夫のちんぽが入らない ゴトウユキコ こだま
略して「おとちん」
漫画よりも前に原作小説を読んでいたので、この夫婦が作中で別れることはないとわかっていながらも、やはり「さち子が慎さんに捨てられたらどうしよう」って読みながらずっと考えてしまいます。読んでると、笑っていいのか悪いのかわからないところがあるんですが、面白いと思ったら声出して笑っていいし悲しいと思ったら思いっきり泣いていい漫画だよな、と改めて思います。
個人的なNo.1爆笑ポイントは「高山病」のところです。
読んだ人はみな思うと思いますけど、ほんとうにゴトウユキコさんの作風と物語が合っています。慎さんのイメージとかもうそのままだなと。どう表現していいのかわからないですけど、ぬるっとじめっとした感じとか、ふとした瞬間の笑顔とか、シンプルでもないけど情報量も過多じゃない丁度いい感じが魅力的で非常に読みやすい。キツイ内容だと思って読むのを躊躇してる方にも、おすすめできる作品です。
小説を読んでいるときは、こだまさんってそう遠くない未来に死ぬんじゃないかと思ってたんですけど、新作も出版されてるし、よくTwitterしていますね。よかった。