吉川きっちょむ(芸人)
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2022/03/28
ネタバレ
超獣vs人間の大激戦!!
とある島に霧とともに出現した巨大な超自然的鳥獣、略して「超獣」。 人類は彼らにどう対抗できるのか! 敵わなそうな巨大怪獣に人類が組織でかましてるのを見るとテンション上がりますね!! https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000201/ Toy(e)さんのイラストから始まった『有害超獣』コミカライズ! https://twitter.com/Toy__e/status/1256493623207530496 アツいですねー!! https://twitter.com/Toy__e/status/1491183123174162432 どこかこの世界のストーリー性を感じさせる絵を見るだけでワクワクしてしまいます! イラストまとめ:https://twitter.com/i/events/1019368732630573057 この連作の絵と設定が原作になって、Nykken先生によって作画・ストーリー構成が行われるという形なんですね。 早速、1話では多くの犠牲を払いつつも退治できたわけですが、これからどうなっていくのか。 16歳で医大へ飛び級して進学、精神科医コース、心理学学位、犯罪心理研究員などなど輝かしい経歴を持つ主人公・御子柴が、戦闘員たちの心理相談の専門家として活躍する…のかな? 課長だし、指示したりするのか? 「魔女」と呼ばれる超獣因子を受け入れ人体実験された超人たち。 単純に超獣たちの活躍も楽しみだけど、ストーリーも気になります!
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2022/03/25
ネタバレ
主体性のないギャルたちが極限状況をサバイブするには!
最高に盛れてる女子高生マオを中心に結成されている女子7人集団「マオセブン」。 マオの一言で手足のように動く彼女らの命運は、とある事態を機に変わってしまった。 http://to-ti.in/story/maoni01 めっちゃくちゃ面白かったです!! 真面目に読んじゃってて、不思議なテンションとワードの連続に笑っちゃいました!! シリアスな状況ではあるのに、変なことになってるし! いやタイトルの意味って! 最高に盛れてる女子たちの青春……最高です! さて、極限状況下だろうが、平和な生活だろうが彼女らにはリーダー、指導者、カリスマ、教祖、そして崇拝する偶像が必要だったわけです。 そんなこと考えながら読んでいると、これって、宗教の話なのでは?とも思えてきます。 いやまさにそこを描きたいのでは? まだ1話の段階なので分かりませんが、マオは真っ先に動いてしまった。 しかし、組織論的にはリーダーは本人が動いてはならない。 そこで見つけてきたのが、物言わぬまさに偶像としての人物だったというのが面白いですね。 ふざけてるだけかと思って笑ってたんですが、どうやらかなり奥が深そうです。 まだこのジャンルにこの切り口あったかと驚かされましたし、このテンションで映画化してほしいです!!
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2022/03/02
こんな大学生活がよかった
大学の写真部の男女4人のちょっぴりエッチなハプニングもあるわちゃわちゃコメディ! おそらく、あの作家さんの別名義だろうな、という絵柄。 もしくはすっごく似てるだけなのかもしれません。 写真部とはいえ、アニメ見たりゲームしたり、わりと総合的なオタクがいる大学写真部。 いまの大学生がどうかは分からないけど、なんとなく少し前の大学生にも感じました。 でも大学生のこの感じって普遍的なもののように感じますし、もちろん現実には存在しないイデアとしての大学生像いう感じもします。 メガネの部長の頼れる感じとか、後輩らしい後輩の谷口くん、ちょっと真面目な福岡なつみさん、いろいろ緩い四条さん。 すごくいいバランス! https://comic.pixiv.net/works/7100 でも自分が考えているあの作家だとしたらこの日常から、ガラッと現実が壊れだしてSFに傾くんじゃないかと不安になってしまいます。 が、どうやら安心して読んでもよさそうです。 もともと会話劇が上手い方なので楽しく読めそうです。 『げんしけん』の初期や、『惰性67パーセント』、『ぐらんぶる』あたりが好きな人は好きなんじゃないかと思うのでオススメしたいです。
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2022/02/02
パン生命体が家政婦に来るシュールで心温まる物語
これまでも、そしてこれからもきっとパンの漫画だけを描きつづけるであろうコモンオム先生の新連載。 三男で中学生の山田コウメ(13)、次男で高校生のタケオミ(17)、長男で営業職のショウイチ(24)の父子家庭の三兄弟はある日、父をガンで亡くしてしまう。 亡くなってから三ヶ月後、生前の父に住み込みの家政婦を頼まれたという「パン生命体」が家を訪れる。 食物の研究者であった父に作られたというが…。 https://comic-days.com/episode/3269754496663050741 父が亡くなってからというもの、少しずつ破綻していっていた三兄弟の生活にパン家政婦が加わり、くさくさした心が優しくほどかれていく。 めちゃくちゃにシュールでありながら、正統派の人間ドラマを描いてるのでいい話なのにちょっとニヤニヤしちゃう! だってこいつパンなんだよな、って…。 元からいなかったという母さんの存在も気になるので、もしや?と思わせる伏線かもしれませんね。 読切の『有頭パン』もぜひ。 https://comic-zenon.com/episode/13933686331617857890 ここまで読んでハマった方は、すべてパンの漫画で構成されている狂気の漫画『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』も必見です。 https://manba.co.jp/boards/121350
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2022/01/17
自分の身体と呪縛と
自分が妊娠したことを知り、ふと自分の身体が自分ひとりだけのものであったことは一度でもあったのかと、心の中で思う。 雪が続き、電車も止まってどこかで夜を明かすことに。 そんな夜に出会ったのは、髪や服、アクセサリーなどをかっこよく着こなす女性で…。 http://to-ti.in/story/yukiwoidaku 読切『うみべのストーブ』を描かれていた大白小蟹さんの新作読切。 初対面の女性二人が語り、自分の身体へ思考を巡らせ、呪縛をほどいていく。 とってもいい読切でした。 いつだって社会の中で生きていくには人は関係性の中にあり、自分自身も自分の身体も自分ひとりだけのものだったことなんてあるのか、と問われたら分からないなと思ってしまう。 特に肉体的に妊娠・出産をする上で、女性の方が強く感じている感覚かもしれない。 それがたとえ「ひとりの身体じゃないんだから」と自分を労わるような言葉だとしても、言葉の奥に、誰かに所属している自分を感じてしまう。 女性だけの問題じゃない。 上流家庭に生まれ家を存続させることを強要される人、家業を継ぐことを望まれている人、本人の意思とは別に才能に期待され業界を背負わされる人など、挙げ始めたらきりがない。 これは一種の呪縛だ。 いつしか忍び寄り、気づいてしまうと静かに重く縛り付けてられている。 水を吸った綿のように重くなった意識を、銭湯という一糸纏わぬ解放区で脱がせてくれた彼女の言葉は偉大だ。 「街を歩くときはいつも 降ってくるミサイルを避けているみたいだった」と語る表現に痺れた。 いい読切でした。
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2022/01/07
新年初笑い読切!
兵士二人が巡回中に森で迷いドラゴンに襲われるのだが、ドラゴンをよそに口喧嘩が始まってしまい…。 https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496670999033 もう導入から引き込まれたんですけど、もうほとんどコントか漫才のようで面白いです! 年始にいい読切を読めて嬉しいです! 『Levius/est』の中田春彌先生ということで、やはり絵の上手さが際立っていて、そのシリアスな絵が良い振りになることでよりコメディパートが光っています。 本当にいい設定というか関係性というか、みんなのためによかれと思ってやっていることこそがむしろ劣等感を煽っていて、いいヤツだからこそ背負っていて、それも分かってはいるから周囲もあまり言えなくて…と、どうしようもなさに挟まれてる自意識って状況がもうとてもコメディなので大好きです。 後半の展開も熱いですね! この口喧嘩ってもっと現実的な状況でもできるとは思うんです。 でもそれをファンタジーの現場でやるっていうのが大事で、この画力を活かすという点もありますが、「ファンタジーなのに」この重箱の隅をつつくような細かさ、普遍的で共感できる悩み、その人間臭さというところがまたポイントになってて笑いを増幅させていますね。 素晴らしい読切でした。
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2021/12/27
ネタバレ
待ち構えてる食虫植物の罠のような香りがするぜ!
『娘の友達』の萩原あさ美先生の新連載と聞いて読んだら最高でした! 漫画の編集者男性・縦山が主人公。 企画の提案や原作も務めるクリエイター型の編集者と、作家のやる気を出させて出るものを待つマネージャー型の編集者でいうと主人公は後者のタイプ。 体調を崩した先輩編集から引き継ぎ、売れっ子女性作家・横沢先生を受け持つことになったが、出会いから波乱の予感で…? 『娘の友達』は、妻を亡くし家族の父親としての役割や会社の中間管理職としての役割などすべて投げ出したくなっていたところへ娘の友達が甘い香りを放っていて誘い込まれて二人で堕ちていくような少しエロティックでサスペンスのような家族ドラマのようなお話でした。 今回も、倒れ込んだ横沢先生を助ける形から始まってますが、これはすべて彼女の策略なのか…? 横沢先生は編集の縦山の情報を調べぬいていたはずなのに知らないふりしてたり、体調を崩した前の担当者の先輩も気になりますし、横沢先生を知る大学の同級生にも何かあるっぽいししかもしれも良くなさそうな?ことっぽいし、気になることてんこ盛り第1話! 縦山を虜にして人生吸い出して作品の題材にしようとしてるとか…? タイトルの『編集の一生』がどう効いてくるのかな。 あと、横沢先生の下の名前が出てきたところを全部のコマでちょうど隠すようにしているのが地味にすごく気になります。 何かの伏線でしょうか…? あと横沢先生、色っぽすぎますって!
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2021/12/24
ネタバレ
これはいい読切漫画だ…!
大学生の佐治は講義室でぶつかったかわいい女子の山野さんと知り合い、漫研で漫画を描き、部員に映画に誘われ観に行く。そんな日常を過ごしていたが、ふと日常の隙間に違和感を覚えることが増えていき、山野さんと出会うたびに混乱は加速していく…。 「チェンジマーク」とは、映画などでフィルムを切り替えるために約15分ごとに画面端に出る黒い点のこと。 いまはフィルム上映が減っているため、見る機会も減っていると思いますが、名画座などフィルム映画をかける映画館へ行けば見られるかと思います。 それにしても素晴らしい読切漫画体験でした。 日常の延長に潜む非日常が、この緻密な絵によって違和感が際立ちより深く楽しめました。 この時代に生きていたわけではないので分かりませんが、その時代に流れる空気まで描かれていたように感じます。 映画と今回のテーマを絡めたような作品というのは案外あると思うんですが、もう少しメタ的な話やファンタジー的な話やコメディになっている印象がある中で、ここまで地に足つけて真正面からカオスにしつつシリアスに成立させていることにとても力を感じました。 これから追っていきたい作家さんの一人になりました。 次回作も楽しみです! これはどちらにとっても完全なネタバレなのでタイトルもふんわりさせますが、作者からは怒られたあの80年代のアニメ映画を彷彿させる話で、めちゃくちゃテンション上がりました!
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2021/12/22
ネタバレ
思わぬところから始まる女子の友情
主人公の好きな絵師の絵をツイッターに無断転載しているアカウントを発見したが、そのアカウントぼ写真に写り込んだものが自分と同じクラスの葉山だと分かるものだった。なぜそんなことをしているのか、どういう人物なのか観察しながら追っていくと少しずつ彼女のことが分かってきて…。 一軍のような集団の中で微妙に取り残されている子が葉山さんで、彼女らから「あの子ってちょっとズレてるよね」、といった悪口を盗み聞いてしまう主人公と葉山さん。 主人公もそもそも人とあまりうまくいかないタイプで漫画部でもいつも一人。 そんなある日、葉山が主人公がいる漫画部に忍び込んで主人公の描いた漫画を読んで続きはないの?というところから二人の話は始まる。 葉山が小さいころは絵を描くのが好きだったが、親や中学のやつらに下手だと言われた話をすると主人公が 「ふーん つまんないこと言うやつもいんだね。」「これから上手くなんのにね!」 とあっさり言ってのける。 これがとてもよかった。 いい見開きだった。 誰しも最初は素人だし、なにをやるにも下手なのは当たり前だ。 人の芽を摘むようなものいいは周囲にはやめてほしいが、何も持たない人はおいていかれるような気がしたり自分より秀でたりしているものを見るとケチをつけたくなるものだ。 いい友情が始まったなと思える読み切りが好きなのでとても好きだった。 他人に何を言われようが自分の未来を創るのは自分だ。 それを忘れないでおきたい。
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2021/11/25
めちゃくちゃ期待値の高い近未来戦国新連載!!
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近未来の日本が舞台の新たな戦国時代、そして軍師の成り上がりを刮目して見たい! 令和末期から日本の斜陽を描いていき、日本の衰退と世界的な戦争、新型ウイルス襲来、相次ぐ震災、政治・経済の腐敗堕落、民衆の蜂起と暴力、といった具合に近未来のことにしてもリアルな「最悪な状況」が日本へ降りかかり、人口は1/10以下に減少し文明は明治初期レベルへ戻り、事実上の日本滅亡へと至る。 まだこれで5ページ!! そして!! 日本は、「大和」「武凰」「聖夷」の三つの国へと別れ覇権を争う三国時代に突入するのだが…。 日本三國(にっぽんさんごく)見た感じのざっくり三国の領土の分け方。 「聖夷」北海道~東北、北陸あたりまで 「武凰」宮城~関東、静岡、岐阜あたりまで 「大和」愛知、滋賀、福井から西側、四国、九州。首都大阪都。 主人公は、そんな領土争いの前線からは離れた「大和」の愛媛群で、知恵・知識を生かして平和に農業を取り仕切っている三角青輝(15)。 ここからいかにして、主人公が「日本再統一」へ名乗りを上げていくのかはぜひ大ボリューム83ページの第1話を読んでいただきたい!! 冒頭から香ってきていた血の匂いは当然…。 これは完全に、聡明な軍師による復讐と壮大な戦国成り上がりものの大作がスタートを切った感あってテンション上がりました! 個人的には、これを過去の歴史ものとせずに、近未来だけど文明が退化した状態で行われる戦争・領土争いというところがすごく好きで、歴史ものは歴史ものですでに正解があって答え合わせ的な面白さや再解釈もあるんですが、現在の現実から地続きな創作の歴史ものの方が好みかもしれません。 要するに、めちゃくちゃ楽しみということです。 地域別の特色も今後の展開に関わりそうで気になりますね。 「聖夷」北陸と北海道というかつての日本屈指の穀倉地帯。だが冬は厳しい。寒冷化した現在は? 「武凰」領土は狭いけどかつての首都東京を含むので人口が多いのかも?あと広大な関東平野もある。 「大和」聖夷と同じくらいの領土?だけど、他と面している国境の長さが一番短いから防衛のコストもかかってなさそう。大陸と貿易することがあったら有利かも? 松木いっか先生、ブラインドサッカーと多様性を描いた『ブクロキックス』もとてもよかったんですが、この1話読んだらここから本領発揮してきたのか!?と思わざるを得ません。 作品自体のことではありませんが補足で、担当編集が『映像研には手を出すな!』や『チ。ー地球の運動についてー』を立ち上げた方というのもさらに期待値を上げています。
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2021/11/12
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いつだって外野は歳相応に私を大人にしたがる #読切応援
待ってました! 新田彰先生の新作読切! 子供の頃、弟が生まれたらまだ本人が小さくてもお姉ちゃんにならなくてはいけなかったモモ。 少しだらしない夫と結婚し、苗字が変わり、職場でもそれなりにベテランになってしまい後輩に持ち上げられたり、ただ過ごしているだけでも周囲や環境は自分を大人として押し上げていってしまう。 子供の頃に子供でいられる時間が短かったせいなのか、男が女をそうさせるのか、周りは「私」を無責任でいられる子どもでいさせてくれない。 無責任に誰かに依存して寄りかかっていていい存在でいたいだけなのに。 「男なんてみんないくつになってもガキなんだから」 「…じゃ 女はみんな大人なの?」 女性が男性に向けて言う「男はほんとガキなんだから」とは決定的にニュアンスが違って上の言葉には、ある種の開き直りのような「男がガキでいられるよう女が大人になって面倒見てくれなきゃ」という押しつけがましさを感じる。 その後に続く言葉でも、勝手に分かったようなことを言って「私」を、「女」を、勝手に大人にさせようとしてくる。 不倫なんて無責任な関係に大人も子供もなかったはずなのに。 家に帰ると夫は文句は言うくせに歯医者には行かず、洗い場もそのまんまだ。大人になんかなりたくないのに。 子供でいたかっただけなのにきっとそれはもう一生叶わないんだろう、というのがどうしようもなくやるせない。 なんとなく周囲に合わせて、顔色伺って、無難な毎日を繰り返して、大きな不満はないけれど、否応なく年月は重なって、年相応の人物像にならなきゃいけなくて。 いっそすべて捨ててしまえば、とは考えても実行には移さないんでしょう。 いまの生活もそれなりに大切だから。 自分が少しだけ我慢すれば済む話だから。 でも、たまにはガス抜きさせてよって不倫もする三十代女性のリアルということなんでしょうか。 いろいろと考えさせられました。
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2021/10/22
逆シンデレラな陰キャ男子たちが運命の美少女(?)登場にザワつく…!
超楽しみな新連載が始まりました…!!!! どの読切もいつもめちゃくちゃ好きだった安彦晴先生がついに連載です!これからどうなっていくか楽しみでしょうがない! クラスの半分もいたイケメンが停学になった日にちょうど、美少女のような転校生が「男子校」にやってきて残りの陰キャたちがザワつく! が、陰キャゆえに!動かない!!動けない!! イケメン陽キャたちは二週間後には停学が終わり、登校し始めてしまう! この二週間はどうなるのか!? とりあえず、1日目は……何も起きず!!! なんだこれ!深美森羅(しんら)の正体も目的も1話目に分かるし、問題は陰キャたちですよ!! それぞれに自分こそが!と心に秘めているもののそれを表に出せるのか!? 声を掛けられるのか? 安彦晴先生は以前からもにょもにょした男子たちを描くのがめちゃくちゃ上手かった半面、女子をかわいく描くのも上手いので、嬉しいです! 『五月に隕石、六月には京都』も芋男子3人組と女子3人組の違う視点から違う事実が浮かび上がってきてよかったですよね~ https://twitter.com/haruabiko/status/1186732590595600384?s=20 『塾での平田』も陰キャの違う側面が垣間見れてしびれました! https://twitter.com/haruabiko/status/1258605099552657408?s=20 『狛犬送り』も超かわいくってもう最高だった~ https://twitter.com/haruabiko/status/1393158855937253379?s=20
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2021/10/13
ネタバレ
この読切が含まれた短編集を早く出してほしいくらい最高! #読切応援
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めっっっちゃいい読切でした!!!! 面白かったです!! 再婚した親とそれぞれについてきた同い年の少女。 二人は決定的に合わず喧嘩ばかりのまま中学生になったが…。 喧嘩っていっても、女の子だから口喧嘩とかちょっと陰湿なものだったりするのかなと思われるかもしれませんが、ゴリゴリの武闘派でぼっこぼこ殴り合います。 この絵柄だからかわいく見えるのも面白いです。 二人は美しく賢く育っていくんですが、関係性は平行線で学校でもバシバシ殴り合うもんだから浮いちゃって引かれちゃうわけです。 そんなときに両親があの子たちは家に友達を連れてきたことがない、と心配する声を聞いちゃってどうにかしないといけいない、と共謀し始める。 運良くという運悪くというか何も事情を知らない男子の転校生がやってきて、二人でどうにか仲良くして家に連れ込もうという展開になっていく話です。 この時点でもうすごい面白いし、この関係性は見たことないです。 転校生の男子もまた一癖あって、簡単にはいけないんですよね。 なんか、いいなー、いいなーって思いながら読んでました。 何がいいって、片方がいじめるというわけでもなく、やられたらその分互いにやり返す、完全に対等なんですよ。 二人とも両親には心配させたくないから、家の中でも見えないところでやりあったり、学校でも先生にはバレてないんじゃないでしょうか。 ただ、マジでやりすぎてて周囲にビビられてるのが笑っちゃいます。 だから友達いないんだ!と。 そして、二人とも基本的には優しいから自分たちの気持ちより両親を心配させまいとちゃんと動けるのがいいんですよねー。 間に挟まれる転校生もいろいろ経験してるからすっごい疑うし、でも二人は無理させないし、どうこうしたいわけではない。 ただ友達になりたいだけ。 こうやって、他では補えないここだけの彼女らだけの関係性が組みあがっていくのが本当に最高でした!
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
2021/10/12
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社会のどこかのあなたへ寄り添う優しい話と強烈なユーモア #読切応援
岡田索雲先生の妖怪読切シリーズの新作。 今回のお話も、現代社会の一場面を切り取ったような話を妖怪に語らせていて社会批判とユーモアを合わせたような作りになっていてすっごくよかったです。 https://comic-action.com/episode/3269754496533565977 「病欠」のもじりで、社会に傷つけられ無遠慮な言葉をかけられて引きこもる猫又で「猫欠」。 周囲はどこまでいっても無責任に声をかけ、かき乱し、期待し、勝手に失望し、あまつさえ罵倒し、ときに狼狽え、去っていく。 度々出てくる腕の傷が痛々しく映る。 本人が動き出せるまで静観し、ただ寄り添うことの難しさ。 かの喜劇王チャップリンは言った。 「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」 箱の中の猫に深く共感して読めば悲劇で、最後はどんな形であれ一歩踏み出しているという点で希望が差してくる。 しかしすこし引いて見れば、最後のシーンまで「箱から出ない」ということを引っ張って引っ張って、前の場面で暗い中から一瞬顔を覗かせ「箱から」一歩踏み出すかと思ったら、踏み出したけど思ってたのと違う形、というきれいなオチをつけていて、意図的な笑いの型を作っているので思わず笑ってしまう。 いや一歩踏み出すのは素晴らしいことだけど箱ごとなんかい!!出てはこないんかい! とツッコミたくなる。 メッセージ性とユーモアを高度に同居させている岡田索雲先生は素晴らしいです。 https://twitter.com/kittyomz/status/1446323518493233159?s=20
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
2021/10/05
この少年漫画めちゃくちゃ面白いから読んで欲しすぎる!
超ストイック滅竜ファンタジー!! 人類の天敵である「竜」が存在するファンタジー世界。 陽の光と銀気を嫌う「竜」を殺すには、銀の武器が発する銀気で血液を凍らすか太陽で焼く、この2つしかない。 主人公は竜を狩ることを生業とする「狩竜人(かりゅうど)」の少年・ラグナ。 神童と呼ばれ、ずば抜けた竜討伐数を誇る転生少女・レオニカと共に竜討伐に挑む日々だが、どんなに努力してもラグナはレオの足元にも及ばない。そんなレオのそばにずっといられればいいと思っていたのだが…。 大切なものさえ守れず、限界まで鍛え竜を殺し続け最強に至った未来の自分と、いま目の前で命の危機に瀕するレオを見る無力な自分が繋がり、未来の自分から最強の強さを託される!! そしてこの日、竜にとっての「死神」が誕生する。 https://magazine.jp.square-enix.com/joker/series/ragna/ ガンガンJOKERで連載中のこちらの作品、漫画アプリの「マンガUP」で なんとなく読み始め、その面白さにあれよあれよとハマってしまいました! 覚醒してから限界の限界の限界まで自分を追い込み続ける主人公「ラグナ」と、元・竜の王で神に反逆し追放された「クリムゾン」がすべての竜を殺すことを誓い共闘するのがめちゃくちゃ熱いんです!! アクションシーンもとんでもなく迫力があってかっこいいし、とにかうキャラが立ちまくってます!!! 一気に敵の王の首まで迫ったかと思ったら、とある一団と共闘して敵幹部軍と戦ったり、展開に次ぐ展開!ずっと面白いです!! 最強になったかと思っていた現在のラグナですが、その力と体がまだ馴染んでなかったりする、そして戦いの中で少しずつ…というのも最高にグッときます! きっと『鬼滅の刃』好きな人にはハマると思うんですよねー。 早く続き読みたくてしょうがないです。