春=妹
19歳で死んでしまった妹の春の恋人と付き合うって・・・。 妹の恋人だった冬吾は、今まで親の引いたレールを真っ直ぐに歩んできた。 それは、自分のやりたいことがなかったから。 夏美、春と会ったお見合いも、財閥の血筋が欲しいというもので、親に進められてのこと。母親の気に入った妹と付き合うのも自然の流れ。 でも、冬吾は最初から夏美の事が気になっていた。 そして、春が亡くなった後、同じ血筋なら姉と付き合ってはどうかと言う話になったらしい(のちのち、分かるが、冬吾がそのように話を持っていった)。そこで、妹が大好きだった姉は冬吾に付き合う条件として、『春とデートに行ったところに私を連れて行って欲しい。』と頼む。そして、二人は、妹の亡き後、色々な思いに苛まれながら、答えを見つけられないまま、一緒に生活することになる。 2巻で完結なので、サクサク話は進みますが、・・・。 もっと、深く心理を描いてほしかったと思いました。