市役所「ことなかれ課」が怪異を暴く、サスペンスホラー

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解体屋ゲン解体屋ゲン』の星野茂樹星野茂樹が原作のホラー漫画。
主人公は市役所通称ことなかれことなかれ課の家持。再開発や水質調査などの工事現場で発生する超常現象を調査し、解決する話。
家持は名探偵のような調査能力に長けているが霊能力はないので、毎回霊能力者の協力者が現れる。

星野茂樹らしい工事や調査などの仕事への造形の深さがリアリティを与えながら、怪異や未確認生物などが組み合わさっていいホラーになっている。
1話完結ではなく、1巻の後半では事件がリンクしてくる連作形式。2巻以降では話がもっと深まると思う。

作り込まれた漫画のための漫画。最近こういう作品は貴重になってきた。この先、何度も読み返すと思う。

うーん、『ネムキ+』で連載されると少女漫画に分類されちゃうのか。前作「りんたとさじりんたとさじ」から実に8年。ホラー漫画界で独自の位置にいるオガツカヅオオガツカヅオが、青年漫画の原作者、星野茂樹星野茂樹と組んで作り上げたのは、より骨太で重層的な構造を持つ怪異物語。怖いけど面白い、面白いけど後味の悪い、良質なホラー作品に仕上がっている。

リン太とさじも登場するものの、読んでなくても全然問題のない親切設計、どの話も単独で読んでも面白く、続けて読むとより深い味わいに。ホラー好きな人もそうじゃない人も、もちろん男性にもおすすめ。そのまま映像化できそう、っていうかいつか映像化されると予言しておきたい。

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