あの日、神さまに置いてきぼりにされてしまった……。本当の話をしよう。本当の物語を。どんな事件よりも、どんな災害よりも、世界を決定的に終わらせてしまった出来事を。90年代、ぼくらは高校生だった。神さまは、庵野秀明、リチャード・D・ジェームス、そしてYOSHIKI。世界の終わりよりほんのちょっと遅れてきた週末。アイ・ケア・ビコーズ・ユー・ドゥ。
静寂と闇に支配された小さな島の小さな村。「くらやみ村」と呼ばれるその村は、夜が明けず、収穫はわずか。年に一度のお祭りを祝うにも楽器すらない。誰からも忘れられたその村にある日、街の人がやってきた。村に光をもたらす「ひかりの木」を植えないかと・・・。
3・11を契機に、広島へと移住した「ぼく」は、これからどのように生きるべきか、過去から学ぼうとしていた。日々の生活は静謐かつ思索的なもので、SF的なイマジネーションに満ちている。自分のこと、家族のこと、津波のこと、放射能のこと……そんな「ぼく」の想いは、過去から現在、未来へと縦横無尽に駆け巡り、広島から東京、やがては福島へと辿り着く――西島大介はいま、なにを考えているのか? そしてその創造力の源泉にあるものとは? 著者の新境地を切り拓く、SFエッセイコミック。
1965年、南ベトナム。従軍カメラマン・ヒカルは、地獄のような戦場で恐るべき身体能力を持つ少女と出会う。少女は次々と米兵を殺戮し、ヒカルは少女の姿を追いかけ…。世界一かわいく、世界一残酷な戦争漫画。
“あの日”から僕らは何か変わったのだろうか──。三つの巨大な湯沸し器が100年間稼働している東京都M市。ガイガー・アプリで放射能を測定するマコトと幽霊が視えるオカルト少女マナ。「視えないもの」が降り注ぐ街で、二人は恋に落ちた!大切なのは除染それとも除霊?西島大介が描くポスト3.11のLOVE&POP開幕!!