エロすぎてワロタ
良かった点 回を重ねるごとにテンポよく進んで読みやすかった。少しずつずれつつも最後に綺麗にまとまりそうな感じがいい。映画の「わらの犬」の使い方が良かった。 総評 単行本のあとがきにも書いてあったが、最終回執筆中に作者の小路啓之が亡くなったのが残念。どういう結末で終わるのかはもう誰もわからない
※ネタバレを含むクチコミです。
良かった点 3つの短編のどれも面白い。1番心に残ったのはチェスの「ユーリ シルバーマン」土壇場でも自分の主義主張に従う主人公はやはりかっこいいな メモ モーニングで連載していた「異法人」の絵に似ているし名前も似ているから何か関係あるかと調べてみたら、単独名義のマンガらしい
大手百貨店でふとん売り場から婦人服の売り場に配置換えされた絹恵の奮闘を描いた作品です。前から思っていましたが、服の販売員て本当に大変そうな仕事ですよね。特に百貨店や大手デパートって制約がすごそうで、とても好きなだけで働ける場所ではないなぁと。なので、舞台裏を少し覗けた感じがしてとても興味深かったです。最近はどんなお店でも「見守り接客」が認められてきた感じがありますが、高級デパートやブティック等、良いところでは昔からこのスタイルの接客だったのではないかなと思ってしまいました。 服に興味がなくても十分楽しめる漫画ですが、服好きな人はより楽しめますし、少し豆知識がつきます。
夢喰いメリーのアニメやってた頃…まどマギとかと同時期だったかな?その当時一番可愛い絵を描く漫画家は牛木義隆先生であったと、私は今でも信じて疑っておりません。まどマギや艦これのアンソロジーコミックで表紙を務めるなど、それから数年は萌え漫画界のトップランナーであったことに疑いの余地はないわけであります。 そんな夢喰いメリーの何が素晴らしいかって、話も面白いしアクションもかっこいいんです。深崎暮人さんやいとうのいぢさんがスーパースターになりえたのも、面白い作品あってこそだと思うのです。それを独力でやってのける「絵がイケてる漫画家」に尊敬の念を禁じ得ないのでありました。 現実のファッションなどと同様、絵柄(顔とか服とか塗りとか含め)の流行り廃りって恐ろしく早くて、当然「萌え」もその例外ではないですよね。今一番萌える漫画ってどれなのかなーって、ふと考えたりすることがあります。
良かった点 ハイテンションなギャグと早い展開で一気に読めた セクシーコップ/カナエとマリが登場する回は良かった 気になった点 後半の感じがちょっと苦手 総評 好きな系統のハイテンションギャグ漫画で読んで良かった。コイヘルペス山田の名前といい、山田の絡むシーンは不気味すぎて良い 八戸流星はスピンオフマンガになったりと人気キャラだったんだな
筋肉さえあれば!筋トレさえしていれば!どんな問題も解決できる!とにかく社長のひとことが素晴らしい。狩る側にならなければ!
良かった点 女子校の中等部から内部進学した内部生と受験して入学した主人公が周りとのどうでもいい差を気にしながら生活するところが面白い。周りから見るとどうでもいいけど本人と学校という狭い空間では重要 気になった点 最後の方が急に雰囲気が変わって終わってしまった 総評 この主人公が実家がどうも近所っぽいので妙な親近感が湧いたし、全然知らない世界の話がわかって読んで良かった 学生時代の観察眼が「高校球児 ザワさん」につながってるのかな
良かった点 オリジナリティのあるギャグ回も面白いしドラゴンボールなどの過去の漫画のネタを使った回も良かった 総評 ここ最近のギャグ漫画家では1番好き
麻雀詳しくないし、雀荘に行ったことも無いけども、この漫画で雀荘の苦労というものが少しわかった気がする。 楽そうな商売というイメージを勝手に持ってたけど、今の時代は集客するにも一苦労なんだな。 店側が客に勝ちすぎても駄目だし、負けすぎても駄目という、さじ加減が難しい商売だと感じた。 オッサンばかり登場する漫画だが、救いはバイトのカオリちゃんが居ることだな。 よく働く子で、愛想がよくお客さんからの人気は高いし、麻雀もちゃんと打つ。 爽やかな明るさが、店のオッサン臭さをファブリーズばりにかき消してくれる。 志名坂先生の描く女性は、時代の流行という感じじゃないけど、独特の良さがあるんだよなー。(色気はないけども。。) 「逆脱衣麻雀」とか、ちょっとしたサービスシーンでも、全くエロさがなくて健康的な下着CMみたいだったw
私事ながら、先日、夏の休暇に鎌倉へ遊びに行ってきました。一日じゅう海だ山だと方々歩きまわって、さいごは海岸の小さな橋に足をぶらんと投げ出して海と日没を拝みました。 帰ってきて翌日、そういえば、鎌倉といえば『海街diary』だったと思い立ち、本棚を漁って、およそ2年ぶりに頁をめくりました。連載のスピードがあまりに遅いのでしばらく放っておいたんですね。するとどうでしょう、鎌倉で目にした風景のあれやこれやが数頁に2,3度も描かれている。とりわけ、私がさいごに腰を落ち着けた海岸の小さな橋、これが何度も出てきてですね、しかも三姉妹それぞれの重要な逢瀬の場になっている。そのときは涙でぐしゃぐしゃになりながら読んでいたわけですが、後になって冷静に考えてみると、じぶんの無意識がおそろしいのか、すべては吉田秋生の手中にあるのか、それは分かりませんけども、とにかく場所の力というのは物凄いと感じました。この海岸の小さな橋以外にも、おなじ風景はたくさん描かれていて、しかも、違う人物がそこに居たりする。おそらく、それらの場所は、鎌倉において人がしぜんと足を止めてしまうところなのでしょう。 海街diaryを通して読んでいくと、とくに人の生死やお金にまつわる問題をめぐって、いかに人と人とが分かり合うことが困難か、というより、そもそも分かり合うことはできないけれどそれでも生きてゆく、というモチーフが繰り返し描かれているように思います。でも今回、鎌倉にじっさいに足を運んでみて、そんな人それぞれの胸の内の想いが、おなじ鎌倉の風景の下で人知れず交わっている、そんなことを考えると胸が熱くなってくるのです。
岳やBLUE GIANTの石塚真一の短編集 胡散臭い占い師のコメディで寝る前に読むのにちょうどいいくらいの読みやすさで何回も読んでる シリアスなBLUE GIANTも面白いけど、コメディも面白い
切れ長のイケメン傭兵と、オサゲの童顔少女、美貌のヒューマノイド、そして狂える天才科学者が織り成す近未来SF。 かれこれ二十年前の作品だが、多少ご都合主義の所はあれど、絵もストーリーも陳腐化することなく、今読み返しても十分鑑賞に耐える。 ヒューマノイドが人を超えた能力を持っているのに人にに成りきれず葛藤するなど、少し陳腐に感じる部分も美しく、表現力のある描写でわざとらしさを感じさせない。 全5巻の中で、中だるみも飛ばしすぎな所ろもなく、エンディングも綺麗にまとまっているため、一気に読めて、満足度も高い。 カラーのページも多く、絵を見るだけでも価値がある。 が。 一番の見所は、エリート然としたヒロインの姉が、主人公の傭兵に惹かれるもなかなか素直になれないところ。 ツンデレ萌えの原点です!!
主人公は桃太郎の子孫と自称し、 2代目桃太郎としてプロレス団体に所属しているレスラーで 他のおとぎ話の子孫のレスラーなどの挑戦者が現れて戦うというジャンプっぽい漫画 プロレス漫画として面白いがギャグ漫画としても他のギャグ漫画に引けを取らなくいくらい面白い。特に坂田 鋼鉄郎/牛馬鹿丸のコンビが絡むギャグは、いまだに話のネタになるくらい良く覚えているものもある 牛馬鹿丸と弁慶が入れ替わった回は何回読んだかわからないぐらい好き 今更だけどTHE MOMOTAROHは、UWFとかの影響がすごい受けているのがわかった。
好きな漫画を聞かれてバトロワと答えると「えっ」と言われます。 小説を読んでいないのでどれだけ原作に忠実なのかはわかりませんが、やはりストーリーがしっかりしているし大変面白いですね。絵もすごく合っていると思います。肉の艶やかな感じも、戦闘シーンのかっこよさも素敵です。 映画では藤原竜也(七原)や安藤政信(桐山)、柴咲コウさんが相馬光子役で出演していて、こちらもとても美しくて良いですよ~
愚痴、政権批判、病気の話ばかりかと思いきや、さらっと「マンガとは国語力である」と言い切る。マンガを映画と小説の中間ではなく、絵文字混じりの文章のようなものと説明しており、目から鱗が落ちた。
昭和初期の満州国で年少の頃から「殺手」としての教育を受けた男の話。 物語は現代で、「殺手」と物書きがスナックで出会うところから始まる。 年少の頃の日常生活が「殺手」としてのトレーニングになってたや、両親との満州からの逃避行、戦後直後の生活が詳細に書かれていて面白い 単行本に収録されている部分でも面白いが、これからもっと物語が面白くなりそうなところで、掲載誌終了に伴い終わっている。 同じ掲載誌のビッグコミック1で連載されていた一ノ関圭の「鼻紙写楽」の新シリーズが開始しているなら、「殺手」も新シリーズを始めて欲しいぜ。
タイトルに姫とかついてる少女漫画って…と始めは思いましたが、よくある感じの恋愛につっぱしった内容というよりヒロイン月海ちゃんのシンデレラストーリー的な…女性に好まれそうな漫画だなぁと思いました。 なにより同じアパートの住人達が全部オタクでバラエティに富んでいるのが良かったです。風貌の独特な感じとか。月海ちゃんも最後まで基本スタイルはもさっとしてるので、なんか「あぁあくまでクラゲ最優先の人なんだ…」と共感する人が多いかもしれません。 クラゲ人気に火をつけたり、男の娘キャラをいち早く使ったり、東村さんはアンテナがすごいんだと思います。
あの大傑作「GUNSLINGER GIRL」の相田裕先生の最新作。青春時代の儚さとか、前を向いて歩く強さとか、も本当さすがの一言。 刊行ペースから見ても勢いだけでズバっと書けるような簡単なお話ではないのが伝わってくる。一話一話が噛みしめながら登る石段のようだ。人生において最も特別で濃密な3年間を、果たして自分はこれほど輝かしく過ごせただろうか…羨ましくもあり懐かしくもなった。 ガンスリが「別れ」や「失い続ける」話だったのに対して1518は「再会」と「新たなスタート」の話。どちらも泣けるので、できればどちらも読まれたし。
二つの謎を追っていく物語は起承転結がはっきりしていて、とても分かりやすいです。 話以上に素晴らしいのが、銭湯や隣接するコインランドリーの描写。銭湯マニアの私にはたまりませんでした。 また登場人物一人一人が魅力的で、実在する人物かのように錯覚してしまいます。主人公の女性のショートカットが、はちゃめちゃにオシャレ… 今回豊田徹也先生のまんがを始めて読みましたが、他も読んでみようと思いました。
相原コージ原作のアイドル養成所の漫画。これまでの相原コージ作品では『ムジナ』に似たものを感じます。 作画は『放課後少女バウト』の藤田かくじ先生が担当されていて、女の子がとてもかわいらしいです。 アイドル養成所「パンダの穴」はグーグルアースにも映らない絶海の孤島にあり、銃を持った警備員が監視の目を光らせています。脱出を試みれば容赦なく処刑されるような地獄に拉致されてきた主人公の花。彼女は外に出るための条件であるデビューのためにトレーニングを積んでいくことになりそうです。 「パンダの穴」の実体、アイドルを育てる目的、後半に出てきた一際目を惹く少女の存在など気になるところはたくさんあります。幸か不幸か、花にはアイドルの才能があったようなので、成長していく姿が楽しみです。 『ムジナ』や『真・異種格闘大戦』にもみられた相原コージ先生の解説語りは健在でした。
ミステリー作家の綾辻行人が原作、『動物のお医者さん』の佐々木倫子が漫画を担当するコミカルなミステリー。 女子高生の空海(そらみ)が夜行列車「幻夜」の車中で起こった殺人事件を、乗り合わせた鉄道オタクたちと真相を解明していきます。2005年に月刊IKKIで連載していたらしいです。 「犯人は誰か?」「殺した方法とは?」この二つの謎を巡って物語が進んで行きます。鍵となるのは走行中の列車に忍び込む方法ですが、綾辻行人によるミスリードが仕込まれています。これにハマってしまうと、読者は空海とともに大前提から認識を改めなければなりません。私もまんまとやられました。 また、事件が起きる前はもちろん、人が死んでからも鉄道オタクたちのギャグが連発されるので「みんなが空海を騙そうとしているだけで、殺人事件に見せかけたドッキリでは?」という疑問が何度か頭をよぎりました。 鉄道ギャグは「乗る」「撮る」「時刻表」など多岐にわたっています。鉄道に明るければオタクたちに共感できると思いますし、そうでない人も勉強になると思います。殺人やミステリーが苦手な人でも、クスリと笑える佐々木倫子のギャグが豊富なので楽しめますよ。
「富」という年下の男が担当編集になった女性漫画家「ミヤヂ」が主人公。 イケメンかつ可愛らしい富に、ミヤヂは惹かれていく。恋心が募るうちに、富とセックスする夢を見るまでになってしまった。 打ち合わせに身が入らず悶々としているところに「一発やりますか?」と富から誘われて… けっこうアダルティーなシーンが多かった… でも登場人物が救いがあったので読後感は悪くなかった
異空間に閉じ込められて、命と大金をかけたゲームを強いられる──というなんの変哲もないデスゲームではあるのですが、読んでみると存外魂込ってて良い漫画だなと思いました。 1.ゲームマスター(表紙の子、天使こと「クロエル」)が可愛い かみまろとかガンツ玉とかマナブ君的なポジのキャラが表紙飾っちゃってます。ドヤ顔で無駄にポーズをキメながら司会進行するクロエルが楽しみで楽しみでつい読み進めてしまう感ある。清々しいほど残虐w 2.TS主人公 参加者は性別年齢問わず、美少女に姿を変えられてゲームに挑みます。主人公と思しき冴えない眼鏡男よりも、ヤングガンガンですから、黒髪美女が活躍するほうが画的にも良いに決まっています。 3.バナー映えする 結構容赦なく命が危険に晒されるので、こういうジャンルに付き物の顔芸にも説得力が生まれます。グロが無い代わりにみんな頭おかしいことで成り立っている顔芸漫画「賭ケグルイ」とは違って、こちらは全面的に真面目です。 4.頭脳戦はまずまず まずまずですね。 あと、人を蹴落とすことに躊躇いがない主人公は読んでて気持ちいいですね。その辺の葛藤みたいな展開が嫌いなわけではないですが、この作品ではそれを他の脇役に任せちゃってるのが上手いなと。 そして何よりこの手の漫画は1巻のうちに読者にあっと言わせるどんでん返しをひとつは仕込んでくるサービス精神が素敵です。
ゾンビに支配された地球で唯一の生き残りが引きこもりの女だった、、 たった1人になっても楽しそうにしているので、最近多いゾンビものの中でも稀有な一作。
今の20代前半は懐かしくて、仕方ないのではないのではないのでしょうか・・・ 当時、小学生の僕は、コロコロコミックをコロッケ楽しみによんでいました 親子愛に友情をおしえてもらいました。 いまでも子供ながらに不思議だったのが、金貨を貯金箱にパンパンに集めると、願い事がかなうのですが、人それぞれ貯金箱の大きさがちがうということです。
10代中頃からずっと読んでいていつのまにかこの漫画とも20年以上の付き合いになってた。 この漫画の前に連載していた「ラストニュース」が好きで、新連載はどんな社会派漫画かなと思ってたら中高年の恋愛漫画という10代の俺にはよく理解できない内容で、ちょっと残念に思ってたけど、なんとなく読んでいたら、もうそろそろ登場人物の年齢に近くなってきた。 基本は、ハッピーエンドになる話が多く、たまに中年独身男がラブドールと同棲生活をするとか、Pokémon GOネタだったり、タイムスリップして宮本武蔵と会うとかのトンデモ回もあるので飽きずに楽しめる。 個人的な名作回は作者の食事に対する知識が発揮される「星のレストラン」 弘兼憲史のデビュー作「風薫る」から初期短編集など読んでみると、黄昏流星群というのは過去の作風の集大成なのかなと思ったりもする。 黄昏流星群が好きな方は初期短編の「朝の陽光の中で」もおすすめです。
アルスラーン戦記も銀の匙もやってなかった頃、これを読んで「面白いマンガ描く人って何描かせても面白いんだな…」と感じたものでした。1巻の乳搾り体験を荒らす話で腹抱えて笑いました。 本土に喧嘩を売り、ロシアに喧嘩を売り、熊に喧嘩を売り、害獣を駆除したり鶏を〆たり牛の角を切ったり、かなり好戦的で血みどろな内容なので動物ナントカ団体やらベ〇タリアン協会が怒り狂いそうな…あるいはそうした反発をも「何が悪い」と一笑に付してしまいそうな、本当の意味でのプライドや覚悟みたいなものを感じます。 これを読んでから銀の匙を読むと、また違った楽しみ方ができる気がします。
国の税金の無駄遣いは許せない!と思ってる人は、この漫画を読むとめちゃくちゃスカッとするよ。 不死身の超人アクメツが、日本の公共事業等の利権に巣食う税金泥棒たちを「悪人」と定め、バンバン懲らしめてくれる。 裏で暗躍する政治家や要人を表に引きずり出しては天誅を下してくれるから、爽快この上ない。税金を浪費した額が大きければ大きいほど、怒りは高まり、得られるカタルシスは高まる。 日本の政治に不満のある人間なら多少なりとも抱いている願望を、存分に満たしてくれる!!のだが…。政治的に過激な主張が多いので、あまり周囲に喧伝できる作品じゃないのは確か。 この漫画の通りに、極論で「悪人」を排除したところで、日本が良くなるかといったらそう単純な話ではない。 結局は、日本の組織の構造が変わらなければ、根本的な問題は解決しないと思うッス。 なので、とりあえず娯楽として楽しむが吉かと。 できれば若いうちに読んだ方が、ピュアに楽しめる漫画かもしれない。
漫画喫茶で泣きました笑 青春!友情がリアル!!
しのごの言わずにまず5巻!読んでみてください\(^o^)/
とにかくレナ!
首を搔きむしるのが本当ちょっと、、やめて。・゜・(ノД`)・゜・。仲間がテーマ!
複雑でわからん!ってところもありますが、うわ騙された!!!といい感じにのこる謎が絶妙!
ちょいちょいトラウマレベルの作画。・゜・(ノД`)・゜・。ページめくるのどきどきします!
自作の手裏剣で相手を倒して行くのだが、相手が一方的な悪人ではなく、主人公から喧嘩売ったりと、正義の味方の感じはない。 途中で仲間になるガンマンもそんな感じで、個人的な恨みをはらしているだけにしか見えない 西岸良平は鬱屈した精神状態の青年を書くが上手いと思う。
ある時代の日本の、ある価値観を強烈に反映した作品であり、それ故に人によって評価は分かれるだろう。ここに出てくる作者の「美学」は2017年の日本のネット上に晒されたら確実に炎上する。連載当時(2002年くらい)ならカウンターとして有効だったかも知れないが、今の感覚からするとびっくりするような表現だらけで、改めて時代の移り変わりを実感した。いつか「こんな時代もあったんだな」と面白く読める日が来ることを願う。
relaxって雑誌が好きで、学生時代によく読んでた。その98号に「アテもなくハムトースト」が載ってて、特に感動した訳でもないんだけど、会社を辞める時や、喫茶店でメニューを見る度にふと思い出す。
コージィ城倉がおそろしく優れた漫画家および漫画原作者であり、その両端の活動を、誰もがその早すぎる自死を惜しんでやまない天才漫画家の大名作を継ぐという史上もっとも美しい形で引き受けたことへの敬意をまず述べておきたいのですが、この際そんなことはどうでもよくて(ぜんぜんよくない! ほんとうにありがとう! コージィ城倉)、じつに38年の時を超えて、谷口が、丸井が、五十嵐が、ほかにも愛おしいすべてのキャラクターたちが、コマのなかでバットを振り、白球を投げる、もうそれだけで涙がはらはらと頬をつたって止まらないのです。 これが映画だったらどうか、小説だったらどうか、あるいは、大友克洋の出現以降おそろしいまでの発展を遂げた現代のマンガだったどうか。どれをとってもこの感動は生まれないと思うのです。白と黒の線とコマで描かれた「記号」の集積物としてのマンガ、このもっとも基本的であり、もっとも美しくもあるマンガ本来のスタイル、これだからこそ為しえた奇跡だと思うのです。手塚治虫いらい編み出され共有されてきたマンガ的記号、この幾ばくかの記号のうち、ちばあきおが好んで使用したものをコージィ城倉が受け借りてここに再現する、これをマンガ的感動と言わないで何と言えばいいのでしょうか。
妖怪?マッサージ?と思いつつ、押切蓮介のファンなので読んでみました。 押切先生がネームを描いて、愛弟子が作画しているようです。 タイトルそのまんま妖怪をただマッサージする話なんですが、作画の忌木先生がエロい絵得意らしいのでエロく仕上がってます。 ちょっとマッサージの勉強にもなっていいです。
小学生の頃コロコロコミックを読んでいて、でんぢゃらすじーさんとサルゲッチュの漫画と田中太郎が好きでした。 田中太郎くんがずっとふざけてるだけのギャグマンガなんですが最終巻はハートフルでちょっと泣けます。
タイトルを読んでそのまんま鉄道と恋愛の2つが作品のメインテーマ。正直私には鉄道のことはよくわからんのですがとても面白かった。 オムニバス形式の1巻でいちど完結したのち2巻から新展開となるので、まずは1巻について。グルメ漫画における美味しい食べ物のようなノリで鉄道ネタが出て来る。斬新過ぎてはじめは戸惑うが、後半の鉄道模型の話はたぶんいちばんわかりやすく共感とか感動を得られると思う。続く終電の話でおおっと感嘆。 1巻のあるエピソードの続編が2巻以降つづく。ここでも鉄道が重要なファクターになっているのには違いないけれども、青春漫画として少女漫画として普通に超最高なので、1巻を枕として楽しめたらもうあとは4巻まで一気に読んで泣くまでいくのがよいかと。 オールバックから始まりオールバックで終わる、アツい魂を感じる漫画でもあった
裏社会では「悪の帝王」と呼ばれる怪人「蜃気郎」が芸術的な犯罪を計画して実行するのだが、その際に犯罪に利用した人物や関係者に対して「蜃気郎」が協力者への謝礼という形でなんかしら報いるので、みんなが幸福になる良い短編集 「街角のブルース」/「二つの顔の女」/「復活の日」が特に好みだ。 西岸良平は「三丁目の夕日」のイメージが強くて、今まであんまり読んでいなかったけど「西岸良平名作集」を読んで他のも読みたいって気になった
ちばあきおの代表作『プレイボール』の続編。『プレイボール』は作者の体調不良により最後の夏大会を前にして完結。その後、急逝により物語はそこで終わってしまっていた。それをコージィ城倉がちばあきおの画風と作風を再現しながら続きを描いている。 1話目には導入もなく、『プレイボール』の最終話からそのまま読める。この構成から、「新作」ではなく「続編」であるという、コージィ城倉の意気込みが伝わってくる。 谷口のスパルタも、丸井の谷口への深い愛も、田所さんの面倒見の良さも健在。好きだった『プレイボール』が復活したようで嬉しい。ちばあきおが描ききれなかった谷口たちの最後の大会の行く末を見守りたい。
マンバ通信の記事を読んでみて興味が湧いたので読んでみた。 実在する病気って名なんだろう?と思いながら読み進めていたら、なるほど確かに知ってはいるけど実態はよく知らない病気だった。 でも手強い病原体とはいえ昔からあるものだし、治療法や対策は確立されていそうだから、パンデミックといっても人為的なミスや、政治や組織の問題で感染が広がっていって大規模になるのかなぁ?と想像していたら……それだけではないなるほどそりゃオソロシイわという展開で1巻が終わり。実際に起こりうるんじゃないか?と思わせる巧みな設定とストーリー展開に恐怖感を覚えざるを得なかった。 パンデミックを取り扱った作品はマンガに限らず数多くある中で、今後どういったストーリーが描かれていくのか?何か新し切り口が描かれるのか?いろいろと楽しみ。 続きをはよ!
体力が落ち、それに引きずられるように精神的にも弱くなる中年。でも何故か性欲だけはあったりするから厄介だ。若手のように頑張ることもできないし、老人のように逃げ切ることも望めない。良いことひとつも描かれてないけど、読んでると不思議と力が湧いてくる。悩める中年は「恋は雨上がりのように」とか読んでんじゃねえこっち読め!
卜部さんはかわいいし、椿くんは本当にいい子。 二人の関係が深まっていく過程が好き。 唾液コミュニケーションが生理的に無理でなければぜひみんな読んでほしい… 植芝先生の新連載の大蜘蛛ちゃんフラッシュバックも期待しています。
エロすぎてワロタ