いけちゃんはね、うれしいとふえるの。こまると小さくなるの。あったかいとよくふくらむのよ――。うれしいときもかなしいときも、いつもそばに寄り添ってつぶらな瞳で見守ってくれるふしぎな生きもの、いけちゃん。そんないけちゃんがぼくは大好きで――。少しずつ大人の階段をのぼっていく少年期のやわらかな心とみずみずしい風景。かつてこどもだった大事なあなたに贈る、西原理恵子初の叙情絵本!
昭和33年4月、高校を卒業して昭和銀行に入行した矢口(高橋)は、銀行は閉店した後こそが戦場であることに衝撃を受ける。伝票の集計結果と現金残高が一致しなければ、一致するまでやり直すのはもちろんのこと、現金の過不足ともなれば、一円単位で原因を究明するのは当然であった。そして、同僚の当直中に起こった悲劇や、テレビ時代の到来を機に始まったテレビ積立てなど、矢口高雄本人が、高校卒業後から30歳でマンガ家としてデビューするまでの12年間の銀行員生活をふり返りながら描く、自伝的エッセイ漫画!
銀行員だった矢口高雄先生が漫画家になるまでの12年間
「強く……強くなってね!」亡き母親の言葉を文字通りとらえ、強さを求め続ける15歳の女子高生・フナコ。ある日、平凡な父との二人暮らしにうんざりしている彼女の家に、謎の下宿人・カトーが現れた。亡くなった名漁師のおじーちゃんに異常なまでに興味を示すカトーに不信感を抱くフナコ。そんな中、彼女の家に泥棒が入り、フナコは海上へと連れ去られてしまった……。こいつらって、カイゾク!?血湧き肉躍る、現代海洋冒険ロマン!
高校1年の森野アリスは、ある日クラスメイトの音々子を見かけた。その後ろ姿を追ってアリスが迷い込んだのは……、女子高生感がまったくない釣り場!? アリスは釣りのワンダーランドに引きこまれて行く、のか!?
12種類の“色”をモチーフに、それぞれの人間模様を描き上げた珠玉の短編シリーズ。ナイーブな感覚、切々たる心情にあふれた詩情豊かな物語世界!!町で嫌われている一人の老人と一匹の老犬。誰もその名を知らず、町の家々を回り歩いて、ちょっとした雑用で生計を立てていた。そんな老人に強い興味を抱いた少年・ピヨートルは、そのあとをつけて町から2キロ離れたイバーラの森へと入るが……。
より善く生きるってこういうことかも
山は巨大な密室だ!山岳ガイド・高遠静(たかとお・しずか)が真実に迫る――。【神の山マチャプチャレ】ヒマラヤ山脈で『神の山』として登頂を禁じられたマチャプチャレに、登山家ジアンは初登頂し、一躍時の人となる。しかし、同じ時期にマチャプチャレを目指したモーリスは消息不明に。二人の間に何があったのか?それとも……。前人未到の地で露(あらわ)になる極限の人間心理と真実とは?
イブニング掲載の中で一番好きかもしれん
松本剛先生は描けないものないんだな #推しを3行で推す
神のごとき肉体と精神!想像を絶するスーパーヒーローここに誕生!ある時、目覚めた美しい男。しかし男は自分が何者かわからない。一体ここはどこなのか?男は人間を探してさまよい、ある都市にたどり着いたが、その都市は「人間」で作られており、人の姿はなかった…。キング・オブ・カルト降臨!!70年代肉弾劇画の最高峰、遂に復活!
五十嵐ミチは小学5年生。パパとママと一緒にここ鬼ヶ島にやって来た。地質学者のパパは温泉の発掘に情熱を燃やし、到着してすぐに作業を開始。でも、島の人たちは協力してくれるどころか、妨害工作をしてミチたちをなかなか受け入れてくれない…。さらに、パパの助手たちが、いつまでたっても結果が出ない仕事に嫌気が差して、五十嵐家のお金を持ち逃げ!一家の島暮らしは前途多難の予感……。
初ちば先生の少女マンガもの
日本が沈没するという未曾有の大災害をテーマにした小松左京原作のSF小説を、一色登希彦がダイナミックにコミック化した災害パニックドラマ。仕事を終えた深海潜水艇パイロット・小野寺俊夫(おのでら・としお)は、後輩の結城(ゆうき)に連れられて入った雑居ビルの居酒屋で酒豪の女性・阿部玲子(あべ・れいこ)と出会う。その後、店で奇妙な行動をした初老の男・田所(たどころ)が「このビルは危険だ」と言い出して……!?
主役は「ナス」!?老若男女、国籍を問わず繰り返される人のいとなみ。家族、恋愛、友情、勉強、仕事……。なにげない日常のなかの人間関係を、ナスのある風景を交えて描いたヒューマンドラマ。――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!
ゼネコンOLを辞め、ダーツの旅で港町にたどり着いた、都会のアイドル大好き女子・志乃。彼女の前に柴犬の身体を借りて顕現したのは、豊漁と航海の神様「ふなだまさん」だった! モフモフかわいい「ふなだまさん」と共に歩む、志乃の漁師道が始まる!!
色彩豊かで本当に素敵な作品です。 いけちゃんは、子供の頃はいつもそばにいてくれて、ぼくの弱いところを助けてくれたり、頭を噛んで怒ってくれたり、お父さんが亡くなったときは『早く大人にならなきゃならない子どもがいるんだよ。』と言ってくれたり、・・・。 『きみはね、よわむしで つよむしで いじわるで やさしいの それで かっこつけむし』この言葉好き。 大人になるにつれていけちゃんにはなかなかあえなくなってくるけど、成長した証拠。 読む人によって、響くところが、違う作品です。 そして、最後は・・・。