むちゃくちゃ面白いのになんで2巻が出ないの?
オカルト漫画として満点かもしれない。しっかり怖いのに物語としても面白い。風変わりなキャラ達は実写化にも向いてそう。なのに2巻が出てないなんて信じられない…。 ビルの壁にある人型のようなシミを消そうとした清掃員が死亡した。他にも管理人や警備員など関わった人間が次々と失踪する。こうした奇妙な事件が起きた時にまず動くのが市役所の特別事案対策室・通称「ことなかれ課」の人々。彼らが常識では考えられない出来事を解決していく話です。 子供を事故で亡くしたお母さんの話がすごかった。あの1話でも完璧だったけど続きがあると知って喜んだのに…。あのラストシーンを読ませといてお預けはないよ〜。
うーん、『ネムキ+』で連載されると少女漫画に分類されちゃうのか。前作「りんたとさじ」から実に8年。ホラー漫画界で独自の位置にいるオガツカヅオが、青年漫画の原作者、星野茂樹と組んで作り上げたのは、より骨太で重層的な構造を持つ怪異物語。怖いけど面白い、面白いけど後味の悪い、良質なホラー作品に仕上がっている。
リン太とさじも登場するものの、読んでなくても全然問題のない親切設計、どの話も単独で読んでも面白く、続けて読むとより深い味わいに。ホラー好きな人もそうじゃない人も、もちろん男性にもおすすめ。そのまま映像化できそう、っていうかいつか映像化されると予言しておきたい。