これでいいんだと思える。どうもね!
『ロッタレイン』刊行記念の松本剛新作読み切り。8pくらいの短い話だったが、あまずっぱさとおかしさが絶妙なバランスで描かれていて、懐かしくもかわいらしい話だった。 砂浜に続く傾斜のきつい砂の下り坂があって、そこを小学生男子は滑り台のようにして遊んでいるらしいが、あまりにも傾斜がきついため度胸試しとしても使われているらしい。朝、少年が犬の散歩をしていると、クラスメイトの女子が坂の頂上でもじもじしていて…という話。 まさに坂道を転げ落ちるような怒涛の展開に笑みがこぼれる楽しい読み切りだった。単行本に収録されてほしい
ボルダリングが得意で大好きな小寺さんという女の子のお話。 小寺さんがとにかくかわいいです。ボーイッシュで無口だけど人懐こい。
ディテールの描写に凝り過ぎるわりに中身は面白くない。それなのに2号続けて、まったく同じ内容を読まされるとはひどすぎる。お金を返してほしい。この作者が「鼻下長紳士録」の続きが描けなくなって、苦し紛れにやったのでは? FEEL YOUNGも新しく、いい漫画を描く人が育ってきているのだから、こういう「大御所」の手抜き仕事に依存するのはやめればいいのにと思う。
『クロス・マネジ』などのKAITOがジャンプ+で連載している恋愛漫画。以前から心理描写が巧みだと思っていたが、スポーツを抜きで正面から描いている本作は、KAITOの魅力が詰まっているといえるだろう。 学校の人気者トーマ・トーマのことが好きな双葉、双葉の親友真澄、そして、トーマにコンプレックスを感じる主人公の太一。彼らの恋心は全てすれ違い交わることがない。そしてトーマと真澄が隠している秘密を太一たちが知ったとき、彼らの関係性がどうなるか考えるだけで不安になる。
『解体屋ゲン』の星野茂樹が原作のホラー漫画。 主人公は市役所通称ことなかれ課の家持。再開発や水質調査などの工事現場で発生する超常現象を調査し、解決する話。 家持は名探偵のような調査能力に長けているが霊能力はないので、毎回霊能力者の協力者が現れる。 星野茂樹らしい工事や調査などの仕事への造形の深さがリアリティを与えながら、怪異や未確認生物などが組み合わさっていいホラーになっている。 1話完結ではなく、1巻の後半では事件がリンクしてくる連作形式。2巻以降では話がもっと深まると思う。
ひと昔前のOVAを思い出すような雰囲気で、レトロフューチャーっていうのかな、最近は油臭そうなSF漫画も少ないのでこういうのは嬉しいです。 機械と人の共生とかメカメカしいアクションとかSFの美味しいところはしっかり押さえつつ、レイチェルと二人のアンドロイド(マックスとアレックス)とのアメドラや映画みたいな掛け合いが馬鹿馬鹿しくて面白い。こういう奔放なお嬢様ってなんか憎めなくて、話をぐいぐい引っ張ってくれるから見ていて楽しいですね。しかも毎回ホロリとさせられるので全2巻と短いですが満足度はかなり高いです。 まぁしかし2巻と言わずもっと読みたかったという思いは正直あります。目次を見るとわかるように話数を重ねるごとに少しずつ年月も積み重なっていくので、変わっていき成長していく人々や世界を、このままずっと見続けていたいと思ってしまいます。それくらい魅力的な世界を持った作品でした。
初めは、持て余した男子中学生・弱音のドタバタコメディ。モノローグが詩のよう、くらいの印象だった。 しかし、中盤以降この詩的モノローグが加速し、展開もギャグっぽさを残しながらも恋やら進路やら己の生き方やらに悩むハードな青春漫画に変貌。きっかけは、3年生に進級してヤンキーっぽい女の子が登場したことかな。 終盤は弱音がどんどんハードボイルドになって言って、セリフやモノローグの力も増していき、ちょっとした切なさと優しさを残して幕を引く見事な終わり方。 当初は単行本化の予定もなく苦しい連載だったようでその様子があとがきで語られている。このあとがきもいいので、本編読み終わったら是非読んでもらいたい。
この漫画の一番の魅力は、登場人物の大学生男子が皆「裸」であることだ。恥部を惜しげもなくさらけ出す彼らは、恥部を恥部と思わない。非リアの彼らは、時には性欲のために、時には友達のために。空気を読まず、恥ずかしがらず、純粋に青春を体現し続ける。 裸になれない僕たちにとって、それは非常に滑稽であり、一方で沖縄の海のように、清々しすぎる憧れだ。だから裸になれない僕達は、「ぐらんぶる」を読むとき、狂ったように笑い、純粋さに心を打たれるのだ。裸の奴は、面白い。裸の真っ直ぐなエネルギーをぜひ今すぐ受け止めてみて欲しい。 あ、一応ダイビング(してない)漫画です。
最初はシリアスな抜け忍のストーリー漫画だが、主人公の父親が出たあたりから、ギャグ要素も増えてくる。 俺の好きな「新田たつお」のシリアスとギャグがバランスよくあるし、いつも通りスラスラ読めて、いい読後感を味わえた。 あと「犬が刀を咥えて戦う」シーンがあるのもいい
仮面ライダーWの続編「風都探偵」がスピリッツで新連載スタートした。脚本は仮面ライダーWと同様三条陸が担当。というか、三条陸がWの脚本担当しているって初めて知った・・・ パラレルワールドなどではなくW以降の話らしく、早速主人公左翔太郎の元に依頼が舞い込んできた。仮面ライダーWを見ていないが、楽しめる内容だった。ファンの反応が気になるところ。
ジャンプで連載していたが、2巻で完結してしまった。打ち切りだろう。ソードブレイカーという伝説の盾を使い、邪悪な魔法使いアバルを倒した勇者ルルドが主人公。姿は10歳なのだが、それは異世界で赤子として転生してしまったから(アバル復活に際して戻ってきた) ベタなファンタジー展開だが、主人公の設定が少し読取りづらかったり、冗長な展開も災いしたのか、2巻で終了してしまった。だが最終回、ルルドが敵の親玉を倒すシーンは必見。駆け足な幕引きながら、補って余りある感動的なラスト。2巻で完結するし、多くの人に読んでもらいたいラスト。
死後、来世で何に転生するか選ぶ話。主人公のハクは白菜への転生を目指して筆記試験や面接を頑張るストーリー。 最初は白菜に転生したいというハクを見て、ギャグかなと思ったら大真面目だったので面食らった。だが、白菜に転生するための試験が就活(しかも圧迫気味)そのもので、ハクが白菜になりたい理由もしっかりしている(これも就活チック)で、ただの一発狙いではないのは読んでいてわかった。 ファーストインプレッションの斬新さをその後のストーリーで膨らませつつ、ヒューマンドラマ的な感動を最後のオチに持ってきたのは上手だった。さすが手塚賞準入選。
オーパーツを封印し世界の秩序を守る秘密結社アーカム。S級エージェント「スプリガン」に所属する御神苗優が、オーパーツを狙う国や組織と戦う話。 どのオーパーツも、軍事転用され世界のパワーバランスを崩すシナリオまできっちり練られている。さらに、どんなオーパーツも必ず一度は発動するので、人類がなんども滅亡の危機に追い込まれる。 おかげで、最終回並みのドキドキを何度も味わえる。 10代前半に読んでいたら、オーパーツ・秘密結社のエージェント・キリングマシーンとして育てられた過去など、僕の厨二を刺激して止まなかっただろう。危なかった。
ハクメイとミコチのアニメ化が決まった。 嬉しすぎる。アニメーション制作をLerche(ラルケ)、美術を草薙が担当するとのこと。 http://hakumiko.com/
名作ですが、連載が少女漫画なので読んでいない男性も多いのでは?と思いオススメします。 アメリカのストリートで生活する少年達とそれを仕切るマフィア、少年に取材をしに来た日本人のライターと弟子。もうこの時点で期待できると思いませんか。ここにBANANA FISHの謎が絡んで、問題は複雑に…。 まずストーリー云々より、主人公アッシュ(容姿端麗・頭脳明晰・銃の腕、身体能力最高・仲間想い)の魅力がとんでもないんです。可愛くもあり、かっこよくも、哀れでもある。こんな友達がほしいです。 大友克洋が好きな方にも是非読んでほしい。モロに影響を受けている1巻→最終巻までの絵の変化も楽しめます。
最初はダスティンホフマンの「クレイマー、クレイマー」っぽい感じ漫画だなと思ってたけど、小料理屋の女将が関わり始めてから、あれこの感じ「黄昏流星群」の1シリーズでありそうだなと思い始めてから黄昏流星群にしか見えなかった。 連載時期を調べると連載当時に読んでたはずなんだが、その当時のことを全く覚えていない...
週刊少年チャンピオンの有名編集長 壁村さんを取り扱っている数少ない漫画の1つ 内容はタイトル通りブラックジャックの創作秘話がメインになるが壁村さんのエピソードが読めるし、「週刊少年チャンピオン編集部の漫画」としての方が好き。 ジャンプやマガジンは編集長が当時を語る本出しているけどチャンピオンはそういうのが少ない 昔のインタビューぐらいしか残っていないのが残念だ 他に壁村さんが登場する漫画を教えて欲しい
特典アイテムのおかげで漫画がおまけのように語られたりもしますが、とんでもない。十分すぎるほど見ごたえがありますよこのコミカライズは。 アプリ発とは思えないほどみっちりと作りこまれた美麗な絵、原作のイメージを保ったままより魅力的になったキャラデザ、適度に膨らませたストーリー、アクションシーンに至ってはアニメ版を凌駕する出来(アニメ版はエフェクト作画が良かったな~) これといい神撃のバハムートといい「たかがソシャゲ原作」と侮れないものを世に繰り出してくるサイゲ。さすがはユヴェントス史上初の背中スポンサーなだけはある…のか?最近コミック誌の裏表紙みんなサイゲですもんねw
小説を言い表すのに文体という言葉があるが、これは小説にかぎったことではなくて映画にも漫画にも文体はある。ここでいう文体というのは単に文章の持つ調子のようなものではない。作者がどのように世界を見ているか、という問題としての文体である。つまり、どういうふうに書かれるかというよりは、何が書かれるかということに直結してくる。 してみると映画の場合の文体は、カメラが何を映すかというになってくる。映画というのは製作者の役割が分業されていて、たとえば脚本と監督がちがう場合がほとんどである。それでいて、その映画は誰がつくったものなのかということになると、そこには監督の名前がくる。それは当然で、映画の文体を握っているのが監督だからである。監督は脚本通りに撮影を進めていくが、そこで何をカメラに映させるかのすべては監督にかかっている。 漫画の場合の文体は言わずもがな、何が描かれているかである。ようするに、谷口ジローの漫画を読む私たちは谷口ジローの目を通してそこに描かれる世界を見ることになる。ところで谷口ジローはいまや日本を飛び越えて世界に愛される作家であるが、世界は谷口ジローの何に魅せられているのか。漫画作家としては珍しく谷口ジローは原作をおくことが多い。つまり、世界の谷口ファンはストーリーに魅せられているのではない、谷口ジローの世界の捉え方、すなわち文体に魅せられているのだ。
この漫画のなにが素晴らしいって、作者のいしかわじゅんが実際に骨をうずめている吉祥寺という街が舞台であり、その街の模様が住んでいる者の目で丹念に描かれているからだと思う。 我々が人間が、やれ小説だ、やれ映画だ、やれ漫画だ、といくら物語をつくってみたところで、それは現実という名の途方もなく巨大な氷山の一角にすぎない。しかし、この吉祥寺キャットウォークという漫画を読んでいると、ふいに、なにかボロッと、物語の下にひっそりと佇む巨大な山脈の一端を覗いてしまったような気持ちになるのだ。それは物語と地続きでありながら話には描かれない吉祥寺という街の風景のなかで日々起こっている無数のストーリー。それは別に人間でなくて猫でもいいし、吉祥寺に生えている街路樹の四季の移り変わりでもいいのだ。
魂の詩人こと坂口尚のおくるSF冒険活劇。 短編では漫画で詩を描くという前代未聞の試みを大成功させ一躍孤高の人になり、これがもうほんとうに凄まじい、色のない白と黒の漫画から色彩がほとばしり、部屋で読んでいながらそよ風がふわりとよせて、しかも草の匂いまでただよってくるという……。 そんな魂の詩人が長編を描いたらどうなったかといえば、哲学になった。詩と哲学はコインの裏表とよく言われるけれど、その言葉に反せず、白と黒のコマの連続がグイグイと真理に迫っていく。詩に書かれたものとは真理そのものであり、哲学とは真理に至る過程である。描かれた人物や風景はほとんどその意味を失って白と黒とに回帰していき、しかし、そのギリギリのところでかろうじて物語がすすんでゆく。
この漫画10年以上前から連載していますが、休載など多く、いまだに1年の秋までしか進んでいないです。3年の夏まであと何年かかるんでしょうか、、、。 ただ、中身は毎年読んでも面白いですし、アツくなります。連載開始時期はかなり新しいと感じた野球漫画で、主人公がコントロール重視の投手だったり、練習の中身も細かく描かれていたり、当時は衝撃的でした。色々新しいのに、野球漫画としておさえるところはおさえています。 ただ、10年ぐらい前のアニメを観ていたときは、10年後まだ1年の秋大会だとは想像してなかったです、、、。
ヴァンパイアものにありがち(と思っている)エロいシーンとかBL的なシーンがないのがいい!絵も言葉もきれい♪
りんちゃんこと、犬丸りん先生の子ども時代と、家族の日常をコミカルに綴ったエッセイ漫画。 ほんとうに小さな思い出ばかりが詰まっていて、誰にでもあったような出来事ばかり。 だけど感性全開のりんちゃんの目を通した世界では、なんの変哲のないことでも面白可笑しく思えてくるから不思議。 誰にでも絡んでいく人気者タイプの子どもだったようで、仲間に囲まれているときの様子は、まるでおじゃる丸みたいです。おじゃ。 家族構成はというと、果てしなく優しいお父さんに、おちゃめな母親と、凶暴な姉に、伝統に煩い祖母など、静岡のさ○ら家とはまた違う良さがありますな。 とても良い家庭だったのだなあというのを、読んでいて感じました。切ない。 これからもおじゃる丸と共に記憶に残していきたい作品です。
5巻で黎明卿と決着をつけて、6巻からは第6層の探掘が始まった。嵐の前の静けさなのか、6巻序盤は意外と平和に話が進んでいた。久しぶりにお料理シーンもあったし。あと6層はいわゆるダンジョンっぽくなくて社会という感じだったのもこれまでと違う面白さ。 レグの過去に少しだけ触れられて、新キャラも登場、さらにはもう二度と描かれることはないと思っていたアビスの淵が再度登場しさらには異変まで怒っている。色々な意味でこれまでとは違った面白さが詰まった6巻だった。
ヤングマガジンで連載中のクライムサスペンスだが、1巻を読み終わる頃には少し違った印象になっていると思う。 主人公は顔もよければ将来有望な精神科医の桜井。国会議事堂自爆テロを皮切りに続く爆破テロの首謀者ユキオの精神鑑定を請け負ったことから、大変な事件に巻き込まれていく。 1巻の後半で「え?なんで?」ってなる超展開が待っている。それまではクライムサスペンスとして普通に面白いなって感じだったけど、そこからが色々な謎がどんどん深まっていったり、状況がどんどん悪くなっていってもっと面白くなる。
THE GATEで奨励賞を受賞したULTRA CLUTCHの読み切り。 数学オリンピックに出ることが目標の転校生小野田と、数学が好きな女の子麻木マミの数学青春ストーリー。 数学をきっかけに、クラスから浮いている問題児2人が友情を育むところが爽やかで良かった。 高校時代に戻って数学やり直したい。。
当時の月スピ副編集長に見出されて2014年に掲載された作品の続きらしい。 2014年2月号に1作目、同年7月・8月号に前後編で2作目を発表して、今回が3作目。1・2のどちらも読んでいないけど楽しめた。 鎌倉文化高校映画研究部の部費が全くないことでもめているところから話が始まる。その原因は主人公で監督のキヨハルがリテイクを出しまくって作品が完成しないから部費がもらえない模様。キヨハル曰く、作品をダメにしているのはカメラマンらしく、そんな時に一枚の写真がキヨハルの目に止まって…という話だった。 小林有吾らしい天才の描き方、青春の熱さで前の話を読んでいないのに面白かった。これから化学反応が起こりそうで後編も楽しみ。というか、単行本になって欲しい。
激しくデジャブを感じる設定ではあるが、少女漫画だけあって肩の力を抜いて読める。メタネタ小ネタが三国志に限らず節操なく満載で、と思えば人工呼吸で初キッスしたり隙あらばお姫様抱っこされたり、少女漫画であることを忘れない謎の安定感。 またご覧の通り劉備(表紙まんなか)がおにゃのこおにゃのこしていて可愛らしく、関羽(左)も彼は彼でイケメン童貞という少女漫画としてそれはどうなんだと突っ込みたくなるジャンルと、みんなキャラが立ってて面白いです。
月マガ連載中のマンガ。65歳以上の高齢者が8割を超えた超々高齢化社会が舞台に、老人たちを襲う若者たちを描いている。しかし、若者VS老人という単なる二項対立ではなく、もう一つでかいホラー要素が入り込んできて、話をかき混ぜている。 主人公の忍が、ある日老人を襲い金を強奪するグループと遭遇してしまい、老人ごと襲われたため、正当防衛を兼ねて撃退。しかし次の日学校へ行くと昨日襲ってきた奴らが…という第一巻。 2巻では「アイツ」がどういう風に話を動かして行くのか楽しみ。
『デンキ街の本屋さん』などの水あさとがジャンプ+で連載しているマンガ。ラブコメかと思いきやラブ成分は控えめで阿波連さんとライドウくんの姿が面白かわいいハイスクールギャグの方がしっくりくる。 身長も声も小さい阿波連さんと隣の席になったライドウくんが彼女に声をかけてみたところすごく仲良くなれたんだけど、次の日になったらよそよそしくなっていて…という話の始まり方。 不器用で距離感の加減が出来ない阿波連さんと、物静かでたまに何考えてるかわからない阿波連さんの真意を探りながらどんなことがあっても全力で(楽しみながら?)受け止めるライドウくんのやりとりがとても微笑ましく楽しい。
この漫画の作者があごなしゲンさんと同じ作者だと知ったのは読み始めてだいぶ後のことです。画力が上がり過ぎていて驚きました。 内容は男にとっては共感できるんですが、すごい下ネタも多いし、アホらしいんですが、この圧倒的画力によってすごいギャグとして成立していると思います。特に裏生徒会編は名作です。 連載開始時はこんな長期連載になるとは思ってなかったです。いつまで、この作者がギャグ漫画を続けられるか期待して読んでます。ずっとアホなことを考えられるこんな大人になりたいものです。
ちっちゃい頃から読んでいます。 ちゃおで連載しているギャグマンガで、面白くてかわいいみいこ達の日常にいつも元気をもらいます。たまに淡い恋もあり… 絵も線が繊細で素敵です。
『アイアンバディ』の左藤真通の読み切り。モーニング35周年企画の【CARNAVAL】第20弾
日ペンのイメージキャラクター美子ちゃんが主人公のマンガ。「魔法の料理かおすキッチン」や「今日のテラフォーマーズはお休みです。」の服部昇大が18年ぶりに美子ちゃんを復活させたことで話題になっていた。 https://twitter.com/nippen_mikochan 今回の読み切りは、日ペンの美子ちゃん誕生当時(78年)や美子ちゃんが少年ジャンプで広告を出していた時のネタなどの、かなりコアなネタを放り込んでいくスタイルで面白かった。
※ネタバレを含むクチコミです。
土用の丑の日にあわせ、ラズウェル細木の『う』が【CARNAVAL】に登場。 今回はうなぎの刺身を食べにいく話だった。蒲焼以外の食べ方があるのね。 うなぎの血には毒があるというのを初めて知った。
どれも面白かった。個人的には普段は気に留めてない、あるいはふと疑問に思うけど深くは探らないシステムの裏側を想像させるような話が印象に残っている。 10年間クリスマスケーキを売り続ける人、学校給食に熱意を燃やす人、きっとこういう人達がいるんだろうな(いて欲しい)と思わせてくれて、読んだ後に少しだけ世界が違って見えてくる。 全編通して散りばめられた神話的な要素に、科学的な解釈とはまた違った物語世界の豊かさがある。
【ヤングジャンプ】TAMATA【感想】
ヤンジャンで封神演義のアニメ化が発表された。前作はあまり良い評判ではないのだけれど、少なくともヤンジャンで発表されているイラストは藤崎竜テイストが色濃く反映されていて好感が持てる。 http://natalie.mu/comic/news/243322
癖のある登場人物と、唐突に終わる話。ちょっとフェティッシュなエロとグロで、相変わらず小ネタが冴えてる。2巻も早く電子化されないかなー。
いろんな個性豊かなヒロインを、フェティシズムにフォーカスして描く漫画、最近流行りですがそんな中でもこの「らふすけ先輩」はそうしたテーマ性に対して非常にストイックな作品だなと感じます。(なにしろ絵画のモデルという設定からして) そのぶん発展性に乏しい感じがするのが惜しいところ。1巻後半ででてくる部長はヒロインの初々しさを見事に引き立てているとは思うんですが、部長自身の魅力が今後の展開でもっと見られるといいなと。 あと、これまた最近ギャル流行ってますね。星つぶとかはじギャルとか…でもらふすけ先輩が一番可愛いと個人的には思う。髪がプリンなのも良いですね。「そういう髪色のキャラ」という逃げ道をなくして染めてるキャラ(元ヤン)ってのを表してるんだと思いますが、ヤンチャ時代のまっ金髪な先輩もいずれ見たいです。色んな格好してほしい
浅野いにおの最新作。スペリオールで連載していたがついこないだ完結した。単行本は10月ごろに全1巻で発売予定。 ヒット作の連載が終了したマンガ家・深澤が主人公。仕事への情熱をなくし生きる意味も見失い、風俗嬢ちふゆとのひとときだけに仮初めの平穏を見出す、そんな日々を淡々と描いている。 マンガ家マンガはサクセスストーリーが多いが、『零落』は夢を叶えて燃え尽きた人間の虚無感がある。それを強く印象付ける場面は「マンガへの情熱はなくなった」「マンガ業界は終わってる」と自身のアイデンティティごとマンガを否定するシーンや、深沢の構想ノートに書き込まれた「SNSで拡散されやすい」など随所に見られる。 一つ一つの暗い感情が生々しくて、浅野いにお自身をモデルにしたかのよう。マンガ家だけでなく、仕事に意義を見出す人にとっては、人生における一つの可能性としてとても強く響く作品かもしれない。
マガジンの新連載。ヒロインは祟祓いの一族の当主巫(かんなぎ)ミコト17歳。主人公は先代の頃から巫家の祟祓いを手伝っている九遠。祟りが見えないミコトに代わって、九遠が祟りの血を動力にしたチェーンソーで祟りをぶった切っていく。 偉ぶらないミコトのキャラクターや、九遠の闇に通じているのにアニオタなちぐはぐさは好感を持てるし、バトルが派手で敵の祟りの造形も不気味で良い。街を祟りから守る話になりそうだが、1話目から謎が散りばめられているのでこれからが楽しみだ。
自分はこんな複雑な青春を過ごしてはいないが、それでも「この登場人物はあの先輩に似てるな」とか、「こういうやついたよな」とか、思い当たる節はある。 狭くて動かし難い人間関係と、自分の何でもなさに息が詰まる感じがめちゃくちゃリアルで、読んでて辛い。 後半はかなり抽象的な会話が続くし、絶妙に核心には触れない感じがモヤモヤするのだけど、作者が大島弓子や岡崎京子の系譜に置かれる理由が分かる名作。
子供の頃近所の古本屋で全巻セットが安く売られていて買って読んだのを最近思い出しました。 少しグロく世紀末っぽい世界観が北斗の拳っぽいなと思いました。 兄妹の絆が泣けます。
「HKT48 栄光のラビリンス,」という携帯カードゲームとのコラボ企画。宇井真白さんがコラボイベントで勝ち抜いて漫画アクションでグラビア&漫画化されたようです。 吉沢緑時先生が宇井真白さんに取材をして、HKTに2期生に応募した経緯を漫画化しています。インタビューしている最中に登場したであろう子供っぽいセクシーさがちょくちょく出てきて面白かったです。 アイドルはあまり知らないのですが、彼女の人となりがなんとなくわかったのもよかったです。
漫画アクションの創刊50周年記念読み切り。朝から晩まで仕事漬けで家族との時間をあまり持てていないお父さんが娘を動物園に連れていく話。 娘のふくみに「お父さん」と呼んでもらえないモヤモヤ、動物が嫌いなのに動物園にふくみを連れて行かないといけないイライラ、ふくみとどう接していいかわからない不安などが、お父さんの中で渦巻いている様子が等身大でいい。 最後、「お父さん」と呼んでもらえない問題は喧嘩の末進展するのだが、あまりにも唐突な展開に驚きながらも、ふくみのたどたどしさが可愛かった。 動物が出てくるけど「ウシハル」的なエロさもダークさもないのでとても読みやすかった。
これでいいんだと思える。どうもね!