あらすじ何の変哲も無い、戸川の一日。たった一つだけ違うことといえば、クローゼットの中から松笛が観察しているということ!?「おれはふだんの戸川の姿が見たいから、おれの事は存在しないものと思って、いつもどおりに過ごしてくれ!」と言う松笛の不可思議なリクエストに戸川は応える事にしたのだが……?ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!
恋ならもう知っているけれど、ほんとうの愛はいまだ知らないでいる。 愛とは何よりも過酷なものである。その愛の過酷さを描いて、このマンガの右に出るものは未だ存在しないのではないか。 作者は何故タイトルを『ディスコミュニケーション』にしたのか自分でもよく分かっていないらしいが、愛という事と相互不理解という事とは切っても切り離すことのできない二律背反の関係にあるのではないだろうか。 そのために戸川さんと松笛くんはどこまでもどこまでも真実を探しにゆく、その行く道のなんと瑞々しいこと......。