あらすじ松笛と戸川を訪ねてやってきた少女・鵜崎水佳(うざきみか)。彼女の胸には、ある日、下駄箱の中に入れてあったという奇怪なブラジャー。まるで誰かの手で包まれているかのようにピッタリだったそのブラを付け始めてから起きる奇妙な出来事……。水佳は、松笛と戸川にブラの送り主の捜索を依頼するのだった――。松笛と戸川発、摩訶不思議恋愛通信!!ワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。
恋ならもう知っているけれど、ほんとうの愛はいまだ知らないでいる。 愛とは何よりも過酷なものである。その愛の過酷さを描いて、このマンガの右に出るものは未だ存在しないのではないか。 作者は何故タイトルを『ディスコミュニケーション』にしたのか自分でもよく分かっていないらしいが、愛という事と相互不理解という事とは切っても切り離すことのできない二律背反の関係にあるのではないだろうか。 そのために戸川さんと松笛くんはどこまでもどこまでも真実を探しにゆく、その行く道のなんと瑞々しいこと......。