会った!虚ろな記憶、魔物の森、そして世界の秘密。禁じられた魔法「影」を軸に広がっていくファンタジー・シリーズ第1作。全てはここから始まった。魔法なんて信じない、でも君は信じる。プー!(※本書は短編や年表、新地図を追加した改訂第二版です)
最近暇なマンガ家は、ふとしたことから「息子の歯が出がち」なことに気づく。まだ歯や顎の柔らかい小児期に始まる歯列矯正「小児歯科矯正治療」のドキュメンタリーであり、「歯」を軸に右往左往する家族のほのぼのエッセイ。美とは? 醜とは? 歯くんとは? 巻末に美麗な「歯くんグラビア」も収録!
ある日、わたしの分身が現われた。わたしに何の断わりもなく、世界はわたしの居場所を奪った。それでもわたしが「ふざけんな」って言わないのは、あらかじめ、みんなを赦してるから――「分身」と「アイデンティティ」をめぐる緻密かつ壮大なSFミステリーにして、西島作品史上最大の問題作。分身するわたし、分身する他人、そして分身する組織の謎とは?
巨大な「湯沸かし器」=原発が稼働する東京都M市。 科学を信じる早川真(マコト)と霊能少女の稗田真奈(マナ)は、お互いを理解しないまま、手を取り合って「湯沸かし器」の謎に挑む!東日本大震災直後に描かれた、社会派かつオカルティックなポスト3.11ラブコメディ。放射能も幽霊も、大切なものは目には視えない。描き下ろし&ポップな新デザインでお届けするリマスター完全版は、コロナ禍以降の世界への警鐘。霊霊霊霊(・o・)
大ベストセラー『陽だまりの彼女』のカバーイラストで一躍脚光を浴びる西島大介。彼がまんが家生活10年の間に描きためて、未だ単行本に収録されていない短編を一挙公開!切なさとユーモアに彩られた傑作の数々。
ベルナール・ビュフェ美術館45周年記念して美術館内だけで配布された豆新聞が「月刊ビュフェくん」。架空キャラ「ビュフェくん」の目線から、画家ビュフェの人生を美術史とともに辿る、珍しい伝記マンガです。ビュフェ美術館企画協力のもと、全12回のフルカラーマンガ本編に加え、ネーム、未発表イラストを追加収録し、ビュフェ美術館50周年を記念して電子化。 この一冊でベルナール・ビュフェのすべてがわかる!?
<不条理な世界で本当の気持ちを外に出すこと><それが一番 難しい>完全に管理・統制された社会、鬱屈した時代。主人公は冴えない日々を送る少年・TR-5151。白い霞に包まれた街で暮らしていたある日、謎の集団に襲われる。抵抗しようとしたそのとき、口から放たれたのは言葉の『塊』だった。不思議な能力に導かれるように、謎の少年・メイスに救われ、『トゥルゴイ』という名前を与えられる。しかし既に世界と能力者による、想像を超えた闘いが始まろうとしていた。世界の真実を求め、荒廃したディストピアで繰り広げられる、言葉と気持ちのバトルアクション!全てが新しい、唯一無二、西島大介世界の新境地。
1975年、ピュリッツァ賞を目指してカンボジアに乗り込んだ日本の少年ヒカル・コンデは、森を彷徨っていたある日、反政府組織の一団に遭遇。そこで見たのは、彼らを一瞬にして葬り去る幼児の姿。初対面のヒカルを「ちゃん」と呼び、父親として慕う「プティ」という名の女児。戦時下のカンボジアで、血の繋がらない親子のサバイバルが始まる―。連載時の原稿を全編フルカラー化した電子オンリーのアルティメット版!3巻同時リリース!!※この商品は「コムニスムス」単話版1話~6話をカラー化して収録しています。
頑張るあなたに贈る――― メンタルもフィジカルも『強い女』を題材に、多彩な作風の7作家が集結! 様々な軋轢の中で生きるあなたへ 憧れや勇気を与える「強い」女性像てんこ盛りのアンソロジー!! ■伊藤イット「2KP」 その女は、芋剥きの『ナイフ・マスター』…失態を理由にKP(キッチン・パトロール)こと兵糧科へ配属されてしまうサラ。同じく兵糧科のカーラは芋剥き以外では何もかも破壊してしまうと話す。落胆するサラへ、敵国の不穏な影が近づいていた―― ■藤松盟「善き強さに捧ぐウィッカの倫理」 儀式により長い長い寿命を得た美しき化け物エバ。彼女はあるとき、「私の寿命を配りましょう」と宣言する。その唯一の条件は『強い女性』であることだった。条件を満たした強い女性が求めるものとは――? ■カワハラ恋「殺戮の悪役令嬢になりました~攻略対象が大嫌いすぎるので全滅させて正ヒロインを手に入れようと思いますが何か問題でも?」 乙女ゲームの悪役令嬢に転生した。それも「幸運なことに」攻略対象から嫌われる悪役令嬢に…。婚約破棄を言い渡されたそのとき、まさかの事件が起きて…!? ■ひるのつき子「Meet My HERO(INE)」 特殊能力が女性に現れるようになった世界。ヒロインと呼ばれる能力者たちは民間軍事会社と契約、代理戦争をするようになっていた。幼い頃から憧れていたヒロインになれなかった私は夢を諦めきれず、今もコンビニでバイトをしていた―― ■呉助「超復活!深夜3時の女児向けヒロイン」 十代の頃、女児向けヒロインとして活躍した二人は引退後、二十代となった現在は全く別の仕事に就いていた。そんなあるとき、深夜枠で女児向けヒロインをもう一度やってみないかと誘いを受けるが、若手には何か一物あるようで…。SNSで人気の呉助、商業初作品。■マキヒロチ「tough it out」 私たちは誰もが、車線変更を選ぶことができると同時に、車線変更のできない道もある。この車線を、もしもあのとき切り替えていたら―――仕事で、家で、ふとした瞬間によぎる夢想。強くありたいけれど、強くなりきれない、そんな女性の『強さ』についての物語。■西島大介「李香蘭の中の人/The Shadow Of Li Xianglan」 1932年、満州国。二人はまだお互いを知らない。―――李香蘭は看板女優として見いだされようとしていたが、彼女はかなりの音痴だった。苦悩するプロデューサー・甘粕は、清らかな歌声を持つ少女と出会う。「ディエン・ビエン・フー」「世界の終わりの魔法使い」の西島大介が描く、激動の歴史のバックステージ。
1965年ベトナム戦争。米軍兵士ヒカル・ミナミは、ベトコン最強の美少女ゲリラ兵士「お姫さま」に出会い、恋におちた!島島より発行『ディエンビエンフー 完全版』シリーズ全15巻英訳プロジェクト。スイス「Fair Manga」を活用し、翻訳者はHerman Perez-Mckay。英語で学ぶベトナム史、二人はまだお互いを知らないーー(本編は英語です)
1973年、ベトナム戦争終結。ピュリッツァ賞を目指す戦場カメラマンのヒカル・コンデは、南ベトナムから今度はカンボジアに流れ着く。森の中で謎の武装集団に襲われたヒカルの前に現れたのは、武器を持った2歳の幼女だった。
夜が明けず、静寂が支配する「くらやみ村」。ぼうや、村長、かぼちゃさん、ネズミ、おばけ。さまざまな住人が暮らすこの村に、ある日街の人がやってきます。村を照らす「光の木」はいりませんか? シンプルなタッチで描かれた、現代への寓話的メッセージ。
アイドル×SF×コミック!「いずこねこ」主演映画『世界の終わりのいずこねこ』のコミカライズを完全版として二種類リリース。茉里ver.は、写真家・飯田エリカによる茉里、蒼波純ら、主な出演者の写真を大大大増量したメモリアル特装版。2022年2月22日22時22分、スーパーいずこねこねこタイムにリリース。よっしゃにゃんこー!
西島大介短編集シリーズ第一弾は、ストーリー短編マンガ集。表題作『夏の彗星』の他、デビュー以前の貴重な初期短編『サーフィン・オン・サインウェーブ』『おりんとこりん』、「モーニング・ツー」掲載のエッセイ『むさしのジョギング日記』、「コミック・キュー」掲載のイラストなどレア作品満載。初期衝動がここにある!
「地下アイドル運営の8割は信用できない」ーーー吉田豪(プロ書評家/プロインタビュアー)「地下アイドル」という弱い立場を「法」によって守る画期的な書『地下アイドルの法律相談』から「実例マンガ」のみを抜き出して再編集。描き下ろしを加えたフルカラー版! (※活字パートがないため「不完全版」と呼んでいます)アイドルを夢見る夢乃チカは、弱小事務所「わっくわくプロ」の扉を叩くも、毎回トラブルに巻き込まれ……。
『ディエンビエンフー』を、もっとディープに楽しめるマニアックな小冊子「ディエンビエンフー・プレス」第一弾。第1巻は小学館連載時2008~2016年にかけて発行された無料冊子全12号の完全復刊。これを読めば「打ち切り」のすべてがわかる!!
「あの星はどこからき来て、どこへ行くのか? でも、ぼくには行き先がない」山に阻まれ電波が届かない隔離された場所、凹村(おうそん)。中学3年の凹沢アルは、何も起こらない平穏な日常が破壊されることを祈っていた。セカイ、隕石、終末、青春。西島大介の鮮烈なデビュー作! 電子だけの描き下ろしを追加。
描き下ろしマンガ原稿が出版直前に67ページまるまる紛失!! 『世界の終わりの魔法使い』に実際に起こった魔法のような原稿紛失事故を、作者自身がドキュメンタリー・マンガ化。原稿とは? 複製とは? そしてマンガ表現とは? 気鋭の批評家・大谷能生氏による論考も完全収録。
『ディエンビエンフー』巻末の人気エッセイ・コミック「アオザイ通信」をテーマ別に再編集。第1集のテーマは「食と文化」。広くアジア好き、食好き、カルチャー好きにオススメな一冊になりました。全話に著者のコメンタリーを追加し、『ディエンビエンフー』に至るロングインタビューを収録。写真家かくたみほのベトナム写真もフルカラーで再現。これを読めば、ベトナムがもっと近くなる!?
未完のまま最終巻が発売され物議を醸した話題作が、新カバーイラスト&新作マンガをひっさげて奇跡の復活! ベトナム戦争を舞台に生と死と恋を描くバトルアクション超大作、双葉社から6ヶ月連続刊行スタート!! 【第1巻あらすじ】ベトナム戦争の渦中、アメリカ軍の従軍カメラマン・ヒカルは、米兵によるベトナム人少女の集団レイプ現場に遭遇。口封じのため銃を向けられるが、ゲリラの少女に命を救われる。美しくも残忍に人々を斬り殺していく“お姫さま(プランセス)”に一目惚れし、偶然撮影した写真を片手に自慰に耽る彼をよそに、闘いは凄惨さを増していく。【収録】本編 第1話~6話、描き下ろし新作シリーズ読切『チョコレート帝國』
こんな戦争文学がまだあったのか―― 西島大介の未完の大長編『ディエンビエンフー』ついにトゥルーエンド(本当の完結)へ。完全新作の完結編第1巻ついに刊行。完結へのカウントダウンが始まった。1970年 ベトナム―― 最期の戦場。僕は彼女(プランセス)にハートを撃ち抜かれた。「最初の刊行より12年、ベトナム戦争よりも長い期間続けてしまった『ディエンビエンフー』。2度の掲載誌休刊を経ましたが、不撓不屈の精神で継続。完全新作の完結編『ディエンビエンフー TRUE END』第1巻を刊行いたします。「トゥルーエンド」とはマルチエンディングを前提とした言葉ですが、角川書店と小学館での未完を「バッドエンド」とし、今度こそ双葉社「月刊アクション」で完結を迎えます。物語の断片の幾つかは「黒歴史」化されますが、双葉社新装版1~6巻及び本書から始まる『ディエンビエンフー TRUE END』を読めば、本来求められた「トゥルーエンド」へと到達できます。より厳密に言えば、旧版1~10巻(第一部と第二部)までは「正史」として位置付けられ、『TRUE END』との物語の齟齬はなく、新装版の6巻から飛んでも、旧版10巻から飛んでも、『TRUE END』1巻へと正しく接続されます。しかし11、12巻(旧版第三部)はパラレルワールドの出来事になります。と、説明が多くなってしまいましたが、何も気にせず新規に『TRUE END』だけを読んでいただいても全く問題ありません。これまでの物語を要約しつつ、完結へと導くようになっています。『ディエンビエンフー TRUE END』は全3巻刊行予定。2018年内には完結を迎えます。この機会を最後のチャンスと思い、今度こそラストシーンへ連れて行きますので、「トゥルーエンド」を見届けるまで、僕を信じてついてきて下さい。」(西島大介)