これを読めば長尾謙一郎先生が日本漫画界のデヴィット・リンチと呼ばれている理由がよく分かります。なんで口から宇宙人が出てくるのか?ヘソから入れるシャブってなんだとか?意味を考え出すと迷子になりますがそんなことをしようとするのが野暮だと開き直るとすごく面白いです。竹之進の「おのれのパンツは宇宙一穢い!!!」と美美さんの「女だったら竹やぶに入らなあかん時があると思うねーん」はなぜだかハートに刺さりました。もしこれからの人生で悟りを開きたいと思ったらまず頭の中に竹やぶを思い浮かべようと思います。

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モリのアサガオ

死刑を執行する刑務官

モリのアサガオ
かしこ
かしこ

死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な性格の主人公・及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。

ぎゃらくしーぎんざ
ギャラクシー銀座 1巻
ギャラクシー銀座(2)
ギャラクシー銀座(3)
ギャラクシー銀座(4)
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バックホームブルース

バックホームブルース

笑えて泣ける、野球と家族の物語、新機軸! 第1巻にてなんと、あだち充先生より推薦コメントをいただきました! 「あだち充にコメントを頼むくらいですから当然、本格王道野球漫画ではありません! 素敵な素敵な家族のお話、もちろん!野球好きの皆様にも喜んで頂けるようになっておりますので是非!」 【あらすじ】 男の名は青空柑二郎(あおぞらかんじろう)。選手生活25年目のプロ野球選手。ニックネームは「ロンリーブルース」。彼のこだわりはただ一つ、ホームランを遠くへ飛ばすこと―― 「年俸250万+出来高払い」という、崖っぷちの条件で、万年最下位の湘南シーガルズに移籍。海辺の町で心機一転、子供達3人との新生活が始まる。だが引っ越し早々、町内会長とケンカして村八分に…!? やること全てがハチャメチャで、家族もチームメイトも大迷惑! …でも、案外いいところもあったりして!? 時代遅れのポンコツ昭和男が、窮屈な現代に風穴を開ける!? 笑いと人情の、ベースボール移住家族コメディー開幕!!

三日月のドラゴン

三日月のドラゴン

僕は強くなりたい…!胸うつ青春成長格闘譚 月島龍之介、高校1年生。幼い頃に両親を亡くし、祖母と二人暮らし。家計を助けるため、コンビニでアルバイトをしている。ある日、映画研究会の友人が不良達に脅されているところに遭遇、自身も恐喝されてしまう。そしてその夜、バイト先で強盗を圧倒的な強さで撃退する、謎の老人と出会い…!? 鬼才・長尾謙一郎、衝撃の完全新境地!! 江ノ島を臨む潮騒の街で繰り広げられる、胸うつ青春ストーリー!!

おしゃれ手帖

おしゃれ手帖

▼第1話/ぷっくり▼第2話/さよなら明菜▼第3話/山の手残酷物語▼第4話/愛撫と転落死▼第5話/ある日突然、渋谷がケニア!?▼第6話/好きボクロ▼第7話/アイ・ラブ・中尊寺先生▼第8話/しあわせ家族計画▼第9話/ガキ帝国▼第10話/チェッ、グラスホッパーかよ…▼第11話/OKコンピュータ▼第12話/山の手サノバビッチ▼第13話/日本全国馬鹿ばっかり▼第14話/やんちゃ村、はぁと・うぉ~みんぐ・すと~り~▼第15話/頭文字・T▼第16話/巨人に入ってアイドルと結婚してカレー喰いてー!!▼第17話/ナイトスポット▼第18話/平成おんなの事件簿▼第19話/田園調布皆殺しブルース▼第20話/春です!恋の季節です!▼第21話/お母様と合衆国▼第22話/シティー派鎮魂歌▼第23話/マイディンガリンガリン▼第24話/シリーズお母様の手記・1母として…▼第25話/ダビデの悲劇▼第26話/野獣死すべし▼第27話/ご存じ!聖子のサロゲートマザー2▼第28話/ザ・メスイヌ▼第29話/悪魔のようなこいつ…▼第30話/うっそー!?ナブラチロワはだてメガネ?▼第31話/お父様の三つめのイボ痔…▼特別収録/ハウ・トゥー清純派▼あとがき●主な登場人物/小石川セツコ(埼玉県北部にあるらしい聖ヤンサン学園に通う高校生。。学園一の清純派)、小石川丈一(セツコの父。埼玉おもしろ航空社に勤務するパイロット)、小石川美知子(セツコの母。元・全女のレスラー。ヒップホップが大嫌い)、チャック全開くん(セツコの弟。小5。ルックスも行動も八方破れだが、根はいい子。もちろんいつでもズボンのチャックは全開だ)●あらすじ/聖ヤンサン学園一の清純派といわれる小石川セツコ。お嬢様である彼女は、クラスの男子が口にした「ボッキ」という言葉が理解できず、クラスメイトたちにその意味を聞いてしまった。クラスで一番エッチなヤツが下品な笑みを浮かべながら指さす方を見てみると、男子の例の場所にぷっくりと山がそびえているではないか!大ショックを受けたセツコは、それ以来ボッキノイローゼ。戸棚のコケシも母の髪形も、なんでもかんでもボッキしたポコチンに見えてしまう(第1話)。●本巻の特徴/あまりにもお嬢様すぎて、一般的な常識にちょいと欠けるセツコ。頭のネジが外れまくった両親。ワイセツなことに興味津々の弟・チャック全開くん。この小石川家の4人が繰り広げる騒動を描いた下ネタ中心のギャグコミック

バンさんと彦一

バンさんと彦一

Iloveyou...そのひとことが言えなかった。名作『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』の果てに迷い込んだ、純愛ラビリンス。バンさんの心が…ぜんぜんわかんないよ……!!『おしゃれ手帖』に登場したあの名コンビが帰ってきた……!!海を愛する太陽族の大男〈バンさん〉と、彼を慕うナイーヴな小男〈彦一〉が織りなす、切なくも甘い日々――。雑誌『QuickJapan』にて好評を博した連載「バンさんと彦一」オリジナル全11話+未収録1話を収録した、あるクソ暑い夏のメモリー。

クリームソーダシティ

クリームソーダシティ

その物語は、あまりにも強い衝撃とともに始まりを告げる――!!雨のそぼ降る渋谷駅前。傘の群れが行き交うスクランブル交差点。醜悪さを絵に描いたような政治家の演説を遮ったのは一発の銃弾だった。「ただ、正しいことがしたい」純粋にそれだけを追い求める青年、皇(コウ)先輩とTAKO介(タコスケ)。理想を追い求める二人組の起こしたテロ行為が今、見たこともない世界=““楽園””の扉をコジ開けるのだ…!

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クリームソーダシティ 完全版

クリームソーダシティ 完全版

鬼才・長尾謙一郎がおくる渾身の最高傑作、ここに堂々完結! “そこはある。きっとある。そこでは全てが完璧なんだ。”雨の渋谷で政治家を襲撃したDr.皇とTAKO介は、気がつけば一瞬にして楽園「クリームソーダシティ」に立っていた。謎の美少女に導かれ、楽園と日常とを行き来するTAKO介。世界の真理に肉薄するDr.皇。はたしてこれは現実なのか──? 2014年5月に「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)での連載が未完のまま突如終了し、長らくのあいだ漫画読みに語り継がれてきた幻惑の楽園譚『クリームソーダシティ』。本当に描きたかった“結末”がここにある。

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