九井諒子、初の長編連載。待望の電子化!ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!!襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ!冒険者よ!!
29歳のえいこさん。誰といっしょになるとか、どこで暮らしていくとか――そろそろ決めなきゃいけない問題も増えてきた。とはいえ、答えなんてすぐに出せない(出したくない!)わけでして……。ああでもない、こうでもない、と思い悩むえいこさんの厄介な日々を綴った『A子さんの恋人』、待望の刊行スタート! 注目作家・近藤聡乃が、初の長編連載のテーマに選んだのは“恋愛”! 恋人・友達・家族と絡まりあう29歳女子の日常描写は、連載開始から「リアル過ぎる」、「“あるある”の連続!」と話題騒然。そう、この漫画の中には、あなたも、あの子も、あいつもいるのです。
ハルタ
生きるとは? そして、殺すとは? 命をテーマに漫画描く、若きストーリーテラー・吉田真百合。衝撃の新連載スタート。■夏。和馬たち3年生にとって、最後の大会がはじまるーー! 『青武高校あおぞら弓道部』嵐田佐和子■ギャルと職人、ふたりの愛おしい日々を覗きにきてね! 好調第2回「クプルムの花嫁」namo ■翼獅子を解放したライオス達が、まさかの全滅の危機!? 最強の兎を倒して食えーー!『ダンジョン飯』九井諒子■食欲旺盛なヌードモデルと振り回される若手画家。噛み合わないふたりが人気です!「金曜日はアトリエで」浜田咲良【執筆陣】浅井海奈/嵐田佐和子/粟屋汐理/石田裕揮/犬童千絵/入江亜季/大上明久利/大武政夫/樫木祐人/かわもとまい/木原悠里子/九井諒子/黒川裕美/佐藤春美/佐野菜見/柴田康平/渋谷圭一郎/高橋那津子/高橋拡那/鶴淵けんじ/長蔵ヒロコ/長崎ライチ/なかま亜咲/中村哲也/namo/西公平/浜田咲良/原鮎美/森薫/八十八良/山田果苗/吉田真百合カバーイラスト&カバー・ストーリー:かまぼこRED裏表紙:赤井さしみ◎本書は『ハルタ 2020-JUNE volume 75』を電子配信用に再構築したものです。本文中に掲載されている情報、価格等は2020年6月現在のものです。内容につきましては変更される可能性があります。この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや検索、辞書の参照などの機能は使用できません。
とある山中、虎が捕らえた獲物……それは今やその姿を見かけることが殆どなくなった一匹の龍だった。龍の肉は至極の味、その血は全ての傷を癒やし、心臓を食べれば不老不死となると言われる。しかし、龍の未成熟な体つきを見て、虎は食べるのをやめてしまう。龍と虎、獲物と捕食者の関係。ふたりを繋ぎとめるのは、狩猟本能? それとも……。『少年の痕』で熱狂を呼んだ一七八ハチの新作は、ファンタジー異類旅譚!躍動感あふれる動物たちの姿をご堪能あれ。コミックス2巻は10月刊行予定!
ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。愉快で穏やかな、森の日常劇!
ディスカバー・ジャパンーーこれは、古き良き日本文化を取り戻すための物語。時は明治初頭。東京から蝦夷まで、地図なき道を旅したイギリス人がいた。その名はイザベラ・バード、冒険家。彼女の目的はただひとつ、滅びゆく日本古来の生活を記録に残すこと。通訳の伊藤鶴吉をひとり連れ、日本人すらも踏み入ったことのない奥地への旅が、今はじまる!漫画誌ハルタの実力派新人・佐々大河。初のコミックスは、日本の魅力を熱筆した旅物語!!
外見に自信がない少女・メイは、容姿端麗な叔父さんがうらやましい。でも、叔父さんにとってはメイが一番かわいらしいのです!仲良しふたりのあたたかな同居生活、第1巻。ひたむきに愛を描く新鋭・綿野マイコの初単行本です。
舞台は、1990年神戸市北区。アメリカの郊外をモデルに造られたニュータウン、オリゴン村。裕福な住民が暮らすこの町に、“ひとりの”少年が養子としてやってくる。少年の名は秘鳥(ひとり)。美しく聡明な少年・秘鳥に、園山夫婦は魅了されるが、秘鳥には、大きな秘密と恐るべき目的があった――。スタイリッシュな高校生を描いた『坂本ですが?』から約2年。佐野菜見が描くミステリアスな悪童の物語。
14世紀初頭、アルプス地方。イタリアへと通じるザンクト=ゴットハルト峠には、非情な番人が守る関所があった。難攻不落をもって知られるその場所を、人々はこう呼んだ。ヴォルフスムント―――『狼の口』と。圧倒的な作画によって再現される中世人の生活様式や、鎧甲冑、鎖帷子、武器、兵器の数々……。そして、圧政者に立ち向かう市井の人々の身を賭したドラマをダイナミックに描き上げる作劇!
類い稀なる美貌を仮面に隠した、オーロリア王国の女王陛下ビビアン。その素顔の秘密が国民に明かされぬまま、首都ミテラは猛獣の被害に脅かされていた。世界に何が起こっているのか…!?期待の新鋭・冨明仁(とみ・あきひと)が描く、戦闘と幻想のバトル・ファンタジカ!たくさんの出会いと別れが女王ビビアンを強く、美しく導いていく!!第1話「トゥーリの森」から第6話「ダンス・ウィズ・エッジ」に描き下ろしを加えて収録。
坂本ですが?
この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである――。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。漫画誌ハルタで熱い注目を浴びる人気連載がついに単行本化!端整な絵柄で本物の笑いを生み出す新鋭・佐野菜見のデビュー作。肩パッドを巡る熱いほとばしりを描く読切「肩幅ひろし」を特別収録!
フィンランド・ラップランド地方。吹雪と共にやってきた、謎の刺青青年“ジュン”を迎え入れたのは老紳士たちが営む小さなホテル“メッツァペウラ”だった。新鋭・福田星良が確かな画力で描く、美しくも厳しい大自然と、その中で生きる、温かい人々の物語をお楽しみください。
いわゆるゲーム世代の私ですから、ゲームの約束事にいちいち目くじらをたてたりすることはありません(アニメキャラの弓の構え方にはうるさいが)。とはいえ、長時間RPGをプレイしてハイになってくると、いろいろと野暮な疑問がでてきます。その中でも一番は、やはり「女戦士の鎧がなんであんなに露出度が高いのか」なのは間違いないとして、「あいつら一体何を食べていやがるのか?」もかなりランクが高い問ですね。何日も何日も草原を歩き、ダンジョンに潜る彼らは一体何を食べているのか(そのあたりを少しリアルにしたゲームをプレイすると、必然的に餓死が増えるのでとても陰惨な気持ちになります)。 そんな疑問に真正面から取り組んだのが『ダンジョン飯』。作者は「竜の学校は山の上」などファンタジーとリアルの心地よく融合した作品を数多くかかれている九井諒子。この『ダンジョン飯』も例外ではなく、良い塩梅にリアリティがあるのです。 ストーリーは、主人公・ライオスのパーティーがドラゴン相手に全滅しかかるところから始まります。間一髪で脱出魔法で逃げれたかとおもいきや、しかし、妹のファリンがみあたらない。どうやらドラゴンに丸呑みにされてしまったようです。この世界では死んでしまっても、死体があれば生き返ることはできるのですが、ドラゴンの胃の中で溶かされてしまっては難しいかもしれません。 消化が終るまでに助けに向かわなければいけないのですが、荷物は全て迷宮に置いて脱出してしまい一文無し。満足に食糧を買うこともできません。しかし、金策をしている間にも消化されてしまうかも…。 そんなジレンマを抜け出すライオスのアイデアが自給自足です。ダンジョンにモンスターがいるのなら、それを食べればいいじゃない。スライムだろうが、さまようよろいだろうが。 現実社会の我々でも「それはどうか」思いますが、この世界の住人にとってもモンスターを食べるというのは一般的ではありません。 しかし、妙に熱心なライオスに動かされるまま、キノコ型モンスターと大サソリを食べようとしますが、うまくいかない。そこに、モンスター食を実践してきたドワーフが現れ、現実的な料理法をライオスに教えくれるのですが…。 実際に調理シーンになると、完全にグルメマンガのノリです。サソリは切れ込みを入れると出汁が出やすい、キノコ型モンスターの足は特にうまい、スライムは天日干しにすると高級食材になる……そんな食材豆知識とともに、モンスターがおいしく調理されていくのです。第一話の料理は「大サソリと歩き茸の水炊き」。 ファンタジーの世界に寄り添ったリアリティが、雰囲気を壊すことなく新たな面白さを教えてくれる…そんな摩訶不思議なファンタジーグルメ漫画なのです。