あらすじ

逆転してゆく「夢」と「現実」。冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もう一つの2人の物語――。「現実」にとって変わろうとする「夢」だったはずの世界。戸川は、自分が大学生になった世界で、松笛と出会う。もう一つの世界で、もう一つの「戸川と松笛」の奇妙なキャンパスライフが始まった。
ディスコミュニケーション 1巻

ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。ある日突然に南高校二年生・戸川安里香(とがわありか)は同級生の松笛篁臣(まつぶえたかおみ)を好きになり告白。二人は付き合うようになるが松笛は戸川に奇妙な注文をしてくる。戸川はそんな不思議な松笛の注文を受け入れつつ、なぜ自分は彼を好きになったのかその答えを探そうとする……。「どうして人は誰かを好きになるのか」――永遠のテーマの答えを、二人は導き出せるか?

ディスコミュニケーション 2巻

ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。学校をサボって来なかった松笛の家を訪ねた戸川。奇怪なモノに溢れた松笛の部屋で戸川は、「絶対に開けてはいけない」と松笛に忠告された扉を開けてしまう。そこにあったのはただの鏡だったが、戸川は、そこに映った自身の姿に違和感を覚える……。

ディスコミュニケーション 3巻

ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。それはなんでもない、いつもの風景から起こった。ふとしたきっかけで松笛とキスをしてしまった戸川。次第に体調の変化を感じる戸川は、卵を産んでしまうのだった!一方、学園では奇妙な事件が起こっていた……。『ディスコミュニケーション・冥界編』開幕――!

ディスコミュニケーション(4)

松笛を狙ってやってきたという謎の二人組に戸川は囚われ、松笛もまた、戦いの末に“冥界”と言われる世界に落とされてしまう。死の世界である冥界の中心まで落ちた魂は、消滅してしまうという……。死の世界であるとともに、誕生前の世界でもある冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もうひとつの2人の物語――『ディスコミュニケーション・冥界編』。ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。

ディスコミュニケーション(5)

逆転してゆく「夢」と「現実」。冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もう一つの2人の物語――。「現実」にとって変わろうとする「夢」だったはずの世界。戸川は、自分が大学生になった世界で、松笛と出会う。もう一つの世界で、もう一つの「戸川と松笛」の奇妙なキャンパスライフが始まった。

ディスコミュニケーション(6)

ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。これは、冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もうひとつの二人の物語……。“大学生の松笛”の前に現れる戸川の“影”。“大学生の松笛”の苦悩、そして決断――。ディスコミュニケーション『冥界編』、クライマックスは近い!「誰もが自分という夢を見ているだけなのかもしれない。でもたとえ夢でも、自分という夢を中断することは、できない」

ディスコミュニケーション(7)

ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。これは、冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もうひとつの二人の物語……。二人の松笛の前に、やはり同じ松笛の姿で現れた“冥界の主”。覚醒した“大学生の戸川”は、“冥界の主”と対峙する!「どんなに手を伸ばしても、求める答えは手に入らない……」「それでもわたしたちは、あきらめることはできないわ」

ディスコミュニケーション(8)

わたしはどうしてまつぶえくんをすきになったんだろう――?“あの夢”から5年。これは、「大学生の戸川」と「大学生の松笛」の進んだ未来の姿。冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もうひとつの2人の物語……。ディスコミュニケーション『冥界編』、完結!そして、続く盛大なお祭り騒ぎ『学園編』へのプロローグ……。ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信。

ディスコミュニケーション(9)

朝だ!!頭にニワトリをのせ、首にフロシキを巻き、怪しげな笛を吹きながら、松笛が登校して来る!!ふつうの学校だったら変態扱いされても仕方のない姿だが……でもだいじょうぶ!!なぜなら――この学校の生徒はみんな“変態”だからだ!!(良く言えば“個性的”……)松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。

ディスコミュニケーション(10)

松笛と戸川を訪ねてやってきた少女・鵜崎水佳(うざきみか)。彼女の胸には、ある日、下駄箱の中に入れてあったという奇怪なブラジャー。まるで誰かの手で包まれているかのようにピッタリだったそのブラを付け始めてから起きる奇妙な出来事……。水佳は、松笛と戸川にブラの送り主の捜索を依頼するのだった――。松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。

ディスコミュニケーション(11)

「あの時、わたしたちはキスをしたせいで“天使”に殺されて大人になったんだ……」松笛と戸川が出会った少女・黄村美記(きむらみのり)は、性の対象として意識しあう男女に嫌悪感を抱く潔癖症候群だった。避けては通れない男女の心の成長。そこにある恍惚と不安と、喪失の哀しみ……。成長松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。

ディスコミュニケーション(12)

何の変哲も無い、戸川の一日。たった一つだけ違うことといえば、クローゼットの中から松笛が観察しているということ!?「おれはふだんの戸川の姿が見たいから、おれの事は存在しないものと思って、いつもどおりに過ごしてくれ!」と言う松笛の不可思議なリクエストに戸川は応える事にしたのだが……?ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!

ディスコミュニケーション(13)

「一ヵ月間留守にします」と急にどこかへ行ってしまった松笛。その一ヵ月後の雪が降った朝、戸川は、昔の彼氏・香坂彰治(こうさかしょうじ)の姉を名乗る女の子に出会うのだった。彼女は、戸川が香坂に書いた手紙や香坂が戸川を撮った写真を頼まれて返しにきたのだという……。ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!