ネタバレ

春は死んだ妹のことなんですね。その春が病気で亡くなった直後に、姉である夏美が春の婚約者と付き合いはじめることで、罪悪感やらなんやらいろんなものを抱え込むはなし。

題材的にはもっと軽い感じに描くこともできると思うけど、この漫画はこれでもかと呪いに押し潰されそうになる人間を描いてる。その容赦のなさがすごく良かったです。
あとモノローグが多い漫画って読みにくくなりがちですけど、この漫画では読みにくさは一切感じなかった。ワザですね。よく分からないけど

夏美と冬吾には幸せになってほしいと思いながら読んでたけど最後に冬吾が言ったセリフ
「俺もお前も本当は呪われてなどいないのかもしれない」
「だがそれが解ける瞬間は恐らく一生来ることはない」
で、そうだよねー!とつらいけど納得しちゃったな。体だけ自由になることはできるけど、それだけで呪いが解けるとは限らない。

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二人は底辺

二人は底辺

主人公の染井吉乃は13歳。ヤクザの家の娘ということで、学校でも浮いた存在だった。そんなある日、彼女の祖父が翔真という少年を引き取ると言い出し――…。吉乃と翔真と出会いのエピソードが43ページにわたり描かれます。『来世は他人がいい』(刊行:講談社)『春の呪い』(刊行:一迅社)などで大人気の小西明日翔のデビュー読み切り、気鋭の新人のフレッシュな魅力をお楽しみ下さい。 ※コミックゼロサム2015年9月号に掲載された『二人は底辺』と同じ内容になります。

来世は他人がいい

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