あらすじ悪夢のような一夜を抜け出し、ひさびさのギグを自室で開催しようとした竹之進だったが、そこへマミーが冷徹な眼差しでやってきた。「竹やぶ」について詮索すること、無断外出して若い女性と会っていたことに腹をたてたマミーは、怒りにまかせてどんどん巨大化していき…?竹之進とマミーが対峙する、愛と狂気のラストバトル。宇宙の真理は完成するのか、それとも崩壊してしまうのか!?
これを読めば長尾謙一郎先生が日本漫画界のデヴィット・リンチと呼ばれている理由がよく分かります。なんで口から宇宙人が出てくるのか?ヘソから入れるシャブってなんだとか?意味を考え出すと迷子になりますがそんなことをしようとするのが野暮だと開き直るとすごく面白いです。竹之進の「おのれのパンツは宇宙一穢い!!!」と美美さんの「女だったら竹やぶに入らなあかん時があると思うねーん」はなぜだかハートに刺さりました。もしこれからの人生で悟りを開きたいと思ったらまず頭の中に竹やぶを思い浮かべようと思います。