あらすじ「あの時、わたしたちはキスをしたせいで“天使”に殺されて大人になったんだ……」松笛と戸川が出会った少女・黄村美記(きむらみのり)は、性の対象として意識しあう男女に嫌悪感を抱く潔癖症候群だった。避けては通れない男女の心の成長。そこにある恍惚と不安と、喪失の哀しみ……。成長松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。
恋ならもう知っているけれど、ほんとうの愛はいまだ知らないでいる。 愛とは何よりも過酷なものである。その愛の過酷さを描いて、このマンガの右に出るものは未だ存在しないのではないか。 作者は何故タイトルを『ディスコミュニケーション』にしたのか自分でもよく分かっていないらしいが、愛という事と相互不理解という事とは切っても切り離すことのできない二律背反の関係にあるのではないだろうか。 そのために戸川さんと松笛くんはどこまでもどこまでも真実を探しにゆく、その行く道のなんと瑞々しいこと......。