3.0
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なるせゆうせいさん原作のストーリーを6人の漫画家さんたちが描いた読切短編集。‥だったと、読み直して知った。
「東京無印女子物語」は、「東京を舞台!」もしくは「上京!」という印象のストーリーが多いが、話によっては東京感を全面に押し出しているわけではない。
買った当時は上京当初を思い出しながら読んだり、昔読んだ「ザ マーガレット」はこんな感じに恋愛マンガがたくさん載ってたよなぁと思うくらいだった。
久々に読み直してみたら、ストーリーからあふれ出る若さにダメージを受けたのだろうか。
若者による清々しいほどのハッピーエンドの連続に疲れてしまい、最後のストーリーでなんとか持ち直せた状態。
もうキャラクターたちに心を寄り添えるほど、若くないらしい。
最後のストーリーだけ他と様子が違ったのは、最後ならではのハッチャケなのだろうか。
人生そううまくはいかないよね、という感じが逆に良かった。
いろいろな漫画家さんによるお話を一冊で読むことができて、少しオトクな感じのするアンソロジー単行本。