家柄が重んじられる歌舞伎界において、名門の御曹司として生まれたにも関わらず、実力のない恭之助。歌舞伎とは無縁の家に生まれながら、実力のみで最底辺から成り上がろうとする一弥。正反対の2人の男が、なんの因果か同じ女の子・あやめに恋をしたのが物語の始まり。歌舞伎を愛するあやめに好かれたい恭之助は、コネなんかいらないから実力が欲しいと悔し涙を流す。あやめの目の前で主役を張りたい一弥は、名門の養子になろうと…?
異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛し、そして己の掟のために命を賭した天下一の傾奇者(かぶきもの)・前田慶次(まえだ・けいじ)の熱い生き様を描いた痛快歴史巨編。戦国時代末期、軍馬補充のため野性馬狩りをしていた滝川(たきがわ)軍は、恐るべき巨馬“悪魔の馬”の猛攻で狩りに失敗する。そこで滝川の軍団で傾奇者として知られる前田慶次が、悪魔の馬を殺すように命じられるのだが……!?
花の慶次―雲のかなたに―の感想 #推しを3行で推す
伝統ある女子高・黒髪学園に転入してきた歌舞伎の女形、藤井菊之助……!!スケベな問題児がどんなトラブルを起すのか!?学園ラブラブ・コメディ登場!!
江戸・吉原の遊郭「開花楼」の使用人・幾太郎は、売れっ妓花魁・芙蓉に見込まれて、歌舞伎役者・尾高永遠蔵が足の届く深さの池で溺れ死んだ謎の真相を探ることになる。吉原から出られない芙蓉の代わりに調査を進める幾太郎だが、芙蓉の人使いの荒さに苦労が絶えず…。幾太郎の最初の事件、「ひよっこ、篭鳥の歌を聽く」を収録!
3歳の時に両親が亡くなり、貧乏長屋の人たちに育てられた4歳の坊。芸の道で身を立てさせようと、大家は中村屋の座付きの唄うたい、中山小十郎の家に子守り兼小僧として預ける。やがて坊は天性の才能を発揮し、それを認めた小十郎の養子となり、名を市十郎に…。後の歌舞伎役者、中村仲蔵としての人生の始まりだった!!
才色兼備で自立した女性を目指す大友さよ子は、大学四年で人生の岐路に立つ微妙なお年頃。叔母の経営するお店で、撮影所にお弁当配達しに来たさよ子と出会ったのは、女形の歌舞伎役者だった!! ふとしたきっかけで雄太郎と付き合うことになったさよ子は、繊細な美貌ながらも心に芯のある彼に次第に魅かれていくが……。表題作「幸せはこんな形でやってくる」他、「世の中はそんなに甘くない!」など4編収録。
歌舞伎に魅了された高校一年生・来栖黒悟は、高校生活で「自分も歌舞伎を上演したい」という夢を持ち、親友のトンボと共に「歌舞伎部」を作るために奔走する。「万能鑑定士Q」の神江ちずが描く最新作が早くも登場!
歌舞伎の名家に生まれながら家業を継ごうともせず、夜遊びを繰り返している男子高校生の晶。そんなある日、体の中に誰か自分以外の「女」が存在することに気づいた。それは双子として生まれてくるはずだった千晶。晶の生活に徐々に浸透してきた千晶はやがて大きくなってゆく…。
幕末から明治時代に活躍した伝説の歌舞伎役者の魂が、女子高生の身体に降霊……!? 伝統と革新。継承と進化…。教え伝わる文化を守りつつ新しい表現を模索する現代歌舞伎。その世界でもがき苦しむ一人の若き役者・明(あきら)と、亡き父の思いを兄に実現してもらいたいと願い続ける妹・キヨ。その思いが、摩訶不思議な出来事を引き起こす。幕末から明治時代にかけて活躍した伝説の歌舞伎役者・五代目 市村宇左衛門の魂が、キヨの身体降霊! 役者として成長したいと苦悩する明と、自分の芸を後世に残したいと切望する五代目宇左衛門(見た目は女子高生)の、挑戦が始まる! 現代の歌舞伎界のリアルと描きつつ、ファンタジー要素も絶妙に加わった、今までにない歌舞伎マンガがここに誕生!
史実を脚色したお芝居のひとつ「俊寛」は、能や歌舞伎でよく上演されるもの。舞台は、平清盛率いる平氏全盛の平安時代。清盛への反乱を企てた僧侶・俊寛が仲間とともに流された先の島で起こった事件を描いたものです。特に歌舞伎では、俊寛が島の女性「千鳥」を都へ送るために、自分が身替わりとしてひとり島に残り、都へ向かう船を見送る。という悲壮感あふれるラストシーンが有名なお話。歌舞伎「俊寛」を何度も観る中で、著者は俊寛の壮絶な生き様に感動しつつも、「謎」があったという。その「謎」を出発点に、独自の解釈で「俊寛」の物語を描いた絵巻。味わい深いイラストとともに著者ならではの視点で描かれる物語に要注目!※電子書籍版「俊寛」は、著者が2016年1月に開催した展示会の絵巻を元に作成されたものです。<著者プロフィール>瓜谷 茜1985年 スペイン・サラマンカ生まれ。幼少期に東京へ移住。小学校1年生頃から地元の「絵画教室」に通い絵画に親しむ。中学3年の時に、歌舞伎の舞台を観て自分の感覚に「しっくり」きて以来、他の伝統文化含め観劇を続けている。この頃から歌舞伎や文楽をモチーフに制作を始める。2011年会社を退職後、EVAの名前でモデル活動を開始。ショーやスチールなどの仕事をする傍ら、イラスト作品をイベントや雑誌などに提供、個人制作を続けている。
少女マンガ好きでベターな展開にちょっと飽きてきた人に押したいマンガ。最後の方はBLマンガ!?みたいになってしまうのですけど、歌舞伎と少女マンガの融合としてはすごい楽しんで読める気がします。 盛り上がるところに歌舞伎のシーンを持ってきてあって、そのときの登場人物の心情とリンクしたりします。歌舞伎ってなかなかとっつきにくい気がしますが、確かに歌舞伎俳優を追っかける一定のファンもいるわけで。女形もやるわけだから美男も多いのかも…。全く興味なかったのに一回歌舞伎見に行ってみたいなという気持ちになってしまいます。昭和元禄落語心中の影響で落語も見に行ってみたいので両方おすすめしたい!