昭和初期の満州国で年少の頃から「殺手」としての教育を受けた男の話。
物語は現代で、「殺手」と物書きがスナックで出会うところから始まる。

年少の頃の日常生活が「殺手」としてのトレーニングになってたや、両親との満州からの逃避行、戦後直後の生活が詳細に書かれていて面白い

単行本に収録されている部分でも面白いが、これからもっと物語が面白くなりそうなところで、掲載誌終了に伴い終わっている。

同じ掲載誌のビッグコミック1で連載されていた一ノ関圭の「鼻紙写楽」の新シリーズが開始しているなら、「殺手」も新シリーズを始めて欲しいぜ。

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主人公の回想を中心に物語が進むことで、まるで自分もその場にいるかのように感じられ、とても引き込まれた。ストーリーは重厚で、歴史考証が非常にしっかりしているだけに、事実なのか創作なのかギリギリわからない所が良い。

続きで気になるのは、裏で手を引いていた「瀬川」の存在だが、この人は実在の人物なのだろうか。昭和の参謀と呼ばれた瀬島龍三をモデルにしているような気もしたけど違うのかな。

主人公がどういう「殺手(殺し屋)」となっていくのか、すごい気になるのだが……どうにかして連載再開できぬだろうか!!!

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