松井 今朝子(まつい けさこ、1953年9月28日 - )は、日本の脚本家、演出家、評論家、直木賞作家。
3歳の時に両親が亡くなり、貧乏長屋の人たちに育てられた4歳の坊。芸の道で身を立てさせようと、大家は中村屋の座付きの唄うたい、中山小十郎の家に子守り兼小僧として預ける。やがて坊は天性の才能を発揮し、それを認めた小十郎の養子となり、名を市十郎に…。後の歌舞伎役者、中村仲蔵としての人生の始まりだった!!
稲荷町から大看板へと成り上がった稀代の名優・中村仲蔵の波乱の人生、ここに幕開け!!両親の顔を知らない少年がやって来たのは、音と唄が溢れる芝居町。唄うたいの中山小十郎と、妻であり志賀山流家元である、おしゅんの元に引き取られた少年は、年端のいかぬうちから芸の世界で生きていくことに…。