5.0
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こういう映画ありそう〜という感想が読んでてずっとありました。
元犯罪者の男がある事情で住む場所をなくし、嵐の日にゴミだらけの廃屋に雨宿りしたところ、実は老人がひとり住んでいて…というはなし。
刑期を終えて出所した元犯罪者の肩身の狭さや生きにくさ、扱いの難しさ、
家族のしがらみや独居老人のあり方、死に方をユーモアを交えて軽いタッチで描いています。
独り身で人生を終える可能性が今のところ高いですが、その時のために今からできることってたくさんあるなと感じます。何歳になっても柔らかい頭でいたいものです。最近「ひとりでしにたい」という漫画の影響もあり自分の死に方をより考えるようになりました。そういうタイミングでこれを読めてよかったかなと思います。
「そう来たか!」というひねりがあるラストも素晴らしい。