public
star_border
star_border
star_border
star_border
star_border
1915年(大正4年)、長野県の養蚕農家に生まれた木沢玲子が残した3冊の手記をもとに描かれた、木沢家の数奇な満州からの引揚げの物語。1929年(昭和4年)に始まった世界恐慌の余波で、贅沢品である絹製品は買い控えられるようになり、養蚕農家は大打撃を被った。ことに養蚕農家が県下の80%を占める長野県の疲弊は深刻で、折しも国策として新天地「満州」への移民が奨励されていた。そんななか、玲子のもとに奇妙な縁談話が持ち掛けられるのだが……。筆舌に尽くし難い満州からの引揚げ体験を、同じ満州からの引揚げ経験を持つ漫画家・森田拳次が描く。
1915年(大正4年)、長野県の養蚕農家に生まれた木沢玲子が残した3冊の手記をもとに描かれた、木沢家の数奇な満州からの引揚げの物語。1929年(昭和4年)に始まった世界恐慌の余波で、贅沢品である絹製品は買い控えられるようになり、養蚕農家は大打撃を被った。ことに養蚕農家が県下の80%を占める長野県の疲弊は深刻で、折しも国策として新天地「満州」への移民が奨励されていた。そんななか、玲子のもとに奇妙な縁談話が持ち掛けられるのだが……。筆舌に尽くし難い満州からの引揚げ体験を、同じ満州からの引揚げ経験を持つ漫画家・森田拳次が描く。
「満州で一番軽いものは、人の命だ」時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇は、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…。
1930年(昭和5年)、ヤクザだった青柳龍兵(あおやぎ・りゅうへい)は召集を受け、関東軍・奉天独立守備隊として満州へと配属された。陽気な性格で人気者の龍兵だったが、友人である中国人の王(ワン)が罠にはめられ処刑されることになり、上官に反旗を翻した! 上官殺しの重罪人となった龍兵は、祖国を捨てこの地で生きることを決意する。伝説の青き龍、この地に蘇る――。満州を舞台にした壮大なるSF冒険活劇!
伝説的傑作、歴史的復刻! ビッグコミックオリジナルの話題の連載、村上もとか『フイチン再見!』の主人公のモデルとなったのが、長谷川町子と並ぶ「女性漫画家」の開拓者 上田としこ。まだ、漫画家という職業も、まして女性の漫画家などその存在すらなかった時代に、その道を切り開いた上田としこの代表作が『フイチンさん』である。作者の満州体験を下敷きに、ハルピン一の素封家の下で、門番の父親と暮らす天真爛漫な女の子フイチンのエネルギッシュな活躍を描いた本作は、1957年~1962年「少女クラブ」で連載され大人気となり、当時としては異例の長期連載となった。あの手塚治虫氏も、上田としこを高く評価し姉のように慕っていた。単行本は何度か刊行されたものの、いずれも未完で、刊行されてもアミが抜け落ちていたり、扉が欠けていたりと不完全なものだったが、今回、連載時の雑誌、各種単行本、また新たに発見されたカラー原稿などを付け、初めてほぼ完全な形で、復刻する。上巻には、カラー扉を多数収録、村上もとかの書き下ろしエッセイ収録。
2階の仕事場から工事現場を見ていて、太陽の下で汗を流して働く人々に感動したマンガ家のちばてつや。彼が思い出したのは、昭和20年―― 日本敗戦の年に祖国・日本に帰るため、満州から脱出した時のことだった。幼き日の体験を描いた「屋根うらの絵本かき」。その他「家路1945-2003」「千葉プロ大騒動 練馬のイタチ」など、全3編を収録したエッセイマンガ集。