電脳空間なら、全ての者は対等だ!! 現実がどんなに過酷でも電脳空間ならどこまでも跳べる!! 極度の潔癖症のため、ずっとひきこもりだった少年は、ある日一人の少女と出会う。「ゲームでもする?」 彼女の一言とeスポーツの世界が、少年の運命を大きく変える――!
【第4回ヤングスペリオール新人賞 審査員賞受賞作】天才化学者の光太郎。愛する息子の成長(と性徴)を心配するあまり、若返り薬を使用して息子と同級生に。副作用で女体化したのもなんのその、正しい性教育を叩き込む!(ビッグコミックスペリオール2020年9号電子版)
極度の潔癖で部屋から出られない公正。冒頭の蜘蛛の巣に蝉が引っ掛かり動けない描写がリンクしていてわかりやすい。カウンセラーの足立は障害があっても明るい様子。対局な二人はどのような展開で進んでいくのか気になります。
本作の主人公は極度の潔癖症で5年に渡り引きこもりを続けている黒田公正。 部屋から外に出られないために自分の存在を肯定することができず、そのせいで余計に外に出づらくなっているという悪循環に陥っているような状態で、彼の本棚には「強迫性障害」についての本が並んでいます。 ある日、そんな彼の家にカウンセラーがやってくるのですが、そのカウンセラー・足立は車椅子の少女だったことに黒田は驚きます。 この作品はそんな足立とのカウンセリングの中でゲームを薦められたことをきっかけに黒田が"eスポーツの世界"へと足を踏み入れていく物語です 最近にわかに増え始めている"eスポーツ"をテーマにした作品なのですが、第三者から見える世界と極度の潔癖症である黒田に見えている世界、そして"ゲームの中の世界"が全く異なる描かれ方をしていて、マンガの表現として異質な雰囲気を帯びている作品です。 さらに 、強迫性障害の描写や足立の"普通とは違う"ゲームのプレイの様子など インパクトのある描写が多く見られるのですが、それ以上に、自身の現状をなんとか変えようとする黒田がeスポーツにのめり込んでいく、その過程に強烈な熱量を秘めています。 障害というものを扱っている作品ではあるのですが、それを感じさせないほど 物語にのめり込ませてしまうエネルギーを持っている作品です。 1巻まで読了
極度の潔癖で部屋から出られない公正。冒頭の蜘蛛の巣に蝉が引っ掛かり動けない描写がリンクしていてわかりやすい。カウンセラーの足立は障害があっても明るい様子。対局な二人はどのような展開で進んでいくのか気になります。