代理ベビーシッターとしてやってきたのは、ピンク色のブタのぬいぐるみだった――!? ある時はベビーシッター、またある時はタクシードライバー・ビジネスマン・コック・殺られ屋と、様々な形で悩みを抱える人達をぶたぶたさんがほんの少しお手伝いをしたり、そっと寄り添う心から温まるハートフルストーリー。
美しい女農園主が再婚相手を募集した――集まってくる男たちを次々斧で殺害した狂気の殺人事件! 「女殺人鬼 ベル・ガニス」、じゃじゃ馬娘が海賊に!? 残虐無比な船長に惹かれ堕ちていく! 「女海賊 アン・ボニィ」、レイプされた被害者が罪人になる村で、白人に襲われ不義の子を産んだ人妻の運命は!? 「神に背いた女」、感受性の高い息子は暴力的だが美しい感性をもっていた――しかし狂気の手術がすべてを奪う! 「ロボトミー殺人」など血と愛欲に狂った女たちの物語4作品!
誰にも等しく訪れる、主の聖なる誕生日…… こんな日は、人一倍あくせく働きみんなを和ませてまわる、チャーミングなぬいぐるみについて想い出す。そう、人情味あふれる不思議な彼について―――。謎のぬいぐるみ・ぶたぶたと過ごす、クリスマスのひとコマがあなたの心にやわらかな温もりを与えます。
寂しさを紛らわすため万引を繰り返す孤独な少女、貧乏が理由で子供をいじめられるシングルマザー、汚い部屋冷たい食事…、母親から邪険に扱われた少女…etc、普通じゃない家庭環境で育った子供たちの嘆きを全5話収録!!★収録作品「それ 欲しい」安武わたる「貧困の子」まるいぴよこ「普通の子 ~貧困家庭に生まれて~」上野すばる「虚構の夢」伊東爾子「光る世界」庭りか
母の恋人がやってくると家から追い出される少女。親に構ってもらえぬ寂しさを紛らわせるため、万引きを繰り返す小学生。肉親に虐げられているのにも関わらず、彼らはいつだって「母の愛」を求めてしまう…!!我が子への興味ゼロのネグレクト・ママ、反対に異常に執着し子供を支配下に置こうとする毒母など、そんな親たちに人生を乗っ取られ狂わされた子供たちの過酷な物語・5作品を収録!★収録作品「母という女」まるいぴよこ「それ 欲しい」安武わたる「醜い私は愛されない」伊東爾子「いえないストレス」紫垣まゆみ「ママは神様だったのに…!」伊東倫智
嫁として我が家に入ってきたヤンママ義妹は、今話題のインフルエンサー!…というのは名ばかりで、本当は姑のレシピを丸パクリしてるだけ。しかも私の悪口を裏ブログに書きまくり…もう我慢できない!※本作は雑誌「家庭サスペンス」「嫁と姑DX」等に掲載されていた作品を電子配信用に再編集し配信した「ギャルママはモンスター~自己中ドン引き育児~」の単話版になります。重複購入にご注意ください。
『ザ・ミステリー 名探偵vs名刑事』オール読み切り!シャーロック・ホームズ、金田一耕助、音道貴子…人気作家のヒーローたちが揃い踏み!「女請負人」巻頭カラー(橋本多佳子/夏樹静子)女性専門の便利屋を営む女3人組「ANY」訪れたのは自分を弄んで捨てた男を殺害したいという依頼者で――★豪華掲載作品★「湖泥」(氷栗 優/横溝正史)山間にある僻村で花嫁が惨殺遺体が発見された――「雛の夜」(安武わたる/乃南アサ)援助交際の女子高生が襲われた……しかし、被害者が現場から消えて?「緋色の研究」(宮越和草/コナン・ドイル)シャーロック・ホームズとワトソンとの友情はここから始まった…!「誤解」(井上洋子/折原一)山間部に響く銃声――!それはふたつの事件をつなぐもので?「三毛猫ホームズの幽霊退治」(安武わたる/赤川次郎)ホームズと片山刑事は幽霊屋敷で幽霊退治をすることに!
「それ、善意の搾取です!」。4年前、隣人の女に調味料からお金までタカられひどい目に遭った由夏は、お金を貯めて念願のマイホームを購入。新天地で心機一転、パートも辞め専業主婦を満喫しようとしていた。しかし、専業主婦と知るや、隣家の老夫婦や子だくさん主婦、友人が次々と面倒事を押し付けてくる。新参者の由夏は断れず、再びズブズブとタカリの沼にハマっていくが――!? 「ちょっとだけ」「あなただけが頼りなの」と、困り顔で近づき他人の善意に甘えまくる腹黒女を由夏はまたもや撃退できるか!?
『ザ・ミステリー 妖 すぐそばにある怪異』オール読み切り!日常の狭間から、あなたに忍び寄る魔の手…!!「邪眼」巻頭カラー(柴田あや子/中島らも)メイドが口にした迷信が、幸せな生活に影を落とす…!!★豪華掲載作品★「寂しがる男」(つじいもとこ/小池真理子)見えない恐怖に背筋も凍る!迫りくるストーカー幽霊!?「燿い川」(つじいもとこ/赤江 瀑)人びとを魅了する魔性の肉体に悩まされる青年の終の棲家は…「おそれ」(安武わたる/高橋克彦)暗闇の中で、みんなで怖い話をしよう…そして私の番になった!!「同居人」(おおにし真/新津きよみ)この家は私のものよ!私が守らなくちゃ…!! 女たちの怪奇ミステリー「時を止めた女」(荻丸雅子/新津きよみ)20年前に殺された女の子の魂が、こんなかたちで戻ってくるなんて!!「海の奇蹟」北川玲子十年に一度、鬼が恨みを晴らしにこの島へ来る…「コーリング」光崎 圭夫に殺された飼い猫の哀しげな鳴き声が聞こえる――「闇を見る目」大橋 卓その眼差しは“死神”を見つめていた!!
『ザ・ミステリー あなたの知らない怪奇伝承』いにしえから響く狂気の呼び声――!! オール読み切り!!「鬼ヵ洞」巻頭カラー(橋本多佳子/高橋克彦)恐ろしくも魅せられる恐怖の世界!怪奇ミステリーの巨匠!★豪華掲載作品★「竜の伝承」(つじいもとこ/高橋克彦)古墳に刻まれた神代文字が意味するのは…!?「イヴに夢みて」(柴田あや子)クリスマス・イヴの夜、女たちの望みがかなえられた…!?「春の滅び」(花村えい子/皆川博子)失踪した叔母の足跡を訪ねる姪を迎えたのは妖しい雛人形だった!!「河童だよ」(安武わたる)暴れん坊の啓太の親友は、沼に棲むカッパ!?「黒馬の翼に乗りて」(橋本多佳子/赤江 瀑)ある夜、伝書鳩が少年のもとへ運んできたのは古の恋文で…!?「車影」(安武わたる/小池真理子)神隠し!?あの日、祖母はタクシーに乗ったまま帰らなかった――!!
世界中に漂う閉塞感は無視できないし、暑いし雨ばっかり降るしなんだか気持ちが晴れない。優しい気持ちになりたい。 だからクリスマスのお話が読みたくなったんだろうし、ぶたぶたさんに会いたくなったんだと思う。 やっぱりぶたぶたさんは優しいです。しかも今回はサンタさんなのです。 登場人物のほとんどは大人の女性だから、直接ぶたぶたサンタからクリスマスプレゼントという物語ではありません。それでも優しく寄り添ってくれたり、すれ違ってしまった大切なひとからのプレゼントを届けてくれたり、素敵な日常を過ごすためのきっかけをくれるのです。 ぶたぶたさんはとても優しいけど、あくまでもきっかけをもたらす存在で、登場人物達はみんな自分自身で大切なものに気づいて前を向いています。 まさにサンタさんのような距離感で、一歩進む勇気をくれるのがぶたぶたさんらしくて素敵なのです。 ぶたぶたさんから優しさと癒しをもらって、前を向いて生きていかねば…。
『ぶたぶた』を読み終えたばかりだけど、再びぶたぶたさんに会いたくなってこちらも読んでみた。 やっぱりぶたぶたさんは素敵なひとだ…!! かわいいぶたさんが当たり前のように喋りだす故、初めて会うひと達は驚きペースを乱される。そして、まんまるの目に見つめられてついつい心を開いてしまう。占い師も刑事も天職。 『ぶたぶた』とくらべるとこちらはちょっと重たいお話もあるので、ぶたぶたさんの可愛さに癒されながらも自分の人生を見つめ直してしまうような力もあった。 何者かになりたい気持ち、自分の人生の主人公は自分だという気持ち、いつの間にか忘れてしまった気持ちをぶたぶたさんが呼び起こしてくれるはず。
表紙のかわいいぶたさんは、山崎ぶたぶたさんという男性です。ショップ店員だったり、シェフだったり、タクシー運転手だったり、真っ当に働く善良な社会人なのです。 というとめちゃくちゃファンタジックで他にもうさぎさんとかねこさんとか出てきそうですが、ぶたぶたさん以外は普通の人間しかいない世界のお話です。 このぶたぶたさんがとても真面目で優しい方なんです。人を責めたりもしない、説教じみたことを言うわけでもない、ただそっと寄り添ってくれるような方。 まんまるの目にぶたさんのお鼻がついているだけなのに、優しく微笑んでいたり心配そうに見つめていたりするのが伝わってくるのです。 その姿が今まで出会った優しい人たちの顔と重なるような気がして、心がほんのりあたたかくなります。 仕事や人間関係に疲れたときに読んでみると気持ちが穏やかになること間違いなしです。 駅の売店で牛乳飲んでるぶたぶたさん、かわいすぎる…!
異彩を放つ豚の表紙を見つけて、どういうことだ?と思って読んでみました。 その自分の気持ちと同じように、作品の登場人物たちも、人間世界でふつーに生活している豚のぬいぐるみ(名前=ぶたぶた)と出会い、どういうことだ?と驚きつつ交流していきます。最初の登場シーンで、すぐに心をつかまれました。だって、ベビーシッターかと思いきや、ベビーシッター派遣会社の社員で、しかも部長!で、男性だったという。セリフや動作が笑える物が多くて(その手?足?でどうやってコーヒーカップ持ってるんだ!?とか)、読んでいて、つい吹き出してしまいます。 ぬいぐるみなのに、人間味(豚味?)にあふれていて、人徳(豚徳)があるというところが、面白いやらジーンとくるやらで、どんどん続きが読みたくなり、なんだか癖になります。 現代の作品でいうと、「猫村さん」とシチュエーションが近いかもしれません。優しくてちょっとシュールでほっとする世界を求める人におすすめです。
世界中に漂う閉塞感は無視できないし、暑いし雨ばっかり降るしなんだか気持ちが晴れない。優しい気持ちになりたい。 だからクリスマスのお話が読みたくなったんだろうし、ぶたぶたさんに会いたくなったんだと思う。 やっぱりぶたぶたさんは優しいです。しかも今回はサンタさんなのです。 登場人物のほとんどは大人の女性だから、直接ぶたぶたサンタからクリスマスプレゼントという物語ではありません。それでも優しく寄り添ってくれたり、すれ違ってしまった大切なひとからのプレゼントを届けてくれたり、素敵な日常を過ごすためのきっかけをくれるのです。 ぶたぶたさんはとても優しいけど、あくまでもきっかけをもたらす存在で、登場人物達はみんな自分自身で大切なものに気づいて前を向いています。 まさにサンタさんのような距離感で、一歩進む勇気をくれるのがぶたぶたさんらしくて素敵なのです。 ぶたぶたさんから優しさと癒しをもらって、前を向いて生きていかねば…。