nyae2021/03/16ネタバレいま連載してる中でいちばん面白いかも…?フルカラーの縦スクロールが馴染まなかったので読まずにいたけど、単行本になったので読んでみました。 当然といえば当然ですけど、東村アキコファンは絶対読んだほうがいい。面白い。 もしかしたら今連載中の東村作品の中でいちばん面白いかも。 かんたんにいうと、芸能ゴシップライターの主人公・遥が、大好きな俳優・SORAの熱愛スクープをきっかけに、小学生の頃にした3歳年下の可愛い男の子「こうちゃん」との切ない恋を思い出すんだけど、そのこうちゃんがもしかしたらSORAと同一人物かもしれないという話。というか同一人物なんだけどいまのところ遥はそれに確信を持てていない。取材で対面して名乗ったけどSORAは無反応。覚えてないのか、どうなのか…。 当時、幼馴染の猫作に変態だとからかわれたせいでこうちゃんとの思い出を30歳になるまで蓋をしていたから、一度その蓋が開いてからどんどん色んなものが蘇ってくる感じがなんかわからないけどこっちもドキドキする!! 仮に「あのとき本当はこうちゃんのこと好きだった」と言ったところで、いやむしろ言うべきなんかじゃないけど、どうしても記憶って美化されがちだし幸せだったときの思い出って蔑ろにできないよね、しがみつきたいよね…!ってのがものすごくわかる。 あと東村作品の好きなところ、サブキャラがホント良い。 個人的にはSORAのお兄ちゃんが最高。私のことを憶えていますか東村アキコ40わかる
nyae2021/03/15「左中間」でジュース屋を営む犬続編?のZ(ぞね)の方は読んでいるんですけど、こっちを読んでいませんでした(読んでなくても問題ないですが)。今更ながらどちらもヤンジャンで連載していたと知りびっくりしました。いまのバス江的な立ち位置だったんだろうか。 全1巻のようですがすごいところで終わってるので単行本未収録の話があるんですかね。でもあれで完結と言われれば、まあそうかぁ、という終わりかたです。 パッと見コロコロとかで連載してそうな空気を出しながら実際はわりと邪悪なんですけど、どこか生活感のある描写がたまらないギャグ漫画です。 おおひなたごう先生の漫画といえば小ネタの多さが特徴ですが、その点で言うと週チャン連載のフェイスガード虜の方がこれでもか感がありました。電子化してほしいなあ。 犬のジュース屋さんおおひなたごう1わかる
nyae2021/03/12ネタバレ想定の800倍おもしろかった🐷ある日突然、会社の同僚たちの顔が「豚」になって襲いかかってくるという話。その設定だけでもう面白かったので、はずれても別にいいやと思って期待せず読んだら想定の800倍くらい面白かったです。 途中までは、ゾンビが豚になったようなものかなと思っていたけど意外とそういうわけでもないことが分かります。スッキリするオチじゃないところも含め、文句なしのエンタメでした。 会社で嫌な奴がいたり嫌なことがあったら、全員豚になるのを想像すると楽しいかもしれません🐷会社の奴には絶対知られたくない若竹アビシ1わかる
nyae2021/03/12ネタバレ本兌有+杉ライカと羽生生純がタッグを組んだ新連載📷会社員の表の顔と、見境なく男に体を売る裏の顔を持つ女・泊黎(トマリレイ)が、ひとりで夜の公園にいた少年・新を保護したことで、あるきっかけにより黎の中で眠っていた獣のような"ヤリたい"欲が覚醒します。 箆鮒會(ヘラブナカイ)という、体が異形化するヤクザが存在したり、新の正体は依然として不明だったりするけど、とんでもねえ世界観だろうなということはわかる。 箆鮒會はたぶん海の生き物に変態できるのかも。1話で出てきたのはサメと貝だったとおもう。アラタの獣羽生生純 本兌有 杉ライカ 本兌有+杉ライカ
nyae2021/03/08来月号のフィーヤンからシリーズ化すると知って2017年に掲載された一話限りの読切が電子単行本になったものなんですね。知らなかったので読んでみた。 厳しい労働環境の職場を辞めようとしたら、上司も一緒に辞めてしまうところから始まり、それからその元上司とその弟と不思議な絆が生まれる話です。 これぞ海野つなみという感じの会話劇。読んでて気持ちいい。 新作もこの3人が出てくるみたいなので今から読むのが楽しみです!!スプートニク海野つなみ
nyae2021/03/07ASが「20〜30人にひとりくらいはいる」と知って📷そんなにたくさんいるの?と思う人がほとんどなんじゃないでしょうか。 私はこの漫画を読んでそれを知った時、発達障害と呼ぶことに違和感を覚えました。確かに、漫画に描かれてる作者含めた様々な人の「やらかし」を読んでいると、特殊だな、大変そうだな、と感じることが多いです。しかし同時に、そもそも健常(と呼ばれる側)が置いてるハードルも高すぎるんじゃないか、それを超えられない人をまとめて障害と呼ぶのは乱暴なんじゃないかとも感じました。 とはいえ、今まで生きてきたなかで自分の中に埋め込まれてきた 「普通はこうすべき」「こうするのが常識」「これができないなんでおかしい」という思い込みを取り払うのが難しいのも事実(そこは頑張れよという話だが)。 読んでると、ASの人でも関わる人や環境によっては健常同様に生きていける場合もあることがわかります。運と縁とタイミングってやつだな、と思いますけど、健常も同じですよね。 しかし作者もその他の方も、よく今まで無事に生きてこれたなというエピソードが満載です。親しい人にAS等の特徴があったら、今まで生きてきてくれてありがとうと伝えましょう。 あとがきに、「健常」と「障害」は区別であって差別ではないって書いてあったことにもハッとしました。漢字表記を気にして変えたりとか、気遣いのやり方のズレなんだなと。 毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で沖田×華4わかる
nyae2021/03/01ネタバレ石黒正数っぽいというのはわかる最初の方読んでる時は、ぽいなーとは思っていたけど、結果そこまででもないな、という結論に至りました。あと自分は普段からゲームをほとんどしないんですが、する人の方が何倍も楽しめるんだろうな、という内容でした。それでも結構面白かったので、相当面白いんだと思います。 こういう話を3巻以下で綺麗にまとめてる話ってだいたい面白いですよね。 礼香というキャラクターの社会からはじかれてしまう感じ、最後どうなるんだろうと思ったら、自ら社会から完全に抜けたというオチ。個人的にはそこがいちばん良かった。あとがきにもありましたが、それが幸なのか不幸なのかは微妙なところだけど。百万畳ラビリンスたかみち3わかる
nyae2021/03/01河内遙が描く三角関係読切今日、マンバの新刊通知で来ていたんですが、新作?とおもったら2009年にフィーヤンに載った読切らしい。知らなかった。 あらすじにもあるように、レーベルはBLだけど内容はほぼ一般向けのほんのりBLです。 男子・シムラにそれぞれ片思いをしていた男子・リキと女子・キミカ。ふたりの恋はシムラが転校することで終わってしまいます。しかしその後、恋のライバルでもあったふたりは夫婦に。そしてある日、キミカの仕事場にシムラが現れたことで、三角関係の意外な真実が明らかになり…というお話でした。 というか、河内遙先生ってBL描いたことないんでしたっけ。 あんまり過去作のこと知らないんですけど、いつかガッツリBLを描いてほしいと思っちゃいました。カミキリムシ河内遙
nyae2021/02/25あかねが主役の『ヤマタノオロチ編』数あるバトルエピソードのなかでも、ダントツに好きなのがコミックス25巻から26巻にかけて描かれる『ヤマタノオロチ編』で、自分が生まれて初めてらんま1/2を読んだ回でもあり、ヒロインのあかねが主役です。 ある日あかねがひとりで化物退治に向かい、そこである少年と運命的な再会を果たし…というもの。まず料理下手のあかねが"普通のカレー"を作るという衝撃的な始まり方をする点からも、他とは一線を画すると思っています。 またここでは"真之介"という(この漫画の中では)わりと普通の少年が出てくるのが特徴的で、それにより"乱馬に正統派ライバルがいるタイプ"の珍しい三角関係が生まれるのも見どころのひとつ。 そんな複雑な関係性と悲しいすれ違いが起こる中、乱馬はあくまであかねの「真之介を救いたい」気持ちを汲んで、真之介と共闘する展開になるのもアツい。全体的にみんなの人としての優しさとか思いやりがベースにあるのがなんかいいんですよね。 女好きなヤマタノオロチのところへ、あかねのかわりに女らんまが行くのではなく、あえて乱馬は女装して戦いに臨みます。あくまでもあかねが中心に真之介のために戦うという構図が最後まで崩れないのが良かった。そして忘れてはいけない良牙の存在ですが、ここまで都合のいいように扱われた回もなかったのでは。笑 という感じで、あかねの武道家としての強くて真摯なところと優しくて情に厚いところ、更には乱馬とあかねのもはや"家族愛"ともいえる絆を改めて感じることができたいい回だったなと思います。らんまを読んだことがない人にこのエピソードだけでも読んでほしいくらい、お気に入りです。 しかし、あの時どうしてあかねは普通のカレーを作ることができたのか。謎です。 #マンバ読書会らんま1/2 〔新装版〕高橋留美子5わかる
nyae2021/02/25ネタバレ完結したから死のう...と思ったのに6巻の最後に番外編の連載決定というハッピーサプライズが。わたし、まだ生きていていいんだね。 優士と駿人の電話のシーンは涙なしでは読めないです。BLでもあり、いびつだけど揺るがない家族の絆を描いた物語でもある。優士と駿人のはなしはとりあえずこれで一区切りという感じだけど、コウと日高はまだちょっと、むしろこれからが本番では?というところで終わってるので、番外編でなにかしらのかたちでまとまってほしいものです。まだまだ生きるぞ!STAYGOLD秀良子17わかる
nyae2021/02/24女子高生が地獄でメイドさんになるお仕事漫画? #1巻応援ひょんなことから生きたまま地獄に迷い込んでしまった女子高生のちまきと理智、エリコの3人(まず地獄に迷い込んでもそんなに動じない女子高生という図がすでに面白い)は、なぜかタワマン「黄泉比良坂レジデンス」のメイドして働くことに。お仕事を頑張って最上階まで登りつめれば、元の世界に戻れる…かもしれない。というお話。 地獄で働くとか地獄か!?なんですが、就職浪人のちまきはたとえ地獄でも仕事に就けたことに大喜び。メイド業に精を出し、毎日イキイキしています。メイドといっても便利屋みたいな感じですが。地獄ではおなじみのキャラクターもたくさん出てきます。かなり、ゆるい空気が流れる漫画です。地獄というより"地獄風"の町という感じ。 理智とエリコは進学が決まっていたので早く戻りたいんだけど、ちまきだけはそこがあまりはっきりしないんです。というのも、不幸な家庭の事情があったり、帰ったところでまたつらい就職活動を再開しなければならなかったりと、色々思うところがあるみたいです。能天気なアホに見えるちまきだけど、ここ(地獄)がやっと手に入れた"自分の居場所"だとすると、はっきりと帰りたいと思えないかもしれない。ちょっと複雑。 実際、現時点ではまだ3人のくわしい過去や人となりは描かれてないので予想するに理智とエリコにもなにかあると思うんですよね。たぶん。 1巻のさいごに、人間を地獄に呼び寄せている、閻魔大王すら知らない何者かがタワマンのどこかに住んでいるらしいということがわかり、ちょっとミステリ要素も生まれて更に面白くなりそうな予感です。黄泉比良坂レジデンス川西ノブヒロ
nyae2021/02/23待っていました、ゾクッ編ゾクッと続でかかってますよね、たぶん 第二弾も面白かったです。冒頭のキッチンスタジオの話がいちばんゾクッとしました。そして陰陽師の男性が魅力的すぎ。会いたすぎ。 今回もたくさんの写真が掲載されてましたけど、前作の半裸で腕立て伏せするじじいを超えるものはなかったです。最後のエピソードで村人からことごとく無視されたのでいちばん笑いました。 とりあえずドラマも1話見たんですけど、アレンジが効きすぎてて正直ついていけなかったです。北区赤羽の時よりも遥かに困惑しました。でももちろん2話以降も見ますよ。 漫画の連載はまだやってるんですかね?ゾクゾクッ編も待ってますよ。東京怪奇酒清野とおる1わかる
nyae2021/02/22ネタバレ犬好きによる犬好きのため(かどうかはわからない)の短編集表題作の「ライカの星」と読切3作を掲載した、ほぼほぼ短編集。 主に犬が主人公か、重要な役割を担う話がほとんど。そのため作者はよく犬好きだと思われるらしいが、犬好きらしい。紙版のカバーを見てもらえればわかるとおり非常に美しい装丁。読む用と保存用に分けたいくらい。 内容は正直、読んでくれぃ…と言いたい。 なんの予備知識なく装丁の美しさだけで手にとったひとは、ところどころで「ぬっ」と顔を出す狂気にびっくりするかもしれない。しかしその物語それぞれにモチーフとなる題材や作者の経験などがあり、しっかりとした土台があって漫画になっていることがあとがき等でわかるので、べつにふざけてるわけじゃないんだな…と納得する。 なんとなく例を出すなら「無敵の未来大作戦」(黒崎冬子)のおふざけ感と「今日の漫画」(史群アル仙)の悲壮感をそれぞれ大さじ3くらいすくって混ぜた感じ。自分で書いておいて適切とは思えない例え方ですけど、でも何となくそう感じたんですよね。ライカの星吉田真百合7わかる
nyae2021/02/21ネタバレ久々ハマったバイオレンス格闘漫画最新5巻まで読みましたが、面白いですね!! 元は月刊少年シリウスの増刊?のネメシスで連載してたようですが、今はシリウスで連載中。ベアゲルターだけ浮いてるように感じるのは自分だけだろうか。 読んでくうちに「あの時のこれってこれか!」とか、「この人とこの人って、そうだったのか!!」的にどんどんピースがハマってく快感がすごい。睫毛と東の関係が判明した時は痺れた。焼きそば食べられなくてキレる睫毛のエピソード好き(おまけ漫画)。 しかし約2年ペースでコミックスが出ているようで6巻が出る頃には全てを忘れていると思う。ベアゲルター沙村広明5わかる
nyae2021/02/19会社員ねこ田の社畜な生き様 #1巻応援📷毎朝電車に乗って会社勤めをしている人だったら、社畜ではなくても「ある〜」って思うところがたくさんあると思います。 朝起きた瞬間から「帰りたい」って思うし、人間みんながやりたいこととか夢をもって生きてるわけじゃないし、自分より成績が下の人がいると安心するし、めちゃくちゃ行きたくねぇなって飲み会も、行ったら意外と楽しかったこともあるし、サボっちゃおうかなって思うだけで絶対サボれないし・・・。 会社勤めって最悪なところだけじゃなく、最悪な中でもたまに見つけるちいさな光もありますよね。意外とそれだけで続けられたりする。ねこ田にとっての片山さんの存在ってまさにそれだと思います。どこにでもひとりはいるんですよ、優しいというか、害がないというか、心のなかで勝手に心の支えに位置づけられる人。 だから友達みたいに仲が良かったわけじゃないけど、辞めるとなるとショックなんですよね・・・。 片山さん不在の会社をこれからどう生き抜いていくのか、もしくは抜かないのか。2巻以降もねこ田の生き様をしかと眼に焼き付けようじゃありませんか。 それにしても、ねこ田の仕事って一体何なんでしょう・・・?謎すぎて不安になるくらい謎なんですよね。私が知らないだけであるのか?0と1をひたすらに打ち続ける仕事が・・・。社畜ねこ清水幸詩郎2わかる
nyae2021/02/18ネタバレソレミテで終わりじゃなかったの!?「ソレミテ~それでも霊が見てみたい~」でこの話はとっく終わってるものだと思いこんでたので、こんなものが出てると知らずに今まで生きてきました。 あまりにも霊感がないふたりが、このおばけ道ではまず「霊感を身に着けよう」と様々なことにチャレンジします。 滝行・催眠術・ダウジング・バンジージャンプ・宇宙パワー(?)などなど。 霊感に通じるのか微妙なものばかりと思いきや、塩を頭からかぶって清めるという行動によって石黒PがESPカード(伏せられた5枚のカードそれぞれに描かれたマークを当てるやつ)で予想外の力を発揮したところには胸踊りました。清めの塩すげえ!!! しかし、ある意味そこがピークだったとも言える。そこからは前作同様、これでもかと"持ってなさ"を発揮していくおふたり。さすがとしか言いようがない。はっきり言わせてもらうとこのふたりじゃなかったら成立しない企画ですよ。あれだけのことをして、あれだけの人の協力を得て、あれだけ色んな所へ(時には海外まで)行って、なーーーーーんにも起きないんですから。廃校でかくれんぼしても普通に遊んで普通に寝泊まりして普通に朝迎えちゃうんですよ。 なんか少しだけ文句言ってるような感想になってるでしょうか。勘違いはしてほしくないですが、漫画としては非常におもしろいです(笑えるという意味で)。それ町ファンとしてもタッツンが眼鏡キャラになった所以を知ることができて良かったです。 かくいう私も霊感は限りなくゼロです。なので死ぬまでに一度くらいは心霊体験がしたいという気持ちはものすごくわかります。しかし、じゃあ事故物件や心霊スポットにいけと言われたら絶っっっっっっ対に嫌ですね。なぜって怖いから。 このおふたりは、とにかくおばけを見るんだ!!という好奇心が強すぎて、恐怖という感情をどこかへ置いてきてしまってる気がします。 おばけ道石黒正数 小野寺浩二1わかる
nyae2021/02/17動物版よつばと!とでも言えばいいのか #1巻応援1巻のカバーだけをみると、可愛らしい動物たちに癒やされるファンタジーかな?と思いますが(もちろんそれも正解)、読むとどうにもひとことで内容をあらわすのは難しい漫画であることがわかります。 というのも、タイトルにも書いたように ○主人公の小ぎつねと小だぬきが、人間の世界で初めて見るもの触れるものを豊かな感受性をもって反応したり吸収してく様子を、余計な手出しや口出しをせず、優しい目線で見つめていく ○社会の中で生きている以上避けては通れない世のルール・厳しさなどの現実も描いている といった点が「よつばと!」っぽいな、と思ったからです。 2匹を公園で遊ばせている時、リードを付けるように注意される場面があります。そうか、この漫画はそれが許されない世界なんだ、と思い知らされます。それでも無条件で2匹を受けいれてくれる田中くんや先輩の存在に安心する。またその一方で、ところどころできつねの表情に影がさす瞬間も見逃せません。2巻以降、さらにこちらの心を揺さぶる展開があることを予感させます。きつねとたぬきといいなずけトキワセイイチ11わかる
nyae2021/02/16そこそこ狂っている話だ隔週を「へきしゅう」だとずっと思って生きてきた男・たっちゃんが、悔しさのあまりへき週が正しい世界を作ればいいんだ!といって本当につくっちゃう話。いわゆる言い間違いあるあるを描いたギャグ漫画かと思ったけど、間違えて悔しい、からの展開に狂気を感じた。 汎用性とか五十路とか、まあ、間違えがち…かな?という絶妙な言葉のチョイスも良かったです。 というかこの方前作はスペリオールに載ったんですね。 今後、スペリオールとビームどっちで活躍されるのか。楽しみにしてます。へき週西家康隆1わかる
nyae2021/02/16ここにもあった「ぬい」の漫画最近読んだぬいパパという漫画で大人がぬいぐるみと暮らす生活のことを知ったのですが、 https://manba.co.jp/topics/27839 この「ゆみとくるみ」も1冊にぬい活の魅力がギュッと詰まってるような漫画でした。 この漫画ではおしゃれをしても「お母さんみたい」と言われてしまうような垢抜けない地味な女性が主人公で、会社の同僚から心無い言葉をかけられたり差別されたりしてすべてに後ろ向きになっているところに、ぬいぐるみの「くるみ」に出会ってから徐々に前向きに変わっていくという話です。 ちょっと引っかかるのは、くるみとの生活を楽しみ始めると、同僚から受けた扱いなども「自分の視野が狭かっただけだ」と納得する場面があるんですが、個人的にはそれで済ますのは都合が良すぎないか…と思ってしまった(^_^;)視野の狭さとか関係なく雑な扱いを受けていると感じたので…。 それでも主人公がくるみを愛して、世界が広がって、このままの自分でいいんだと思えたことは何よりも素晴らしいことだし、そこに水を指すような考えは野暮か〜と思うに至りましたけど。 こういうぬいぐるみと生きる人を描いた漫画を読むことで、自分も!と思うわけではないですけど、ぬいぐるみに限らず保護欲?庇護欲?を掻き立てられる存在が身近にいると、自分の足で立たないとな、とシャキッとなるのかなーと思いました。ゆみとくるみうるひこ
nyae2021/02/16子どもが健やかに育つには・・・親をはじめとした身近な大人たちが全力で守ってあげなくてはいけない。しかし、過保護になりすぎてもいけないのが難しいところ。 少し子供を心配しすぎ?気にしすぎ?とも思える杳と清の父親。父子家庭になったばかりという背景ももちろんあるけど、子供がもし事故にでもあったら!?誘拐されたら!?クラスメイトに悪口を言われたら!?と心配で心配でならない親の気持ちが痛いほどにわかる。 この漫画はそういった、子どもを守る立場の大人たちの目線と、守られる子どもたちの目線どちらも真摯に描いた素晴らしい作品。子ども時代を思い出して懐かしさも感じつつ、大人の目線で子どもの成長を見つめる感じで読みました。 マンバでおすすめしてもらったんですが、こういう漫画、もっとくれ…!と読み終わった今なってます。 すべての子どもが健やかに育つには、大人はどうすればいいんでしょう。と考える。そうやって大人が悶々と考えてるうちに、子どもはどんどん大きくなる。 結局大人にできることって、あーだこーだ口は出しながらも、無事に育っていくところを見守り続けることなのかな。つづきはまた明日紺野キタ3わかる
nyae2021/02/13息苦しさから開放されるような漫画 #1巻応援始まったばかりなのにもう「終わってほしくない」と思ってしまうような、眩しくて純粋で懐かしい青春物語。少女漫画とはまた違う意味で胸と脳がキュンとする良さがありますね。こういうのは自分が何歳になろうと読めるし、読みたい。 親の再婚によって同居することになった男子と女子ふたりが主人公だけど、そういう設定から想像できるストーリー展開はほぼないと言っていいです。男はこう・女はこうという古い既成概念に全くとらわれないキャラクターづくりもとても魅力的。女の子の主人公・アミさんは北海道訛りが爆発しているけど、完全に彼女の個性として確立してるし、それぞれがそれぞれに夢中になれる世界を持っていて、その世界を壊すような人は出てこない(1巻の時点では)。 あまりにもキャラクターたちが自由に動き回って楽しく暮らしてくれるので、こちらも日々の息苦しさや締め付けから開放されるような気分になりますね。うみそらかぜに花大石まさる1わかる
nyae2021/02/11幸か不幸かは自分が決めることある日突然、何も言わずに婚約者の功一が失踪。その3年後、主人公のもとに事故で死んだという連絡が来るところから物語が始まります。 なぜ・どこに・なにをしに、が主人公も功一の家族も分からないなか、わずかな遺品を頼りに、彼が失踪してから亡くなるまで何を思い生きていたかを辿る旅に出ます。 面白いのが、神奈川→和歌山→埼玉→沖縄→東京と渡り歩くのに、目的地ごとに主人公含めた家族がバトンタッチしながら行くところ。それぞれに生活があるため、その旅に没頭するわけにはいかないのです。そこがとても現実的で良いのと、その場所に赴いて功一のことを知る人と話をすることで、それぞれがそれぞれの功一に対する思いの変化を見ることができます。 この作品が何を言いたいかは、あとがきにしっかり記されてます。父親が失踪してから自分を犠牲にしてずっと我慢をしながら生きてきたように見える功一の人生が幸か不幸かは、功一にしか、決められないのです。兄帰る近藤ようこ
nyae2021/02/06「ふたりぼっち」はデビュー作?📷表題作とどっちがデビュー作なんだろう。いずれにしても絵もストーリーも完成されてるなと感じました。 表題作「マシューズ心の叫び」は病気のおじいさんと二人暮らしなところとか、動物肩に乗せてるところとか、芸術の才能があるところとか、どっかで見たなってところもありますけど、細かいところでいうと、ダッと走り出すときの体の動きというか角度が、今あんまり見ない描き方なので、そういうところに懐かしさと魅力を感じます。 マシューズ 心の叫び山田貴敏
nyae2021/02/05孤独な老人と少女全ページ淡くてやさしいカラーが美しい。海辺の街に住む画家のおじいさんと、最近引っ越してきたひとりの少女が出会い、物語が始まります。 おじいさんは無邪気な少女に対して少し冷たくてぶっきらぼうな態度。 なんとなく町田洋さんの砂の都を少し思い出しました。 https://comic-action.com/episode/3269632237242904443風街のふたりカシワイ2わかる