かしこ2022/03/05誰もいなくなってしまった世界で…ある日突然世界で一人ぼっちになってしまった少女ミヤコのお話。基本的にはシュールなギャグ4コマ漫画なのですが、たまにミヤコが夜寝る前に絶望したり、そういうリアリティのある心理状況と非現実的なギャグのバランスがちょうどよくてクセになりました。初めから独特な世界観ですがフラミンゴになってしまった元少年のオンノジが登場してから更にそれが加速していきますね。今までに読んだことないような漫画だと思ったのと、作者さんもあとがきで語られていたように飛行機のシーンがとても印象に残りました。オンノジ施川ユウキ3わかる
かしこ2022/03/05嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推すめちゃめちゃ面白かった。読み始めると面白いから熱中しちゃって気づいたら3時間も経ってて窓の外が暗くなってることがザラにあって「時間泥棒…!」と思ったこともあったけれども、10巻くらいから読み終わってしまうことが悲しいけど面白くてやめられないという嬉しい葛藤を抱えながら読んでました。 東京赤坂に会社があってデザイン業をしていてたまに大きい賞をもらったりして実はカッコいい人達なハズなのに、漫画の中では真面目に働いてる時の方が珍しいのがヘンテコで面白いんですよね。しかも主要人物が大阪出身者ばかりなので会話もノリも関西風なのです。 嫌いなキャラクターが1人もいないんだけど、好きなキャラクターを強いて言うなら①オカちゃん②ヤーマダくん③シモヤナギさんかな。この3人が出てくる話は個人的に「当たり」でした。夏は恒例で日本画の大家であるハルキくんのおじいちゃんの仕事の手伝いでお寺の天井画を描きに行ってるのも毎回の楽しみだった。誰も寝てはならぬ Nessun dormaサライネス6わかる
かしこ2022/02/26記憶喪失のままプー太郎生活in板橋北海道に住んでいた信也は高校を卒業してすぐに2個下の恭子と結婚するが、恭子が東京に行くという手紙を残して家出したので探しに行く途中で記憶喪失になってしまう。たどり着いた板橋区の商店街で定食屋の娘・今日子といい感じになり、何もかも忘れたまま東京で生きていこうとしたところで恭子と再会する…。 途中で本筋から離れた展開が大盛り上がりするので「これどうなるんだ…」と内心不安になりつつだったのですが、最後は夢中で読みましたね。 麻雀が激ヨワなせんべい屋のじーちゃんとか、タレント志望のパチプロの24歳とかサブキャラも魅力的だった。「HOTEL CALFORINIA」のモトコも出てきて元気(?)にキャバ嬢やってたのでよかった。東京プーすぎむらしんいち2わかる
かしこ2022/02/26「衛府の七忍」読んでみた「シグルイの藤木源之助っぽい人が登場してる」と教えていただいたので読んでみました。本当に出てきた!もしかしてこれまでの山口貴由作品の登場人物が結構出てるのかな。ようやく7人揃った〜!いよいよこれからだ!!ってところでいきなり完結したのが斬新だった…。これは何年後かに新章が描かれたりすることもあり得るのだろうか。桃太郎が投げた犬が爆発するところで一番笑いました。衛府の七忍山口貴由5わかる
かしこ2022/02/22宇宙人兄弟の東京生活移住計画を実行するべきか調査する為に地球に送り込まれた宇宙人の兄弟のお話。地球人に変身して任務を遂行するんだけど、弟は要領がいいのに兄はすごく不器用なんです。でも実は兄自身は知らされていない重要事項があって…?! 塩分を取り過ぎると身体が溶けちゃうくらいのゆる〜いSF設定が気軽に読めてちょうどいい。大学生になりすましてる弟のゆるいチャラさも、フリーターの兄のゆるい生活っぷりも読んでて楽しかった。あと猫もたくさん出てくる。もしうちに遊びに来た人に「面白い漫画ある?」って言われたらこれかラブラブエイリアンを渡したいな。トーキョーエイリアンブラザーズ真造圭伍
かしこ2022/02/20お父さんでも平田弘史のままだった!平田弘史って家庭ではどんな感じなんだろう…?という好奇心で読んでみました。私が想像していた以上にとても家族仲が良くていいお父さんでした。家族もお父さんのキャラクターを楽しんでるって感じがします。後半からは平田弘史節が炸裂していくのですが、毎回ひとことコメントを寄せている奥様はどんな話題にもしっかり自分の意見を返していてすごいと思いました!いいご夫婦ですね。 しかしこれがヤングマガジンで連載されてたなんて驚きです。解説に『古くからのファンには賛否両論を呼び、著者を知らないヤングマガジンの大多数の読者からは困惑された』とあって笑いました!そりゃそうだ。でも連載を決めたのが由利さんだったと書いてあったので大納得(由利さんについては「20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~」で知りました)。色んな意味で面白かったです。平田弘史のお父さん物語平田弘史
かしこ2022/02/19「駿河城御前試合」に興味を持ったので読んでみた「シグルイ」のクチコミを投稿したらオススメの漫画として表示されたので読んでみた。「駿河城御前試合」って本当はこんなに長い話なんだ…!というのと、どんどん内容がカオスになっていくので衝撃を受けました。斬られることに興奮する性癖を持ってるヤツの話が一番インパクトがあったかも。墓石を斬らせるのは一休さんのトンチかよ!みたいな別の面白さがあったけど…。作者さんの後書きも含めて読んでよかったと思った作品でした。腕KAINA~駿河城御前試合~森秀樹 南條範夫3わかる
かしこ2022/02/19「シグルイ」読んでみた面白いから一気に読めちゃうんだけど一瞬一瞬の絵から伝わってくる気迫が尋常じゃなくて一気に読むのが勿体無いと思いながらじっくり読みました。全15巻なのに一話目のあのシーンはいつになったら始まるのか後半からはドキドキしてましたが、そんな心配が吹っ飛ぶようなクライマックスでしたね…!痺れるようないい終わり方だったと思います。藤木はこれからどうなるのか気になるから続編があったらそれは嬉しいけど…。誰もが知っている名作ですし私ごときに語れるものは何もないです(マンバにも熱いクチコミが他にたくさんあるのでそちらをぜひ読んで下さい)…!!シグルイ南條範夫 山口貴由4わかる
かしこ2022/02/17吉野朔実先生の鋭さが満載だった主人公の名前「瞳子(とうこ)」がそのままタイトルになっていて、ちょっと不思議な名前なのでどういうお話なのかイメージしづらいと思いますが、大学を卒業しても働かずに実家暮らしをして気の合う友達とダラダラ遊ぶ毎日を過ごしている瞳子の日々を描いた話なのです。ただこの瞳子という人は吉野朔実先生の若かりし頃がモデルになっているので感受性がとても鋭いんですね。 働いていないので日中は専業主婦の母親と二人っきりになるのですが、全く趣味が合わないので喧嘩ばかりしてしまうんです。しかし友達の母親は中国茶を嗜むような趣味人で瞳子はそんな彼女に憧れるのですが、ある日お茶をしながら「戦争で苦労しなかった私は本当に神様に愛されていたんだと思います」と言われたことがきっかけで「それじゃあ空襲で火の中を走らなければいけなかった自分の母親は神様に愛されていなかったということだろうか?」とふと考えてしまい…というのが第1話。親子関係を描いた話の中でもなかなかの鋭さでした。瞳子吉野朔実
かしこ2022/02/13耽美なミステリー死んだKの葬式をしている同じアパートの住人達。しかし肝心のKの死体はそこにはなく行方不明なのだった。Kが住んでいた301号室に引っ越してきた主人公のミカヤは、夜な夜な夢の中にKが現れるようになったことがきっかけで死体探しを始める…。 愛蔵版の発売をきっかけに読んでみました!楠本まき先生は漫画家さんの中でも印刷や紙の材質にもこだわりのある方だと思うので、これから読む人は出来れば愛蔵版をゲットした方がいいかも。特に赤が美しかったです。 代表作の一つでもある「Kの葬列」ですがまさかミステリーだとは知りませんでした…!でもこれは楠本先生にしか描けない世界観。まさに耽美。肉屋や人形作りの女、そしてモルクワァラを回収する青年…K以外のアパートの住人も謎めいていて引き込まれました。Kの葬列楠本まき1わかる
かしこ2022/02/08現代の正統派ガロ流れるような夜の風景が印象的な漫画です。芸術を志している学生の苦悩を描いた話でどれも一話完結なのですが、登場人物には繋がりがあったりしてみんな同じ大学の学生だということが分かります。作者の身の回りのことがモチーフになっていると思うのでどうしても私小説みたいな感じで受け取ってしまうのですが、だからこそ往年のガロの名作達に近いものを感じました。でもそういうガロの作品では不安や焦燥感を持った若者が何かしらのアクション(女の人とドロドロの恋愛したりとか…大人しそうに見えて血気盛んな感じ?)を起こしてたと思うのですが、「アイコン」の場合はそういうエネルギーが自分の内側に向かっていくのでよりセリフや線が少なく洗練された印象を持ちました。ちなみにタイトルの「アイコン」とはLINEのアイコンのことです。そんなことも含めて今っぽいガロだと思いました。 青林工藝社の漫画だから紙で買うしかないのでおかしなことを言ってしまうことになるのですが絶対紙で買え!それくらい装丁もカッコよかった。特にカバー下。アイコンモリノダイチ1わかる
かしこ2022/02/06ネタバレどことなく懐かしくて新しいファンタジー #1巻応援売野機子先生は「MAMA」「薔薇だって書けるよ」を読んでからのファンで、ほとんど読んでいると言っても過言ではありません。だからこそ新作「君に会いたい」はゴリゴリの本格ファンタジーで驚きました…!元から多作な方だな〜と思っていたのですがここまでとは。かっこいいです。しかもどことなく懐かしい…オールドスタイルなファンタジーなのもキュンとするポイントです。 雪の国の王子様キスリムと火の国のお姫様ウルルは相思相愛の婚約者同士でしたが、キスリムが次期王として頼りないからとウルルの父から婚約を破棄されてしまいます。しかし2人は離れ離れになる直前に「お互いの国の真ん中で再会しよう!」と約束するのです。そして13歳で成人したキスリムは、王位継承位のない王子アルと、翼のないドラゴンと共に雪の国を抜け出します。 雪の国では過去に伝染病が流行した影響で木が一本もなく、王子達はほとんど隔離された状態で成長したなど、まだ真相が伏せられてるところもありますが、ストーリーはとにかく疾走感がすごいです。キスリムはとにかく真っ直ぐな男の子なので逆境に負けずグングン先を進んでいくし、ウルルも「お互いの国の真ん中で(再会しよう!)」と約束した通り、ただ待っているんじゃなくて城を抜け出して会いに行くガッツがあるんです。 そしてこれはものすごいネタバレになるんですが、1巻のラストで2人はほぼ再会できちゃってるんですよ…!!え〜早っっっ!!2巻どうなるの??!みたいな。続きが読みたくてウズウズしてます。君に会いたい売野機子
かしこ2022/02/05ドイツに行ってみたい!漫画を読むと行きたい国が増えますよね。私はフランスとトルコに行きたいのですが、最近「ベルリンうわの空」を読んでからドイツにも行ってみたくなり、その流れで「思えば遠くにオブスクラ」も読んでみました。 「ベルリンうわの空」は社会と自分のつながりについて理解を深めるような内容でしたが、「思えば遠くにオブスクラ」はもっと個人的な話でしたね。でもどちらも日本を離れて違う文化の中で暮らしてみることはとても良いことなのだな〜と思ったので、コロナが終わったら旅に出ようという妄想が広がりました。 「思えば遠くにオブスクラ」1巻の第7話が主人公のルームメイトが鳥の丸焼きを作ってくれて最後に食べる話なんですけど、作中はセリフなしオノマトペのみで、その演出がとってもかっこいいと思いました。 あと海外には1年間常温で保存できる真空パックの豆腐が売ってて、日本では豆腐屋が潰れるからという理由で販売禁止になったという豆知識にびっくりした…!!思えば遠くにオブスクラ靴下ぬぎ子2わかる
かしこ2022/02/05「新のぞき屋」を読んだ感想のぞき屋(つまりは探偵業)をしている主人公がなぜそこまで「のぞき」に執着するのかが中盤で明かされるんですが、あまり詳しく説明がないので自分の読解力ではよく分からなかった……。全11巻と長いわりにふんわりした終わり方だったけど、時間が経つ程にあの2人がお互いの本当の部分で向き合えて幸せになれたってことなんだからそれで良かったのかも…と思い始めた。 ストーカーとか変質者がたくさん出てくるんですが全員気色悪くて、生理的な不快さをここまで表現できるのはすごいな〜と思いました。でも一番ゾワゾワしたのは主人公が義眼の左目をガリガリ掻きむしる場面です。痛がゆい気持ちになりました…。新のぞき屋山本英夫2わかる
かしこ2022/02/01人間の本性を覗き見る「新のぞき屋」のプロトタイプ的な読み切りなんだろうか。前後編が収録されています。まだデビューしたてなのか荒削り感があって「のぞき屋」の仕事の説明もイマイチよく分からないんだけど、つまりは「人間の本性を覗き見る」というテーマは山本英夫らしくて面白い。特に前編の彼女に浮気された大学生の子供の頃のトラウマが思い出された描写がよかった。やっぱり山本英夫の人間の歪みの話は面白いな〜!これから「新のぞき屋」を読みます。のぞき屋山本英夫
かしこ2022/01/29西炯子先生の地元愛西炯子先生が地元・鹿児島の新聞で連載していた8コマ漫画です。中学一年生の「南のこ」ちゃんを主人公にほのぼのとした日常が描かれています。結構ガッツリ方言も使われていて「げー(家)」とか注釈がないと分かんないのも多かったけど、お酒好きなお父さんがお正月に飲んでるのが焼酎だったり、鹿児島らしさがたっぷりでした!西炯子先生ってもっとクールな人かと思ってたけど故郷愛に溢れた方なんですね。連載時に掲載された作者コメントも漫画と一緒に載っていてそれを読むのも楽しかった。誰かにあげる予定のバレンタインチョコを我慢できずに何個か食べちゃってそのままの状態で渡したことがあると書いてあって驚きました。豪快というかお茶目というか…(笑)いい意味で西炯子先生の印象が変わりました。のこのこ!西炯子1わかる
かしこ2022/01/27いい感じに90〜00年代を振り返れる1992年〜2001年まで朝日新聞で週一連載されてた4コマ漫画です。新聞連載なのでOL進化論よりも真面目な時事ネタが多目なんですが、連載が始まったのがバブル崩壊直後でそこから日本はずーーーっと不景気なんだなってのをしみじみ感じました。秋月りす先生が後書きで「ここ10年で一番の変化は不景気に慣れてしまったことかもしれない」とおっしゃっていてまさにそうだな…と思いました。最初の頃「セグウェイ」がアメリカで話題の謎の発明品「ジンジャー」と噂されていたとか、今となっては逆に新鮮な話もたくさんあって面白かったです。どーでもいいけど秋月りす1わかる
かしこ2022/01/18笑えるし泣ける菅野美穂と江口洋介が出演してる映画がすごく良くて、ずっと記憶に残ってたので原作を読んでみました。西原理恵子の故郷の高知の漁村が舞台になってるのかな〜って感じの、生まれた境遇とか男に振り回されて散々な目にあっても明るく生きようとする女性たちの話です。主人公は村に一軒しかないパーマ屋「野ばら」を母親と一緒に営んでる女の人。その人も故郷を離れて暮らしてたけど娘を連れて帰ってきた訳アリで、今は「こんなおばさんになっても恋をさせてくれるあの人」に夢中…。 映画の方がストーリーの見せ方が丁寧なので、映画を先に観てから原作の情緒と下品の応酬を楽しむのがオススメです。どちらでも主人公の友達のラストのセリフが印象的。映画では小池栄子が演じてたなぁ…。原作にしかない破天荒な部分での定食屋の女将がマグロをさばくついでに旦那を刺したって話が面白かった。西原理恵子の絵だと何でも笑って読めるからいい。パーマネント野ばら(新潮文庫)西原理恵子1わかる
かしこ2022/01/16かわかみじゅんこ先生の少女時代かわかみじゅんこ先生のエッセイ漫画ってのほほ〜んとして癒されるので疲れてる時によく読みます。「長女だからって。」はかわかみ先生の幼少期の頃の思い出エッセイ漫画で、長女あるあるみたいのとはちょっと違います(かわかみ先生にはお兄さんもいるし)。 のほほ〜んと描かれてるから普通に読んじゃうけど、子供の頃のかわかみ先生って結構危険な目にあってない?お兄ちゃんが熊に襲われた話とハムスターが…しちゃった話にびっくりしました。刺激が強い思い出ほど忘れないってことなんだろうか。長女だからって。かわかみじゅんこ
かしこ2022/01/15「仕掛け」って暗殺のことか!表紙が渋すぎて地味なのがもったいない!内容はめちゃくちゃ面白い!!!!マジで全1巻を繰り返し読んでます。何回読んでも面白いんだけど。これ10巻分くらい描いて欲しい…。 ストーリーは読めばすぐ分かります。暗殺の話ですからね!殺る方も殺られる方もどっちも悪い人!!全員悪人顔なのがたまらなくツボです。 ここんとこ山田芳裕の漫画を読んできたけど、これが暫定1位かもしれないな〜!仕掛暮らし山田芳裕 池波正太郎5わかる
かしこ2022/01/0920代の畑中純結婚してもうすぐ子供が産まれるって時に役所にいったら「去年の年収27万?!お産だってもっとかかりますよ!生活保護を申請しますか?」と言われたけど「漫画がブレイク寸前なんです!そのうちドーンと税金払いますから!」と言い返して、その後『まんだら屋の良太』を描いたというエピソードが印象的でした。畑中純という人は学歴はないかもしれないけど文化的教養がある人で、だから『まんだら屋の良太』もエロ全開だけど生理的に不快にならず面白く読めるんだなと思いました。「梶井基次郎も志賀直哉もつげ義春も温泉にいく話があるけど、オレは温泉の側からくる人間を眺めたい」という意図があったのも知れてよかったです。1970年代記 「まんだら屋の良太」誕生まで畑中純3わかる
かしこ2022/01/05ラーメン箸をゴルフクラブに持ち替えた小池さんもちろん「ラーメン大好き小池さん」は知ってるけど、元々はどの漫画の登場人物なのかとか全く知らないんだよな…。『ホアー!!小池さん』では突然現れたゴルフ好きなおじさんとして登場して、驚くべきことに一度もラーメンが出てこないまま終わる。普通そのキャラは捨てないよね…!!A先生にとって「小池さん=ラーメン」じゃないんだなぁ…。とにかくA先生が楽しんで描いてることが分かる漫画でした。ちなみにWikipediaを見たら小池さんが主役になってる漫画が結構あるっぽい。へぇ〜!ホアー!!小池さん藤子不二雄(A)
かしこ2022/01/04本編よりも続きを描いた短編がいいお嬢様学校に通う3人の女の子達が主人公で、3人それぞれが学校では猫を被ってたんだけど、ひょんなことから実は全員庶民派であることが分かり仲良くなります。本編は2年生だった3人が進級するところで完結していて「ちょっと物足りないな…」と思いながらページをめくったら、その後の彼女達のことを描いた短編が3本もあって結果的には大満足でした。読み終わってみたら後の短編があまりにも面白すぎて本編がおまけみたいな気持ちになりました。特にテディベアが出てくる話が好きだなぁ!あと「まるで夢みたいな話だが それならそれでいいじゃないか 夢だっていいではないか…」というモノローグに感動しました。笑う大天使川原泉3わかる
かしこ2022/01/03終わり方もよかった読んでるうちに主人公のちほさんのことを自然と応援したくなるのがよかった。個人的に子供の頃はお兄ちゃんの影響でウルトラマンに憧れてたってのが好きな設定だなー。恋人になる映画監督になりたい男の子が最初に撮ってた赤い糸が出てくる映画は奥先生の初期の読切が元になってて、「HEN」でも登場人物が映画のモチーフにしようとしてましたね。こういうのをセルフオマージュというのかな。でも「GIGANT」では最後に違う映画を撮ってましたね!単行本限定のエピローグもよかった〜。GIGANT奥浩哉3わかる