nyae2021/02/19会社員ねこ田の社畜な生き様 #1巻応援📷毎朝電車に乗って会社勤めをしている人だったら、社畜ではなくても「ある〜」って思うところがたくさんあると思います。 朝起きた瞬間から「帰りたい」って思うし、人間みんながやりたいこととか夢をもって生きてるわけじゃないし、自分より成績が下の人がいると安心するし、めちゃくちゃ行きたくねぇなって飲み会も、行ったら意外と楽しかったこともあるし、サボっちゃおうかなって思うだけで絶対サボれないし・・・。 会社勤めって最悪なところだけじゃなく、最悪な中でもたまに見つけるちいさな光もありますよね。意外とそれだけで続けられたりする。ねこ田にとっての片山さんの存在ってまさにそれだと思います。どこにでもひとりはいるんですよ、優しいというか、害がないというか、心のなかで勝手に心の支えに位置づけられる人。 だから友達みたいに仲が良かったわけじゃないけど、辞めるとなるとショックなんですよね・・・。 片山さん不在の会社をこれからどう生き抜いていくのか、もしくは抜かないのか。2巻以降もねこ田の生き様をしかと眼に焼き付けようじゃありませんか。 それにしても、ねこ田の仕事って一体何なんでしょう・・・?謎すぎて不安になるくらい謎なんですよね。私が知らないだけであるのか?0と1をひたすらに打ち続ける仕事が・・・。社畜ねこ清水幸詩郎2わかる
nyae2021/02/18ネタバレソレミテで終わりじゃなかったの!?「ソレミテ~それでも霊が見てみたい~」でこの話はとっく終わってるものだと思いこんでたので、こんなものが出てると知らずに今まで生きてきました。 あまりにも霊感がないふたりが、このおばけ道ではまず「霊感を身に着けよう」と様々なことにチャレンジします。 滝行・催眠術・ダウジング・バンジージャンプ・宇宙パワー(?)などなど。 霊感に通じるのか微妙なものばかりと思いきや、塩を頭からかぶって清めるという行動によって石黒PがESPカード(伏せられた5枚のカードそれぞれに描かれたマークを当てるやつ)で予想外の力を発揮したところには胸踊りました。清めの塩すげえ!!! しかし、ある意味そこがピークだったとも言える。そこからは前作同様、これでもかと"持ってなさ"を発揮していくおふたり。さすがとしか言いようがない。はっきり言わせてもらうとこのふたりじゃなかったら成立しない企画ですよ。あれだけのことをして、あれだけの人の協力を得て、あれだけ色んな所へ(時には海外まで)行って、なーーーーーんにも起きないんですから。廃校でかくれんぼしても普通に遊んで普通に寝泊まりして普通に朝迎えちゃうんですよ。 なんか少しだけ文句言ってるような感想になってるでしょうか。勘違いはしてほしくないですが、漫画としては非常におもしろいです(笑えるという意味で)。それ町ファンとしてもタッツンが眼鏡キャラになった所以を知ることができて良かったです。 かくいう私も霊感は限りなくゼロです。なので死ぬまでに一度くらいは心霊体験がしたいという気持ちはものすごくわかります。しかし、じゃあ事故物件や心霊スポットにいけと言われたら絶っっっっっっ対に嫌ですね。なぜって怖いから。 このおふたりは、とにかくおばけを見るんだ!!という好奇心が強すぎて、恐怖という感情をどこかへ置いてきてしまってる気がします。 おばけ道石黒正数 小野寺浩二1わかる
nyae2021/02/17動物版よつばと!とでも言えばいいのか #1巻応援1巻のカバーだけをみると、可愛らしい動物たちに癒やされるファンタジーかな?と思いますが(もちろんそれも正解)、読むとどうにもひとことで内容をあらわすのは難しい漫画であることがわかります。 というのも、タイトルにも書いたように ○主人公の小ぎつねと小だぬきが、人間の世界で初めて見るもの触れるものを豊かな感受性をもって反応したり吸収してく様子を、余計な手出しや口出しをせず、優しい目線で見つめていく ○社会の中で生きている以上避けては通れない世のルール・厳しさなどの現実も描いている といった点が「よつばと!」っぽいな、と思ったからです。 2匹を公園で遊ばせている時、リードを付けるように注意される場面があります。そうか、この漫画はそれが許されない世界なんだ、と思い知らされます。それでも無条件で2匹を受けいれてくれる田中くんや先輩の存在に安心する。またその一方で、ところどころできつねの表情に影がさす瞬間も見逃せません。2巻以降、さらにこちらの心を揺さぶる展開があることを予感させます。きつねとたぬきといいなずけトキワセイイチ11わかる
nyae2021/02/16そこそこ狂っている話だ隔週を「へきしゅう」だとずっと思って生きてきた男・たっちゃんが、悔しさのあまりへき週が正しい世界を作ればいいんだ!といって本当につくっちゃう話。いわゆる言い間違いあるあるを描いたギャグ漫画かと思ったけど、間違えて悔しい、からの展開に狂気を感じた。 汎用性とか五十路とか、まあ、間違えがち…かな?という絶妙な言葉のチョイスも良かったです。 というかこの方前作はスペリオールに載ったんですね。 今後、スペリオールとビームどっちで活躍されるのか。楽しみにしてます。へき週西家康隆1わかる
nyae2021/02/16ここにもあった「ぬい」の漫画最近読んだぬいパパという漫画で大人がぬいぐるみと暮らす生活のことを知ったのですが、 https://manba.co.jp/topics/27839 この「ゆみとくるみ」も1冊にぬい活の魅力がギュッと詰まってるような漫画でした。 この漫画ではおしゃれをしても「お母さんみたい」と言われてしまうような垢抜けない地味な女性が主人公で、会社の同僚から心無い言葉をかけられたり差別されたりしてすべてに後ろ向きになっているところに、ぬいぐるみの「くるみ」に出会ってから徐々に前向きに変わっていくという話です。 ちょっと引っかかるのは、くるみとの生活を楽しみ始めると、同僚から受けた扱いなども「自分の視野が狭かっただけだ」と納得する場面があるんですが、個人的にはそれで済ますのは都合が良すぎないか…と思ってしまった(^_^;)視野の狭さとか関係なく雑な扱いを受けていると感じたので…。 それでも主人公がくるみを愛して、世界が広がって、このままの自分でいいんだと思えたことは何よりも素晴らしいことだし、そこに水を指すような考えは野暮か〜と思うに至りましたけど。 こういうぬいぐるみと生きる人を描いた漫画を読むことで、自分も!と思うわけではないですけど、ぬいぐるみに限らず保護欲?庇護欲?を掻き立てられる存在が身近にいると、自分の足で立たないとな、とシャキッとなるのかなーと思いました。ゆみとくるみうるひこ
nyae2021/02/16子どもが健やかに育つには・・・親をはじめとした身近な大人たちが全力で守ってあげなくてはいけない。しかし、過保護になりすぎてもいけないのが難しいところ。 少し子供を心配しすぎ?気にしすぎ?とも思える杳と清の父親。父子家庭になったばかりという背景ももちろんあるけど、子供がもし事故にでもあったら!?誘拐されたら!?クラスメイトに悪口を言われたら!?と心配で心配でならない親の気持ちが痛いほどにわかる。 この漫画はそういった、子どもを守る立場の大人たちの目線と、守られる子どもたちの目線どちらも真摯に描いた素晴らしい作品。子ども時代を思い出して懐かしさも感じつつ、大人の目線で子どもの成長を見つめる感じで読みました。 マンバでおすすめしてもらったんですが、こういう漫画、もっとくれ…!と読み終わった今なってます。 すべての子どもが健やかに育つには、大人はどうすればいいんでしょう。と考える。そうやって大人が悶々と考えてるうちに、子どもはどんどん大きくなる。 結局大人にできることって、あーだこーだ口は出しながらも、無事に育っていくところを見守り続けることなのかな。つづきはまた明日紺野キタ3わかる
nyae2021/02/13息苦しさから開放されるような漫画 #1巻応援始まったばかりなのにもう「終わってほしくない」と思ってしまうような、眩しくて純粋で懐かしい青春物語。少女漫画とはまた違う意味で胸と脳がキュンとする良さがありますね。こういうのは自分が何歳になろうと読めるし、読みたい。 親の再婚によって同居することになった男子と女子ふたりが主人公だけど、そういう設定から想像できるストーリー展開はほぼないと言っていいです。男はこう・女はこうという古い既成概念に全くとらわれないキャラクターづくりもとても魅力的。女の子の主人公・アミさんは北海道訛りが爆発しているけど、完全に彼女の個性として確立してるし、それぞれがそれぞれに夢中になれる世界を持っていて、その世界を壊すような人は出てこない(1巻の時点では)。 あまりにもキャラクターたちが自由に動き回って楽しく暮らしてくれるので、こちらも日々の息苦しさや締め付けから開放されるような気分になりますね。うみそらかぜに花大石まさる1わかる
nyae2021/02/11幸か不幸かは自分が決めることある日突然、何も言わずに婚約者の功一が失踪。その3年後、主人公のもとに事故で死んだという連絡が来るところから物語が始まります。 なぜ・どこに・なにをしに、が主人公も功一の家族も分からないなか、わずかな遺品を頼りに、彼が失踪してから亡くなるまで何を思い生きていたかを辿る旅に出ます。 面白いのが、神奈川→和歌山→埼玉→沖縄→東京と渡り歩くのに、目的地ごとに主人公含めた家族がバトンタッチしながら行くところ。それぞれに生活があるため、その旅に没頭するわけにはいかないのです。そこがとても現実的で良いのと、その場所に赴いて功一のことを知る人と話をすることで、それぞれがそれぞれの功一に対する思いの変化を見ることができます。 この作品が何を言いたいかは、あとがきにしっかり記されてます。父親が失踪してから自分を犠牲にしてずっと我慢をしながら生きてきたように見える功一の人生が幸か不幸かは、功一にしか、決められないのです。兄帰る近藤ようこ
nyae2021/02/06「ふたりぼっち」はデビュー作?📷表題作とどっちがデビュー作なんだろう。いずれにしても絵もストーリーも完成されてるなと感じました。 表題作「マシューズ心の叫び」は病気のおじいさんと二人暮らしなところとか、動物肩に乗せてるところとか、芸術の才能があるところとか、どっかで見たなってところもありますけど、細かいところでいうと、ダッと走り出すときの体の動きというか角度が、今あんまり見ない描き方なので、そういうところに懐かしさと魅力を感じます。 マシューズ 心の叫び山田貴敏
nyae2021/02/05孤独な老人と少女全ページ淡くてやさしいカラーが美しい。海辺の街に住む画家のおじいさんと、最近引っ越してきたひとりの少女が出会い、物語が始まります。 おじいさんは無邪気な少女に対して少し冷たくてぶっきらぼうな態度。 なんとなく町田洋さんの砂の都を少し思い出しました。 https://comic-action.com/episode/3269632237242904443風街のふたりカシワイ2わかる
nyae2021/02/04ネタバレ痛い、苦しい、でも最高に笑える #完結応援漫画よりも前に原作小説を読んでいたので、この夫婦が作中で別れることはないとわかっていながらも、やはり「さち子が慎さんに捨てられたらどうしよう」って読みながらずっと考えてしまいます。読んでると、笑っていいのか悪いのかわからないところがあるんですが、面白いと思ったら声出して笑っていいし悲しいと思ったら思いっきり泣いていい漫画だよな、と改めて思います。 個人的なNo.1爆笑ポイントは「高山病」のところです。 読んだ人はみな思うと思いますけど、ほんとうにゴトウユキコさんの作風と物語が合っています。慎さんのイメージとかもうそのままだなと。どう表現していいのかわからないですけど、ぬるっとじめっとした感じとか、ふとした瞬間の笑顔とか、シンプルでもないけど情報量も過多じゃない丁度いい感じが魅力的で非常に読みやすい。キツイ内容だと思って読むのを躊躇してる方にも、おすすめできる作品です。 小説を読んでいるときは、こだまさんってそう遠くない未来に死ぬんじゃないかと思ってたんですけど、新作も出版されてるし、よくTwitterしていますね。よかった。 夫のちんぽが入らないゴトウユキコ こだま1わかる
nyae2021/01/31ハルとアキの同居生活、続編なるほど、あとがき読んで知りましたが元々同人誌として出していた作品なんですね。この作品のメインキャラ・奏ちゃんは商業誌では絶対に主役には置かないタイプなんだそう。 前作「春と秋について」の続編で、ハルとアキの同居生活に、あることがきっかけで不登校になり他人と関われなくなった少女が加わる1週間を描いてます。 傷ついて自分の殻に閉じこもった子どもに、常識を押し付けたり人格を否定するような大人がいなくてよかった。父親も思い切って他人に頼ったからいい結果につながった。奏ちゃんと直接関わることはなかったけど、須賀さんがかなりいい仕事してくれてます。 須賀さんの「いくらでも逃げていいって思いませんか!?ただそのことに自分で気付かなきゃ意味がないんです」という言葉が印象に残っている。春と秋と奏ちゃんと。むんこ1わかる
nyae2021/01/30いい同居マンガだな対人恐怖症の版画家・ハルと、彼と芸大生時代に知り合ったけど今はサラリーマンをやっているアキの、ほのぼの、時々、ヒリヒリな同居物語。 恋愛関係では全くないものの、口は悪いけど心根は優しいアキに依存しているハルと、アーティストとして評価されるハルに複雑な感情を燻らせるアキ。相性がいいのか悪いのか、一緒にいるのが当たり前になっていて、いわゆる普通の生活とは違うけど、このふたりがバラバラになったら何かが崩壊する様な脆さもある。絶妙な距離感と関係性を保ちながら、結果的にこれがベストバランスなんだなと納得するかんじ。 続編が最近出たので、まず前作を読んでみたらものすごくいい同居マンガでした。春と秋についてむんこ1わかる
nyae2021/01/27ネタバレ最終巻まで読んだ感想を正直に書きました!📷いろんな意味を含めて、すごい漫画でした。どんな意味を含んでるかというのを以下に記します。 読んでいる途中からなんとなく思ってましたけど、これはニジという動物をとおして生き物を飼育することの大変さや楽しさを伝えるような漫画なんかじゃなくて、なんというか、なんてカテゴリに入れたら良いのか全くわからない漫画ですね。ペットあるある的な描写も入れ込みながら、それ以上にニジイロテンゴクオウムの生態が明らかになればなるほどそれがあまりにも特殊すぎて、でも特殊なのにファンタジーってわけじゃないから、「ニジ、居そう」なんですよね………。その違和感(なのか?)が絶妙。 そして包み隠さずにいうと、「可愛い・愛おしい」と「キモい・こわい」が常に同居してる漫画です。キモいっていうのは作品に対していってるんじゃなくて、ニジイロテンゴクオウムに対してです。そこに作者の狙いがあるかどうかはわからないので置いておいて、まず、ペットって可愛いだけじゃないじゃないですか。だからニジの存在も可愛い面と同じくらい、ウッ、という面もちゃんと描かれてて、うんうん動物ってこうだよね〜〜ってなるんだけど、なるんだけど、ニジイロテンゴクオウムの場合は他の動物とは違って、人間同士の間で育まれる愛情とほぼ同様のものを飼い主に対して持っていて、しかもそれを生きる糧としていて、もしそれが失われると(例えば飼い主が結婚するとか)、自傷したりストレスで死ぬから、そんなん私がクロ(主人公)だったら発狂してるかもしれん…とか思っちゃいますね。そんな生き物と一緒に暮らせます…?無理〜! むしろニジイロテンゴクオウムを飼うことによって人間が負わなければならない負担や障害、犠牲などをリアルに伝わるように描いたんだったら納得できます。だとしたらほんとにすごい。 でももし、"ニジという天使のような可愛い子に出会ってクロを取り巻く世界が変わって幸せになりました!"みたいなメッセージしかないならズッコケちゃうね。 まあそこの正解を知りたいわけではないですしまったくの見当違いかもしれないし、それならそれでいいです。 「いい話だった…!」だけでも全然良かったんですけど、ちょっとそれで済ますのは自分の中では「嘘」だなと思ったのでこうなりました。 ニジとクロ武梨えり6わかる
nyae2021/01/26ネタバレ閉ざされた村、淫猥なしきたり、謎の祭、ううっ…怖かった。ほんとにめちゃくちゃ怖かった。夢に出そう。こういうのがあるから祭りとかに恐怖心があるんだよな… 相浦と澄子の恋とかどうでも良くなるくらい、何度村から出ようとしてもどうしたって出ることができない恐怖。なんでそこまで刀に執着すんの!と思っていたけど、15歳の少年が大人の階段をのぼるというひとつのテーマにおけるアイテムとして必要なものだったんだろう。またはあんな状況にあるなかでお守りのような存在だったのかもしれない。 タイトルはメリーゴーランドだけど、ストーリーはジェットコースター並みに猛スピードで進んで読めば読むほどに盛り上がっていきます。なので漫画自体は面白いのでメンタルが強い方にはおすすめしたい。 最後に「え、これ実話なの?」と思わせる演出がありますが実際のところは不明…しかしこういった常識では考えられない村のしきたりって、実在するからこういう漫画が生まれるんだよな…………と巻末の解説を読んで思った。花園メリーゴーランド柏木ハルコ3わかる
nyae2021/01/25「ぬい活」という文化を知る #1巻応援異世界の王子が日本のぬいぐるみ文化に感銘を受け、"ぬい"として転生するところから物語が始まります。そしてぬいとなった王子と運命的に出会った青年・国丸とのほんのりBL風味な微笑ましいドタバタライフがストーリーのメインですが、何も知らなかった私には今は当たり前に存在している「ぬい活」という文化について知れたことが何より大きかったです。 世の中には人の心の隙間を埋めてくれたり、無償の愛を注げるような存在は無数にあると思いますが、そのうちのひとつ、「ぬい」を愛でる文化はこんなにも大規模なものだったんですね。#ぬい撮り、#ぬい服 などをSNSでタグ検索すると、大事に愛されている子達が出てくる出てくる。 読んでいたなかでも衝撃的だったのは、購入したぬいを「うちの子としてお迎え」する儀式。いわゆるもともと商品に付いてるタグを、もし経済的に困ったときに高値で売れるよう付けたままにしておくんだそう。そして正式にうちの子にすると決まった際に初めてタグを外すという(もしかしたら漫画オリジナルの演出かもしれないけど、実際にありそうだなと思った)。 と、そうした知られざる「ぬい」の世界を知ることができた1巻でしたが、キスして人間になったりぬいに戻ったりする王子と恋愛経験なしのオタク青年・国丸の関係に大きな変化が生まれる(かもしれない)2巻、期待大です。 ぬいパパ 成人男子がぬいぐるみのパパになる話灯乃モト
nyae2021/01/23女装した男子にしか見えない女子・れもんちゃん📷元男子校に初の女子生徒として入学したれもんちゃんと、男子校のアイドルと呼ばれるほど見た目が可愛い男子・三木くん。 れもんちゃんは男子たちの期待とは真逆の女の子で、はっきり言って女装してる男子にしか見えない。見た目で勝手にキャラ付けをされてしまう、真逆なようである意味同じ境遇のふたりのこころの触れ合いを描いてます。 ふたりともかなりキャラが濃いのでラブコメにしなくても別に良かったんじゃないかなとも思いましたけど、れもんちゃんの風貌のガチっぽさはポイント高いです。れもんろまん寺岡さこ1わかる
nyae2021/01/21たとえ世界が終わっても変わらないものおそらくなにかウイルス的なもので世の中が荒廃し、多くの人が亡くなってしまった世界で、生き残った人たちがどう生きるか。 それは意外と、いまと変わらないかもしれない? 主人公の漫画家志望の女性・真野さんと、編集者の男性・K澤さんがひたすら連載を目指して打ち合わせをしているところが描かれます。しかしネタを出すにも「もうそれはあるんだよな…」というものばかり。これ、今と対して変わらないな…?(そういう話の中に実在の作品名が出てきたりするのが笑える) ただ、ところどころになにか得体のしれない不安感は漂っていて、例えば編集のK澤さんの正体が謎なところ。漫画編集であることは間違いないようですが、意図的に顔を見せないように描かれているし、過去に何が秘密を持っていそう。そこが読んでいてずっとこわい。あとは、現在進行系でどんどん人が死んでいっているのが話の流れでわかること。 そういう世界観でありながら、ネタ出しのためにしてるふたりの会話が面白くて、感心する所も多いです。死生観について話しているところでは思わず「あ〜」という声が出た。 ページ数もあまり多くなくサクッと読めるのでおすすめしたい。世界が終わったあとの漫画家と編集者さのさくら
nyae2021/01/20ネタバレこんなことなら読むんじゃなかったよ #完結応援嘘です、読んでよかったです。 読みながら、勝手にハッピーエンドを期待していた自分の浅はかさが笑えます。3人がどんな気持ちでいたかをよく考えもせずに… と、そんな感じでセンチメンタルな気分になりました。こんな気持になるとは夢にも思わなかったのは本当です。 モリタシリーズのイメージが強いのでアブノーマルな人間が出てくるかと思いきや、自分の本心に真摯でいようとすればするほど人を傷つけていくような痛々しい男女の恋愛が描かれてました。 たぶん多くの人が「これで終わり?」と感じるラストだと思いますが、考えれば考えるほど、誰の立場になっても、「こうすればよかった」という答えは無いですね。なのであのラストが納得かと言われるとそういうこともない。「さとこがいなければ」という単純な話でもないから、誰かひとりだけじゃなく、場面場面でそれぞれのキャラクターの気持ちがまっすぐ響いてきました。 個人的には、ひろみとさとこはあれで終わりじゃないと思いたいですが…(諦めが悪い)。 今はまだしょうがないとしか言いようがないんだけど、同性と恋をしようとすると急に「覚悟」とか「開き直り」が必要になるの、嫌ですね。身も蓋もなさすぎるけど、3人共まだ若いから、まだまだこれから、という謎の老婆心が芽生えたのでした。 また新作読めるのを楽しみにしてます。アンマイガールフレンド松本藍1わかる
nyae2021/01/17「鉄の感受性だワこの人!」私はこの漫画に「感受性」という言葉の意味を教えてもらいました。1巻にトン子ちゃんがチェリーという男に対して「鉄の感受性だワこの人!」とショックを受けるところがあります。チェリーという男をこの上なく的確に表した言葉「鉄の感受性」。 その言葉が出てきたシチュエーションって、よく考えれば特殊でもなんでもなくそこらじゅうにありふれてるんです。そしてどちらかといえば自分はチェリー側の人間。だからこそ「柔軟で豊かな感受性でいないといけない!」と当時の自分には非常に響いたわけです。 随所で作者の芸術家へのリスペクトがひしひしとつたわる内容で、トン子ちゃんが影響を受けたモノは自分の目でも観に行きたくなること必至です。オッス!トン子ちゃんタナカカツキ2わかる
nyae2021/01/17音楽漫画好きは読めないと思うそうとうやばい漫画ですね。今はバリバリの社会派漫画を連載中の柏木ハルコ先生ですが元々のイメージはこうですよね。エロと変態性が強すぎて、これを音楽漫画と位置付けるのは正直難しい。なので青春部活モノや音楽をテーマとした漫画が好きでもこれはおすすめできない…! でもひとことでエロいといっても、これ以上いったらアウトってところのギリギリ手前でなんとか踏みとどまってる気がしたので最後まで読めました。乳揉み始めたあたりはギブアップしかけた。 みんななんで芹生さんを見限らないんだろうと思って読んでたけど、ブラスバンドの魅力を知ってしまったんでしょう。知ったが最後、なかなか抜け出せなくなるという気持ちは熱く伝わりました。ブラブラバンバン柏木ハルコ1わかる
nyae2021/01/15すばらしすぎて泣きそうです! #1巻応援クチコミのタイトルは主人公が本編内で発するセリフを借りました。読んでいる時まさにそんな気持ちでした。 実際のところは何もわかりませんけど、著者が描きたいものを描いてるな!と感じられる漫画を読むと、読んでよかったな〜という気持ちになりますね。ネルノダイスキさんがこの作品を描いている姿を想像すると、さながら何かの職人のように原稿と向き合っていそうです。とくに8話目なんて一体どうやって描いてるのかめちゃくちゃ気になります。 この作品は、タイトルそのまま主人公が不動産屋に連れられて様々な家を内見する話です。あまりにも想像の斜め上をいく物件ばかりで、主人公と不動産屋のテンションの差がだんだんと開いていくさまが笑えます。しかし最後は読者の想像の斜め上高度5000メートルくらい上空をいくものでした。 気になった方にはもれなく読んでほしい、いや、体験してほしい!!! ちなみに、集合体恐怖症の方はゾクッとする場面が多くあるかもです。お気をつけを。いえめぐりネルノダイスキ2わかる
nyae2021/01/14私のまわりのスキとキライ年の差はあれど、けっこう真っ直ぐな恋愛マンガだと思います。 お隣さんとって設定は個人的に好きなやつですね。現実でそんなことは絶対にないので… 10年以上前の作品ですけど古さも感じないし、日々感じるけど言うまでもない(言えない)違和感とかを言葉にしてくれる感じはずっとあるんだなと感心しました。ただ処女じゃなくなることを「貫通」っていうのどうなんだ笑 好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、と自分の中でハッキリ答えを出して主張することは大事かもだけど「好きと嫌い」だけで世の中は成立してないと思います。 昔、貴和子が友達ふたりとお茶してて、ひとりが席立ったときにその子の悪口を言い出す場面を取り上げて「女って怖えー」みたいなことを言ってる人いたなと思い出した。あの場合に関してはどっちもどっちって気もしたけど男女関係なくどこにでもある光景ですよね。Love,Hate,Love.ヤマシタトモコ