表紙買いしたので買ってから推理小説を漫画化したものだと知りました。
といっても、いわゆる一般的に想像するような推理ものではなく、主人公の身の回りで起きた出来事に対して「あれはどういうことだったんだろう」と考えるような話が主です。
なので、謎が解ける快感みたいなものを期待するよりは、物事を多面的に捉えることや想像力の重要性を改めて知れる作品かなと思います。

読んでいてずっと思っていたのは、頭がいい人って「なぜ?」って思ったことが(それがどんな些細なことでも)理解できるまで突き詰めるんだなーということ。まあいいか、とか、そういうもんか、っていう思考は無いんでしょうね。

個人的には表題作の「空飛ぶ馬」がいちばん好きでした。
謎解きという点でいちばん「なるほどそういうことか〜!」が口から出ました。

絵も独特な描き方をしてますね。とくにあんな影の描き方をする人は見たことがない。シンプルなようで、かなり大胆な絵柄だと思います。

読みたい
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
アスファルトに赤【単話】

アスファルトに赤【単話】

高齢化でシマが小さくなっていく貧乏ヤクザの後継ぎ・大晴は組の行く末に不安を感じていた。育ての親である若頭・仁は上納金のためにご法度に手を染めている…。別の稼ぎ方を考えても、暴力団組員は銀行口座が作れない為、できる仕事は限られていた。そんな時に、ハンドメイドアクセサリーを制作する詩と偶然出会い、自分でアクセサリーを制作して販売することを思いついてーー。反社会勢力、ギャンブルや薬物依存…、ままならない人たちが<路上>で出会い向かう先とは。

ゆずとレモン

ゆずとレモン

母親同士が友人で、幼い頃からいつも一緒の柚子と檸檬。考え方や好きなものが同じだった二人だけど、高校に上がり、少しづつ関心や目標が離れてきたことをお互いに感じ始めていた。誰かと心の底から分かり合うことの難しさ。人との繋がりと依存と自立の物語。

いないボクは蛍町にいる

いないボクは蛍町にいる

小学6年生の健と卓哉。交通事故で卓哉が死んでしまい、ショックの健は夏休みになっても何もやる気が起きない。そんなある日、偶然見かけた蛍を追って古い切り株をくぐると、そこは自分の町とそっくりの町。しかも、その世界では死んだはずの卓哉が生きていて!?そっくりだけど何かが違う二つの町で健が体験するひと夏の冒険!新しいのに懐かしくて、切ないのにちょっとワクワク。新鋭が描くパラレルワールドストーリー!

ベッキーさんと私

ベッキーさんと私

孤高ミステリー作家の直木賞受賞作シリーズを、気鋭超絶絵師が一挙本格コミカライズ! 昭和七年――― 不穏な時代の足音が響き始めたこの時代を上流士族家庭のお嬢様・英子と男装の女性運転手ベッキーさんが駆ける! ミステリー作家・北村薫の代表作のひとつであり直木賞受賞作(「鷺と雪」)を含むシリーズを堂々一挙、本格漫画化!

ザ・ミステリー 特集 1.旅情サスペンス 特集 2.猫だけが知る真実

ザ・ミステリー 特集 1.旅情サスペンス 特集 2.猫だけが知る真実

『ザ・ミステリー 特集 1.旅情サスペンス 特集 2.猫だけが知る真実』旅先で消えた人々!! 古都で巻き起こる殺意の嵐!! オール読み切り!!「小京都・郡上八幡殺人事件」巻頭カラー「嵯峨野トロッコ列車殺人事件」(松川祐里子/山村美紗)美しき名探偵キャサリンが、旅先で謎多き事件に挑む!!★豪華掲載作品★「ひとり旅」(くぼた尚子/夏樹静子)完璧な妻が望んだひとり旅とは…?「冬のオペラ」(南天佑/北村薫)窓の外に散らばる不自然な衣類…京都旅行中に不可解な事件が幕を開ける!!「山猫SHOP」(瀧川イヴ)高級猫の窃盗に成功したはずが!?「猫は見ていた…だけ」(柴田あや子)猫を残して彼女は消えた…「幸福の黒い猫(ちゃん)」湯沢直子黒猫が事件と共に運んできたものは?

想像力って大事だな、と改めて思う #1巻応援にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。