ミスミソウ
三角草。 この花は、厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして小さな花が咲く。 廃校が決まっている田舎の中学に転校した春花。 最後の卒業生となるクラスで春花を待っていたのは、鬱屈した環境の中、静かに狂い始めたクラスメートによる凄惨なイジメだった――。
きんどーさん、トシちゃん、そうじにクマ先生やテディ・ボーイ・ギャング団!70年代の伝説のギャグ漫画が電子書籍でかえってきた!後のさまざまなマンガや文学や芸術にも影響を与えた衝撃をデジタルで体験!!巻末に未公開カラーイラストも収録!※この電子コミックスは「豪華版マカロニほうれん荘」を電子書籍として再編集したものです。
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】魔法少女とは、かわいくて強くて汚いことは考えず、この世界を救うことができる者! たとえ仲間が死んだとしても…。 空はハートで埋め尽くされ、その一つが割れた時、ある“思念”が放出され人々は正気を失う世界。大親友の心心(ここ)と泪(るい)だけは守りたいと、進路希望に魔法少女を選ぶ女子高生・燕。ある日、バスの中で“思念”を浴びた心心と燕だが…!? 魔法少女誕生の第1巻!!
リバイアサン
宇宙を彷徨う廃旅客船『リバイアサン号』――船に侵入した盗掘屋たちは、一冊の手帳を発見。そこには、乗客だった少年・イチノセが書いた、事故当時に起きた衝撃の事実が記されていて!? 生き残りを懸けたSFサバイバル群像劇、開幕!
打撃マン
結婚式場で働く伊達保・30歳。愛する妻と一人娘の三人家族。ある事件をきっかけに、ごく平凡なサラリーマンだった伊達の中に何かが芽生え始めた…。暴力への恐れ…それと表裏一体の強さへの憧れ…その衝動のままに事件の当事者を殴り倒してしまう。だしゃあと華麗なるパンチを繰り出す“打撃マン”が世の中の不条理に立ち向かう!!
守れ!しゅごまる
名家の令嬢・さなぎが正体不明の暗殺者「スカル」から狙われているとの情報が! ボディーガードとしてやってきた守護丸は、いきなり手榴弾でハチを駆除!? ハチャメチャなボディーガードに守られる、さなぎの運命は!?
レモンエロウ
日本からAVが消えた‥‥。エロの復活を信じ、勃ちあがる男達の闘いが始まる‥‥!! 20XX年に施行された「アダルトコンテンツ取締法」により、日本ではAVの所持・使用・販売が禁止されてしまった‥‥。そんな日本で、エロを取り戻すべく抵抗を続ける男達がいた。その名は稲井と田中‥‥!! 笑いあり、涙あり、エロちょっとだけありの近未来SF開幕!! ハタチの新人初連載デビュー作、初単行本作品!!
鉄人マコちゃん
見た目は美少女。中身は最強サイボーグ!! 2×世紀では高齢者医療の一環で開発された「生体サイボーグ化」を悪用したギャング達が蔓延っていた。冴えない青年ロウの前に現れた美少女マコは違法改造された子供サイボーグで元ギャング。追われるマコをロウはどうにも放っておけず…美少女×アホ×最強。ボケとツッコミが冴え渡るS(少し)F(ふざけた)バディアクションコメディ!
愛と呪い
物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き合うしかなかった地方の町で、少女はどう生き延びたのか。『ぼくらのへんたい』の著者が綴る、半自伝的90年代クロニクル。
ものを持たない暮らしを目指していた現代のミニマリスト山上が質素な奈良時代へタイムスリップし……大喜び! そこでばったり出会った欲深い奈良の役人・小野老。気は合うけど、話が致命的にかみあわない! そんな2人が思いつきによって歴史を変えてしまう? うっかり系異文化バディコメディ!
突如として大洪水に襲われ、あらゆる文明は水没。その後、氷河期を迎えて滅びかけた世界――。生き残った少数の人類は、自給自足の生活を強いられている。ダメ人間のユキは、リッカという少女と同居しているが、病弱なリッカはやせ細っていくばかり。彼女に1日3食おいしいものを食べさせてあげたい……クズだけど、ダメだけど、イヤだけど、大事な君のために働かなくては。滅亡寸前の世界で、少女のためにダメ人間が踏ん張る!
故郷・青森を後にして巨匠ちばてつや先生に弟子入りした田中(たなか)少年(川三番地)! そこには想像を越えた驚きと感動の日々があった……!! 元ちばプロの川三番地先生が、アシスタント時代の実体験をもとに熱く描き下ろす素晴らしき「漫画」の世界!
ずっと読むのを躊躇っていた作品。 壮絶ないじめの果てに、家族を焼き殺された主人公・春花が復讐を決意するストーリー。 あらすじだけ読んでも、つらい。 復讐を果たしたところで幸せになる未来なんか最初から見えていない。 学校だけが全てじゃない、逃げてもいいなんて言葉は逃げる選択肢を持っている強者のエゴかもしれない。逃げきれなかった春花も、逃げることすら知らなかった流美も、追い詰められて殺すしかなかった、是か非かではなく是が非でもやるしかなかった絶望の深さは想像を絶する。 復讐は善か悪か?是か非か?最後まで読んだところで結局結論を出すことはできなかった。 春花が救われるようなラストが訪れてくれと願いながらも、いじめっ子達がひとりひとり消えていくのをどこか清々しい気持ちで見てしまう。 漫画だから、虚構だから、なんて言い訳になるのだろうか。 最後まで誰も救われません。もちろん、読んだ貴方も。