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殺手(1)
二流の小説書きである「私」は、ある夜、なじみのスナックでひとりの「老人」と出会う。老人は、昭和初期に満洲を駆け巡った馬賊の子で、年少の頃から「殺手」としての教育を受けたという。別の若い客が「生きるために人殺しまでしたのか?」と老人につっかかると、「初めて人を殺したのは13歳の夏だ」と、終戦直前のソ連による満洲侵攻時のことを語りだし…。
殺手(2)
1945(昭和20)年8月9日、突如ソ連が満洲に侵攻してきた。央輝、玲花、譚は、ソ満国境の地下要塞にいる弥江のもとにたどり着くが、そこで大勢の日本人避難民を守る兵隊の数はわずか50人足らず。しかも、ろくな武器も持っていない有り様だった。まもなく始まったソ連軍の攻撃に、たちまち陥落寸前となるが、そこに征二郎率いる馬賊が敵後方をついて窮地を救い…。