あらすじワカラナイカラ好キニナル好キニナルカラワカラナイ――。これは、冥界に落ちた戸川と松笛が見る、もうひとつの二人の物語……。“大学生の松笛”の前に現れる戸川の“影”。“大学生の松笛”の苦悩、そして決断――。ディスコミュニケーション『冥界編』、クライマックスは近い!「誰もが自分という夢を見ているだけなのかもしれない。でもたとえ夢でも、自分という夢を中断することは、できない」
恋ならもう知っているけれど、ほんとうの愛はいまだ知らないでいる。 愛とは何よりも過酷なものである。その愛の過酷さを描いて、このマンガの右に出るものは未だ存在しないのではないか。 作者は何故タイトルを『ディスコミュニケーション』にしたのか自分でもよく分かっていないらしいが、愛という事と相互不理解という事とは切っても切り離すことのできない二律背反の関係にあるのではないだろうか。 そのために戸川さんと松笛くんはどこまでもどこまでも真実を探しにゆく、その行く道のなんと瑞々しいこと......。