作者が『週刊少年ジャンプ』に連載した大ヒット作を雑誌発表当時の扉も含めて完全再現し、新編集で復刻。主人公のひばりくんは女の子の容姿ながらじつは男の子という設定で、80年代という時代の空気を有名人や人気アイテムなどのポップカルチャーを通して表現。どこまでも軽やかに切りとってみせた時代感覚はいまも新鮮さを失っていません。江口ギャグのエッセンスが横溢する大傑作。
にれこスケッチ
鴨居まさね最新作!!! 28歳、恋も就職も見込みゼロ。職人修業はじめます! “にれこ”は、傘職人・清田(きよた)くんの工房でアルバイト3年目。しかし、20年来片思いの清田くんは既婚者だし、就職を狙うも「社員にはしない」と宣言されるしで、恋も仕事も先は見えない。そんな中、実家であるブラシ屋の跡継ぎに指名されたにれこは――? 「ブラシ屋なんて…地味すぎる!」三姉妹の末っ子・にれこのブラシ職人修業の日々
19世紀フランス――パリ。『月から来たような』少女・セリーヌは、自分が何をしたいのかもわからない14歳。“先生”の教えだけを頼りに上京したパリで、偶然出会った老紳士から”職業を体験する職業”を勧められ・・・・・・?19世紀パリ風俗を美しく描写する少女職業探訪記、ここに開演――。
高校1年生・瀬野湊。新学期早々に担任の教師から頼まれたのは、となりの席でいつも寝ている猫実さんのこと。超人見知り&引っ込み思案な性格な瀬野…。会話どころか顔すら見たことがない猫実さんを勇気を出して起こそうとしたら、急に彼女から抱きつかれて――!? 友達未満なふたりが紡ぐ、無自覚ラブコメ開幕♪ ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
ハヴィラ戦記
奄美群島にて発見された小さな人型の生き物・蝶人(ハヴィラッチュ)。 絶滅を防ぐために人間によって保護され、交配するつがいを決められている。蝶人の青年・忍野は、つがいであるマイに想いを寄せるが、二人の関係は進まずにいた。そんなある日、マイの本当の気持ちを知ることになる忍野だが…。
ケッペキゲーマー
電脳空間なら、全ての者は対等だ!! 現実がどんなに過酷でも電脳空間ならどこまでも跳べる!! 極度の潔癖症のため、ずっとひきこもりだった少年は、ある日一人の少女と出会う。「ゲームでもする?」 彼女の一言とeスポーツの世界が、少年の運命を大きく変える――!
どげせん
土下座。それは、命への執着の究極形態、 命恋(いのちごい)である。 ヤクザに追われる女がいた。訳ありの女を助けたのは、1人の中年男。女を助けるために男のとった行動、それは…土下座だった。交差点のど真ん中で、何台もの車が行き交う中、土下座をしたまま男はヤクザに言う。
事務員視点の「シャニマス」新解釈、開幕! 「283プロダクション」 個性豊かなアイドルたちが集まる、小さいながら賑やかな「家」のような事務所。電話対応、書類作成、経費精算などなど…… 「プロデュース」とは別のお仕事で、輝くアイドルたちを支えているのが事務員さんです。283プロの事務員・七草はづき。事務員として、娘として、そして姉として積み重なった日々と想いが、アイドルを“輝かせる”明かりとなる―― 事務員視点で綴る、新たな「アイドルマスター シャイニーカラーズ」! ステージ上では見られない、アイドル達の素顔。そんな彼女たちが抱く、等身大の悩みに寄り添う日々が描かれる、はじまりの第1巻。
物語の主人公・キーチは、きかん坊で何があっても泣かない異色の幼稚園児。両親、先生、友達……多くの人に愛されてきたキーチ。しかし、親子三人で出かけたある日、キーチの目の前で両親が通り魔に襲われてしまう。たった4歳にして、尊敬するパパと大好きなママを失ったキーチ。両親の死を乗り越えるため、もがき苦しむが――「両親と会いたい」という希望が「両親に会えない」という絶望に変わる時、キーチは……!?
超絶文学少年(小4)、しずかに爆誕! 尾崎世界観さんも激賛! 半径5メートルの世界が輝く、ハートフル文学“愛”コメディ発進! 読書を愛する小学4年生・加藤剣(通称ミミズクくん)。過剰に本好きな祖父のスパルタ指導のもと、古今の名作文学と出会い、文学の力を借りて小さく大きな日々の困難を乗り越えてゆく。第1集には『燃えよ剣』(司馬遼太郎)、『星の王子さま』(サン・テグジュペリ)、『蝉しぐれ』(藤沢周平)、『ムーミン谷の彗星』(トーベ・ヤンソン 訳:下村隆一)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ)、『三国志』(吉川英治)、『父の詫び状』(向田邦子)が登場! 笑える家族愛あり、淡い恋あり、クラス内ヒエラルキー問題あり、人と人が親友になる瞬間のきらめきもあり―― あの頃の「わたし」を思い出すどこかノスタルジックな味わいと、いま現実を生きる大人の「わたし」の背中を押してくれるエピソードがいっぱい。名台詞、名言好きの方にもおすすめです!
8歳で、乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王プライドに転生していたと気づいた私。攻略対象者と戦うラスボスだから戦闘力は高いし、悪知恵働く優秀な頭脳に女王制の国の第一王女としての権力もあって最強。周囲を不幸にして、待ち受けるのは破滅の未来! ……って、私死んだ方が良くない? こうなったら、攻略対象の悲劇を防ぎ、権威やチート能力を駆使して皆を救います!
ひばりくんは身体的には男性で女性として生活しているのだが、悩むでもなく性差別を是正しようとするでもなく、ただただそうすることが当たり前であるように振る舞うところがいい。「変態」だの何だの言うのは周りだけで、今の目にはそっちが異常に映るほど。 同性を好きになることの何が駄目なのか。異性の格好をするのに問題はあるのか。作者はギャグとして描き、時に差別的な突っ込みを入れているが、根源的にはそういった疑問を持っているのだろう。 同性愛自体は紀元前からある訳だし、進んでるとか遅れてるとかいうのはあんまり意味がない。ただ、1980年代の日本てこんな感じの意識だったんだなというのはよく分かる(「外人」は良くない「外国人」と言うべきみたいな描写はあったりする)。 最終回がこんな途切れ方(コンプリート・エディションで加筆されてはいるものの)なのも逆に良くて、時代が違えばもっと違う展開がありえたかも知れないという可能性についても考えさせてくれる。